シーズンシートを持ってるので、
行かない理由がないということで、味スタへ行ってきた
浦和戦で動員が早いと予測して、
キックオフ4時間前に味スタに着いた
SOCIO会員なので、先行入場して、
いつもの席を確保した
結果39,000人くらい集まったのだから、
Jリーグも捨てたものじゃないなと感じた
人混みが嫌いで、スタジアムを歩いてないので、
スタジアムの雰囲気は分からない
それでも多くのサポーターが来て、
熱い雰囲気だったと感じた
東京の気合の入った、コレオがきれいだった
対する浦和もビッグフラッグで応戦した
ブーイングという行為の正当性は置いておいて、
それを含めて、大きな声援だった
yas-mikiも初めて、『You'll never walk alone』に加勢した
東京は17日の湘南戦に続いての観戦になる
浦和は、5月にガンバが来た試合を観て以来の観戦になる
(感想は書いてないらしい・・・)
90分が終わっての感想は、
チャンスを決めきる差もあったが、
それより東京の準備不足で迷走したな・・・
浦和は相手によってシステムを変えないので、
東京がどう出るか?が鍵になると思っていた
フィッカデンティさんの答えは、
「自分たちのスタイルを貫く」だった
東京は、いつものダイヤモンドの1-4-4-2でスタートし、
浦和も、いつもの1-3-4-2-1でスタートした
青を東京、赤を浦和として、
両チームのフォーメーションを重ねる
浦和のシステム上、あまり意味を持たないけど、
簡単に数合わせをすると、東京から見て、
最終ラインで4対3なので、+1
ボランチが空いていて、+1
トップ下の所が1対2で、-1
前線が2対3なので、-1
インサイドハーフは、浦和のWBとマッチアップしていると考えた
両チームがお互いにやりたいことをやると、
浦和がポゼッションして、東京がカウンターという構図になる
浦和のフォーメーションは、攻守で可変なので、
浦和がポゼッションしている時を考える
浦和は、1-4-1-5になる
対して東京は、ダイヤモンドの1-4-4-2のままで、
自分のゾーンを見る感じだった
唯一、トップ下の河野が、ボランチの柏木に付いてた
この状況でフォーメーションを重ねる
同じく青の東京から見ると、
最終ラインで4対5なので、-1
中盤が3人空いているので、+3
浦和のSB(守備時はCB)が空いているので、-2
このブログで散々書いてるけど、
東京のウィークポイントは、相手SBへの対応が遅れることだ
(相手が3バック系ならWBへの対応が遅れる)
これは構造的に仕方ないことで、
いつもはインサイドハーフが、かなりスプリントして、遅れてプレスする
この日は、インサイドハーフは自分のゾーンをケアして、
2トップがSBを追っていた
つまり前線で2対4で、片方のサイドで観れば1対2になる
ピッチを広く使ってゲームを作る浦和を相手にして、
この1対2はかなり大きい
頻繁にフリーを作られていた
東京の後ろは4対5が続いていたので、
目の前の相手がはっきりしない
基本は一番外の選手を捨ててスライドだったが、
そのスライドが曖昧だった
浦和の狙いは、
バイタルに縦パスを入れて、1タッチ、2タッチでボールを回す
ダメなら大きくサイドを変えて、1対1で勝負する
それでもダメなら、SB(守備時はCB)が参戦する
簡単に書くと、この3つに集約される
その狙いの1つのバイタルに出す縦パスを、
東京は、中盤の3人でケアしていたが、役割が非常に曖昧だった
フリーになった浦和の選手に、インサイドハーフが釣り出され、
実質はボランチの高橋が1人でバイタルを見ていたかな?
