千葉がアウェーで、ヴェルディがホームという日程だったので、
久しぶりにヴェルディのホームゲームに行ってきた
これで本当の意味で、1都3県のホームゲームを周ったことになる
スタジアム紹介は、別記事に譲るとする
ヴェルディは、5月に駒沢の千葉戦を観て以来の2回目、
岡山は3月にフクアリで千葉戦を観たような?観てないような?
どちらも記憶にはあまり残っていない
一応、ヴェルディのホームタウンに住んでいるので、
その応援と上位のサッカーを楽しみにしていた
勝手な裏テーマとして、注目していた選手もいる
ひょんなことから、ヴェルディからメルマガを送られているのだが、
スタメンをチェックしてると、出場し続けているし、
年代別代表で評判がいいことも知っているので、勝手に注目していた
無事?スタメンに名を連ねていた
東京は1-4-3-3でスタートし、
岡山は1-3-4-2-1でスタートした
青を東京、赤を岡山として、両チームのフォーメーションを重ねる
あまり噛み合う部分が少なく、
誰が誰を見ているか?分かりにくい
攻守でそれは入れ替わるし、
お互いゾーンで守るので、担当のゾーンに誰が入るか?で変化していた
なので90分観てきた結果として、
簡単に数合わせをすると、
東京から見て、
最終ラインが4対3なので、+1
ボランチが空いているので、+1
トップが1対3なので、-2
岡山は5バックで守るので、
3対5で、-2の方が分かりやすいかもしれない
東京は、毎試合スタメンだけチェックしているが、
普段は1-4-4-2だと思っていたので、
この試合に向けて、準備していた
1-4-4-2だと相手のブロックに入る人数は4人であることが多いが、
1-4-3-3にすると、前の人数が一人増える
(3トップ+2インサイドハーフ)
相手の5バックに対して、人数をかけて崩そうという狙いに見えた
試合を通して観ると、
東京がボールを持って、岡山がカウンターという流れだった
前半に加地のスーパーなフィードで、カウンターを仕掛けた岡山が、
矢島のミドルシュートで先制した
後半開始直後にCKからオウンゴールを誘って、
東京が同点に追いつく
後は、お互いやりたいことをやってゴールを目指したけど、
最後の精度を欠いて、ドローで決着した
東京はサイドでポイントが出来ていた
1-3-4-2-1を採用する多くのチームは、
守る時はシャドーの選手がサイドに帰って1-5-4-1となる
しかし岡山は、それをしなかったので、
東京のSBの所で、ボールが落ち着く
ボールが入ってから、岡山のWBが出て、プレスをかけ、
後ろが一つずつスライドする感じだった
サイドにポイントができるということは、
中央は厳しいことになる
東京はCB+ボランチの3人で、ゲームを作りたかったと思うが、
岡山も前に3人残しているので、自由に組み立てることができなかった
これは意図していたことなのか?そうなってしまったのか?
富樫さんじゃないと分からない
後ろが窮屈なので、
インサイドハーフのコウチーニョと中後が帰ってくることが多かった
それを岡山のボランチは許して、
自分たちのバイタルを閉じることを意識してたように感じた
ボールは持たれるけど、大事なところは対応する感覚だった
本当にざっくりした言い方をすると、
東京の前の5人を、5バックで見て、
ボランチは余ってバイタルをケアしていた
そのため東京の選手が、自由にバイタルで前を向くシーンは、
ボール支配率ほど多くなかったと思う
その意味では、岡山の術中にハマっていた感もある
東京がストロングになっていたのは、
左WGに入っていたピニェイロのスピードだった
前述のように、東京のSBにボールが入ると、
岡山はWBが前に出て、スライドする
そのためWGのピニェイロを見るのは、
岡山のCBの選手になる
またWBが空けたスペースもあるので、
そこをスピードで使われたシーンが多かった
このパターンで、アタッキングサードに入ることが多かったが、
そこからの強さ、工夫が感じられなかった
もう少し強引にドリブルした方が、相手も怖いかな?と感じた
外国人選手ということもあって、期待してしまう部分もあるが、
もう少しできるかな?という印象だった
3トップの残りの所で効果的な攻撃が少なかった
カウンターの応酬になって、前を向けるシーンはあったが、
自分たちのボールになった時に、ポイントになれなかった
マッチアップで考えると、
岡山のセンターにいた岩政は流石のクオリティーだった
鹿島で観てきたような圧倒的な存在感は薄れた感もあるけど、
対人の強さ、駆け引きの上手さは、健在だった
特にハイボールへの強さは、まだまだ素晴らしかった
東京としては、サイドで一時的に数的優位が作れるので、
そこを活用できると、バリエーションが広がったと思う
SBの2人は、かなりスプリントしていたので、
積極的に使ってあげることも必要だと思う
後はアタッキングサードの精度の問題になるかな?
