珍しく、と言うより初めての2週連続の埼スタ
先週はナビスコカップバージョンだったので、
浦和バージョンは久しぶりになる
浦和サポーターには怒られるけど、
浦和サポーターが、ガンバの試合に行かないように、
何かないと埼スタには近寄らないようにしている
この日もFC東京を追いかけて、柏という選択肢もあったけど、
川崎が観たいという理由で、埼スタに決定した
柏はFC東京お得意のウノゼロ(しかもPK)だったみたいで、
埼スタに来て正解だった気がしている
川崎が観たいから来ていて、バックスタンド上段で観たいので、
バックアッパー指定席を買った
上の写真を見れば分かるけど、浦和寄りの席で、
完全アウェー状態の観戦になった
川崎グッズは身につけてないし、歌ったり、手拍子しないので、
ひっそり川崎を応援していた
(中和剤として、千葉のブランケットとヴェルディのストールで防寒していた)
それでも川崎のゴールには一人で沸いてしまって、
完全アウェーなので、「あの人・・・」的な視線を感じたシーンだった
川崎は、天皇杯で京都戦を観て以来の観戦になる
2015年10月14日 天皇杯3回戦 京都サンガFC@川崎フロンターレ
浦和は、味スタでFC東京戦を観て以来の観戦になる
どちらのチームも、自分たちのサッカーを持っていて、
たぶん変えないと思っていたので、
どちらの中盤が主導権を握るか?が鍵になると思っていた
川崎は、大久保を欠いているけど、いつもの1-3-4-2-1でスタートした
(1-3-4-1-2の時間が長いので、そちらの表記でもいい)
浦和もいつもの1-3-4-2-1でスタートした
浦和は攻守で並びが変わるので、
あまり意味を持たないけど、
赤を浦和、青を川崎として、両チームのフォーメーションを重ねる
ボランチが空いていると言えるかもしれないが、
完全に組み合っていて、目の前の相手がはっきりしている
そうなると個の能力の高い方が優勢になるけど、
浦和も川崎も、能力の高い選手を揃えているので、
展開は分からなかった
両チームともポゼッションをしたがっていたが、
守備の考えが少し違っていた
前から奪おうとする浦和
と
ブロックを作って待ち構える川崎だった
試合が始まって驚いたのは、
川崎のCFにいたのは中村だった
バルセロナがメッシをCFで使う感覚だったのかな?
マイボールの時は中盤に下りてゲームを作り、
相手ボールの時は、ファーストディフェンダーとして、
守備のスイッチを入れる役割をしていた
90分通して観ると、
やや浦和のポゼッションの方が長かった印象だった
浦和ボールの時は、浦和は1-4-1-5になるので、
赤を浦和、青を川崎として、両チームのフォーメーションを重ねる
川崎は1-5-4-1の並びにして、
浦和の5トップを5バックで見て、
浦和のSBを2シャドーが見て、
ダブルボランチがバイタルをケア、
浦和のボランチの柏木をトップの中村が見ていた
当然、浦和のCBはフリーになるので、時間ができた
そうすると中村が、柏木のコースを切りながら、
プレスのスイッチを入れていた
考え方は分かったけど、
浦和の選手にフリーでパス出しさせると、
精度が高いパスが入ってしまって、
バイタルで待ち構えるメリットが少なかった
浦和の2シャドーがバイタルに下りてくるのを、
誰が見るのか?今ひとつ曖昧になっていた
それに加えて、浦和の2シャドーは、1タッチ、2タッチで散らすので、
縦に入った所で、ボールが奪えず、押し込まれてしまった
浦和相手に、縦に入ったボールに厳しく行って、
ボールを奪えるチームがあったら、
浦和は上位にいないわけで・・・
川崎としては、最終ラインのゴール前で頑張るしかない時間が続いた
川崎は攻撃的な選手を揃えているのを、
尊敬の意味で、『守る気ない』と書かせてもらっているが、
この日も最後の所での守備を頑張っていた
ただ失点シーンは、谷口のミスもあったかな?と思う
しっかり興梠に付ける間合いに見えたので、
90分ゼロで抑えるのは難しいと感じた
そこを抑えたとしても、その他の決定機が決まっていたら、
ゼロにはならないので、仕方ないと思うしかないかな?
後半は間延びした展開が続いたので、
2シャドーの選手を、CBとボランチで挟めるようになって、
守備が安定したように観えた
逆に川崎ボールになると、浦和が1-5-4-1になった
以前のように、ボールロストしたらすぐに帰陣するのではなく、
まずは高い位置でプレスして、ダメなら戻る感覚だった
年々、最終ラインの設定が高くなっている気がするので、
少しずつバージョンアップしているのが分かる
一応、赤を浦和、青を川崎として、
両チームのフォーメーションを重ねる
川崎のWBも高い位置をとるので、後ろで5対5ができて、
ダブルボランチがバイタルをケアしていたので、
前線は3対5だった
この数的不利でプレスしても、
川崎の選手にすぐ剥がされていた
その数的不利を解消すべく、
ボランチの柏木が前線のプレスに連動して上がるシーンが多かった
それでも剥がされていたし、
川崎のCFの中村が中盤に下りてくるので、
高い位置で奪えるシーンはほとんどなかった
川崎もけっこう無理して繋いでいた印象だったけど、
マークの剥がし方は秀逸だった
(湘南戦でミスって失点したのが鮮明に残っているけど・・・)
2015年8月22日 J1 川崎フロンターレ@湘南ベルマーレ
サイドのCBに入った、武岡、車屋(途中から小宮山)が
サイドでボールを持てると、浦和のブロックを押し下げることができていた
川崎は、後ろから一つずつマークを剥がして、
中盤で数的優位を作って、バイタルで前を向きたいサッカーだった
それが出来ていたシーンもあり、
迫力のある攻撃ができていた
同点ゴールのシーンも、中村、大島の所で、
マークを剥がして、森谷にボールが渡った
森谷のトラップ、シュートも抜群だったので、
やりたいサッカーが体現できたシーンだった
ただ全体として最後の精度が悪く、
複数得点には至らなかった
カウンターでチャンスもあっただけに、
個の能力の高い大久保がいればな・・・と思ってしまう
完璧を求めてしまうのも無理なので、
浦和相手によく出来た方ではないかな?
浦和も川崎も、やりたいサッカーをして、
1-1なので、非常に面白い試合だった
個のレベルも高く、無駄な時間が少なく、
90分がすごく短く感じた
(あと30分くらい観ていたかったな)
アクチュアルプレーイングタイムは発表されてないけど、
けっこう長かったと思う
各所で駆け引きが展開されていて、
ボールのない所の方が面白いくらいだった
J1リーグでも、レベルの高い試合だったと思うので、
埼スタに来て正解だった
チャンピオンシップをどうするかな?と悩んでしまう
川崎のサッカーは面白いので、まだ観ていたいが、
ホーム最終戦は、FC東京をかぶっているので、
貧乏性がたたって味スタの予定になっている
ガンバファンとしては暴言だけど、天皇杯を頑張ってもらって、
関東でもう1試合くらい観たいな
yas-miki
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