しかしボールの出し手がフリー、受け手のマークも曖昧では、
バイタルをケアしても、あまり意味がなかった
前半15分くらいで、2点目を獲られたあたりで、
東京がフラットな1-4-4-2に変更した
ここでも青を東京、赤を浦和として、
両チームのフォーメーションを重ねる
また東京から見て、数合わせをすると、
最終ラインで4対5なので、-1
ボランチが空いているので、+2
浦和のボランチが空いているので、-1
浦和のパスの出し手への圧力を強めること
バイタルをケアする選手を、ダブルボランチに明確にすること
この2つが狙いだと思うが、効果は限定的だった
後ろの4対5のスライドが、
上手くできないことが理由だと観えた
後ろがスライドできないので、
SHが帰ってきてしまう
すると結局、前のプレスが効かなくなった
また後ろが4対5で数的不利なので、
バイタルに下りる浦和の選手に、DF陣は付いていかなかった
そのため、出し手も受け手もフリーな状況が続いた
前半30分くらいで、3点目を獲られたあたりで、
今度は1-5-2-3に変更した
同じく、青を東京、赤を浦和として、
両チームのフォーメーションを重ねる
同じく、簡単な数合わせをすると、東京から見て、
ボランチが空いているので、+2
浦和のボランチが空いているので、-1
前線が2対3なので、-1
後ろで5対5を作って、
『目の前の相手をはっきりさせること』が狙いに観えた
バイタルをダブルボランチでケアして、
最終ラインの選手と挟んでボールを奪うことを狙っていた
一定の効果があったと思う
最終ラインの選手が、
バイタルに下りる浦和の選手に付いていかないことが、やや不満だった
しかし最終ラインに穴を開けないことを
優先させたと思えば合点がいく
東京の前線では、3対5で数的不利は続いたが、
相手SB、CBへのプレスは、まずまずだった
いい流れになっただけに、4点目が痛かった
これで浦和は守りを意識して、逃げ切ること考え始めた
ただ90分間、浦和のプレスに、東京は苦労していた
浦和はかなり前からプレスしていた
1-3-4-3をキープして奪いに行って、
ダメなら1-5-4-1に移行する感じだった
前節の湘南に近い考え方だった
特にボランチ2人が、前に出てきた印象が強い
浦和は3バックで後ろに人数を残しているので、
DFの数は足りている
なのでボランチが前に出て、すれ違いが起きても、
後ろで対応するよというスタンスだと観えた
東京が1-5-2-3に変えてからは、
東京の3トップ対浦和の3バック
東京のSB対浦和のWB
という構図かはっきりして、数的同数になった
なので東京にもチャンスの芽が出てきた
特に中島が入ってから、彼がバイタルに下りて受けることができて、
かなりの数のチャンスを作った
この構図だと、ダブルボランチの主導権争いが面白かった
東京の米本、浦和の柏木が目立っていた
もちろん相方の黒子的なプレーも素晴らしかったが、
この2人は、バチバチやっていた
セカンドの争いでも、中盤のプレスでも、
多くボールに触って、試合を支配しようとしていた
ボールを正確に運ぶ点で、
浦和のボランチに分があったようにも思うが、
出来はほぼ互角と言っていい
東京にもチャンスはあったので、
モノにしていれば、結果は違っただろうが、
前半の迷走っぷりが残念だった
いつもの違うことをしていたので、
準備していたのは分かったが、
浦和がその上を行ったという感想かな?
それを考慮に入れても、準備不足だった
東京の選手は、選手交代なしで、
4バックと3バックを使い分けることができる
これは素晴らしいことで、強みと思っていい
フィッカデンティさんは、イタリア人らしい戦術家という印象で、
色々とシステムを変えていく
それに応える選手のバーサティリティは、素晴らしい
それが出来るから、
ダイヤモンドの1-4-4-2でスタートしたのだろうが、
準備不足は否めない
チャンピオンシップに進めば、浦和と広島がいるだろう
まずは勝ち進むことが先決だが、
そこへの準備も必要だと思うので、
その対戦を楽しみにしたい
その前にガンバに勝ち進んで欲しいが・・・
yas-miki
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