前節の愛媛戦は、別趣味で参戦せず、
風邪ひきにより、録画も観ずに福岡戦になってしまった
10日は、味スタで岡山@東京Vを観ていたので、
録画での観戦になった
テレビを観て思うのは、とても観にくいということ
自分の観たい所って、
テレビには映ってないんだなと痛感した
解説の方の言葉を信じて、
どういうシステムか?把握できる感じだった
やっぱりスタジアム観戦の方が楽しいなと思った
千葉は、大宮戦とNACK5で観て以来、
福岡は、6月に千葉戦と観て以来の3回目になる
福岡は自動昇格、千葉はプレーオフと、目標がはっきりしているので、
堅い試合になった
千葉は、1-3-3-2-2でスタートし、
福岡は、フラットな1-4-4-2でスタートした
両チームともに、前回観たのと違うフォーメーションだった
千葉は4バック、福岡は3バックだったので、
それが入れ替わった形だ
赤を千葉、青を福岡として、両チームのフォーメーションを重ねる
簡単な数合わせをすると、千葉から見て、
最終ラインが3対2なので、+1
ボランチが空いているので、+1
福岡のSBが空いているので、-2
後ろで数的優位を作る代わりに、
サイドで数的不利になる組み合わせだ
この1-3-3-2-2というのは、珍しいフォーメーションで、
三浦さん時代の東京Vで観て以来になる
その時は、ポゼッション型のシステムだったが、
この日の千葉は、堅守速攻型のシステムだった
試合を通じて観れば、千葉にも決定機があったので、
どこかで決めきれれば、違った形になっただろう
特に前半に、いい形が出来ていたので、
先制できていればな…という印象だった
そこの精度の差は、大宮戦でも痛感したので、
アタッキングサードで何ができるか?は、
千葉の大きなテーマになっている
この日はそれができなかったので、0ポイントになっていしまった
それが出来てれば、こんな順位にいないのも事実だが…
解説の戸田さんが指摘していたように、
千葉は、後ろで数的優位を作り、
ウェリントンの高さのセカンドを拾うようにしていた
福岡のボランチの押し上げがあるものの、
ウェリントンが競った後には、
千葉は3人(2CB+ボランチ)が周りにいる
4バックだと、ダブルボランチの2人だけなので、
そこに人数を割いた形だ
福岡は、ボールを持ったら、早く縦に入れる攻撃なので、
それに対応したい意図だった
その狙いはハマっていたか?微妙なところだ
結局、ウェリントンの落としを拾われて失点したので、
福岡にやりたいことをやられた
失点シーンは、ウェリントンへのロングボールを競ったのは、
WBの田中になってしまい、簡単にボールを落とされ、
鈴木の上がりを警戒し切れなかった
千葉はCBがウェリントンと競りたい意図だったので、
それができなかったシーンだった
ただそれ以外は、上手くできていた時間も長い
1回の失敗で、ダメ烙印を押すのも厳しすぎるかな?
よくやったという印象だった
またWBには、SBが本職の選手を置くのではなく、
SHができる選手を置いているのも興味深い
福岡のSHと対峙するので、守備はキツい所もあるが、
福岡は縦に早い攻撃をするので、
サイドで1対1というシーンは少ないという読みだろう
また3バックなので、サイドの攻撃は1人で担うことになるので、
攻撃力のある選手を配置したい考えもあるだろう
そういう狙いで、走力のある田中、水野を起用したのも面白い
序盤は前から圧力をかけ、ボールも高い位置に運べていたので、
かなり上手くいっている印象だった
ただ1-3-3-2-2とうフォーメーションの構造上、
相手のSBへの寄せは遅くなる
千葉のWBは、福岡のSHをケアするので、
最終ラインに吸収される
そのため中盤に残っているのは、
ボランチとインサイドハーフの3人になる
その3人でピッチの横幅をカバーするのは、
かなり厳しい仕事になる
どうしても相手のSBの所へのプレスは遅くなる
これはダイヤモンドの1-4-4-2を採用しているFC東京で
散々書いてきている
FC東京は、運動量の多い米本、羽生をインサイドハーフに置くことで、
彼らがスプリントしてカバーしている
それを千葉に求めるのも、キツいかな?と思う
特にパウリーニョにサイドの守備をさせるのは、
ややもったいない
福岡は縦に早いサッカーだったので、
そこを使われる時間は少なかった
今後このシステムを続けていくなら、
相手のSBへの対応というのは、鍵になる
攻撃は、後ろを4人(3CB+ボランチ)で、ゲームを作り、
WBを高い位置に上げるシステムだった
なかなか攻撃的だが、福岡は前に2人なので、
余裕を持って回せていた
特にダイヤモンドを作って、ボールを回していたので、
福岡からすると、ボールを追いにくい形になった
福岡は、1-4-4-2のブロックを作って、後ろで待ち構えていた
後ろでゲームを作って、サイドにボールを運び、
早めにクロスを入れる狙いがあったように観えた
ただ前線に高さがないので、1回決定機が来たくらいだった
あまり多くを求めるのも悪いが、
単独で突破するチャレンジがあってもよかった
また2列目に4人配置していたので、
バイタルの人数を増やして、縦パスを入れる工夫があってもよかった
もちろんボールをさらわれてカウンターのリスクは増すが、
トライする姿勢を見せて欲しかった
後半は、ほぼ完封されてしまったので、
何かしらの工夫は必要だった
失点の心配をして、アバウトなロングボールが多かったのも気になった
前は、オナイウ、松田なので、ロングボールを受けて、
ポイントを作るタイプではない
2人とも体を張って競っていたが、得意でないことをしているので、
あまり効果的なプレーではなかった
縦に間延びしたので、後ろの押し上げが間に合わず、
セカンドを福岡に拾われ続けた
それが攻撃を組み立てられなかった原因だろう
ペチュニクが帰ってきて、同じことをすると、
また違ったサッカーになるかもしれない
以前よりペチュニクをゴールに近い位置で使えばなと思っていたので、
このシステムを続けるなら、トップに入れるしかない
それは見てみたい形だが、
今回のシステムは、対福岡用なのか?分からない
せっかく前に人数をかけているので、ポゼッションする時間を増やすと、
相手にとって怖いのかな?と感じた
正直、インサイドハーフがどこにポジショニングしているか?
あまりテレビに映っていないので、確たることは言えないが、
バイタルで受けられると面白くなる
それが本職の選手ではないのは、分かっているが、
技術のある選手なので、できると思う
町田が入って、いい形が数回出てきたので、
同じトライをしていく価値はあるはずだ
後半が良くなかっただけに、
確実にマイボールにしながら、前に出る策が欲しい
次の神戸戦でどうでるのか?興味がある
次のリーグ戦は、ホームの大分戦なので、
どういうサッカーになるのか?楽しみにしている
この時期に大きなシステム変更をするのも、
チームとしてどうなの?という疑問もある
しかし悪い流れが続いているので、
何か変えるためには、いいトライだったと受け止めたい
現在の混戦模様からすると、最終節までプレーオフは分からない
3ポイントがマストな試合が続くが、
最低でも1ポイント積み上げる作業が大事になる
今のところホームの3試合は、フクアリに参戦する予定なので、
テンションの高い試合になることを期待したい
yas-miki
前回の千葉の観戦記事は、こちら
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