チャンスはあったので、
どこかで決められれば…という感じだった
スタッツによれば、24本もシュートを打っているので、
もう1点という思いは強い
ここを上げていければ(運がついてくれば)、
まだまだ結果を残せると思う
今後の観戦計画では、観る機会が増えるので、
チームの進化を楽しみにしたい
岡山がボールを持つと、
WBが高い位置をとることが多かった
浦和や広島ほどではないが、大胆に前に出ていた印象だった
そうすることで東京のWGを押し下げる狙いだったと思う
しかし東京は、WGを下げるよりは、
ボールから遠いサイドのWBを捨てて、スライドしたように観えた
空いたサイドにボールを運べれば、面白かったが、
そういうシーンは皆無に等しかった
1トップ+2シャドーでバイタルを狙うことを優先していた
効果的にできていた部分もあると思う
特にCBの田村のところは厳しかった
そんなにフィジカルに優れていないので、
アバウトなボールでも完勝が難しかった
それでも周りのフォローもあって、
自由にポゼッションされる時間は少なかった
東京が前に人数をかけたので、カウンターのリスクは高くなる
実際、岡山はその形でチャンスを作り、ゴールを奪った
得点シーンは、加地のフィードが素晴らしかった
サイドでやや窮屈になったので、
同サイドの前にアバウトなボールを入れるかと観ていたが、
逆サイドのトップにパスを入れた
そこで局面が変わって、効果的なカウンターになった
ボール扱いは、さすが元ガンバという感じだった
シュートを打った矢島のタイミングも素晴らしく、
GKが準備しきる前に打ったように観えた
もう1本バーに当てたシーンもあったので、
それが決まれば、ヒーローだった
効果的なポゼッションができなかったので、
カウンターで獲れてればというのが感想だった
注目していた三竿は、やや消化不良だった
19歳とは思えない落ち着きぶりは素晴らしかった
1ボランチでの起用は、あまりないのかな?
スペースを消そうと意識していたのが伝わったし、
攻撃を組み立てようという意識も伝わった
ただそれを意識し過ぎた感がある
バイタルを気にしていたが、ボールに行かないので、
脇を狙われるシーンが多かった
1ボランチとは言っても、
積極的にボールに行って、奪い切るプレーの方が良かった
ボール奪取能力で勝負するタイプではないかもしれないが、
もっとチャレンジしていいと思う
攻撃では、ボールテクニックに優れていて、
ミスらしいミスは、かなり少なかった
ただ安全なパスを選び過ぎていた感もある
岡山がダブルボランチでバイタルをケアしていたし、
ゲームの組み立ての所で、時間がなかったのもある
それでも横パスが多かった
サイドチェンジと言えば聞こえはいいが、
岡山は5バックなので、ほとんどスライドしない
効果的なサイドチェンジは少なかった
それだけに縦パスの入れられると、
もっとゲームの組み立てが楽になると思う
19歳の選手につける注文ではないかもしれないが、
色んなことができる選手に観えたので、
進化が楽しみになった
かなりレベルの高い選手なので、
次の観戦機会でも注目したい
今後、東京はMAXで3試合の観戦が待っているので、
プレーオフ戦線で、テンションの高い試合を観たい
yas-miki
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