会社がリフレッシュデーで、公然と定時に帰れるので、
味スタへ行ってきた
カードだけを観れば、町田ゼルビア@浦和レッズがアツいけど、
さすがに熊谷までは行けないので、味スタにした
平日だし、気温も低かったけど、
7000人を集めるのは、さすがFC東京だ
yas-mikiは水戸側に座っていたので、
良席を確保できた
低かった気温には、埼スタで買った
フロンターレのフリースポンチョが本当に有能だった
水色なので、水戸のカラーにも調和していた
下克上で盛り上がれるのは天皇杯だけなので、
水戸の頑張りに期待していた
NCAAスポーツでは、スイート16という言葉があるように、
下克上が起きる可能性が高いラウンドだ
でも結果は無風だった
今シーズンに水戸を観た記憶がないので、普段が分からないし、
知っている選手もほとんどおらず、情報はゼロに等しい
東京対策なのか?1-5-3-2でスタートした
東京も何故かフラットな1-4-4-2でスタートした
この辺りは、試合前の読み合いなのかもしれない
赤を東京、青を水戸として、
両チームのフォーメーションを重ねる
簡単に数合わせをすると、水戸から見て、
CBの所が3対2なので、+1
アンカーが空いているので、+1
東京のSBが空いているので、-2
後ろでゲームは作られても、最後ではね返そうというのが
水戸のゲームプランだったのかな?
前から積極的にプレスするシーンはなかった
そうすると空いた東京のSBが
どれだけ活躍できるか?鍵になる
東京のSBにボールが入ると、
水戸のインサイドハーフがスライドしていた
そうするとボールサイドだけを観れば、
ダブルボランチを保てるので、
局面の数的優位を作れる狙いだと思う
個人的にサッカーの教科書だと思っている本には、
こんな一節がある
フォーメーションを見るときに大切なのが、「サッカーは11人対11人で行う」という基本を忘れないことです。
1人余らせる、つまりプラス1にするためには、どこかをマイナス1しなければなりません。ここはフリーにしても構わないという選手なり、ポジションなり、あるいはエリアを決めるのです。
この試合での水戸は、
ボールのないサイドのSBを捨てて守っていた
ただ開始早々に、東京が太田を持たせて、質の高いクロスを入れた
90分を観た結果論で言えば、
その時点でダメだと気づかないといけなかった
中盤の3人がスライドすると簡単に書いたが、
ボールサイドからサイドチェンジされると、
東京のSBに時間とスペースを与えてしまう
太田、徳永には十分な時間で、
何本か質の高いクロスが入った
前半15分くらいに東京が右からのサイドチェンジで
左SBの太田に時間とスペースを持たせて、完璧なクロスを上げさせた
そのクロスを合わせて、先制した
最後のところで頑張るという水戸のゲームプランは、
早くも崩れてしまった
ここで水戸はフラットな1-4-4-2に変更した
赤を東京、青を水戸として、
もう一度両チームのフォーメーションを重ねる
目の前の相手がはっきりして、分かりやすくなる
メンバーチェンジなしで、5バックから4バックに移行したのは見事だと思う
普段が分からないので準備していたか?分からない
これで東京のSBに時間を与えないようになったが、
目の前の相手がはっきりするので、個の能力が出やすい
水戸がカウンターでアタッキングサードに入るシーンもあったが、
基本的には、東京の手の上で転がされてた
水戸がフラットな1-4-4-2に移行したことで、
東京はいつものダイヤモンドの1-4-4-2に変更した
赤を東京、青を水戸として、
もう一度両チームのフォーメーションを重ねる
もう一度簡単な数合わせをすると、水戸から見て、
両SBが空いているので、+2
ボランチの所が2対1なので、+1
東京の中盤が空いているので、-3
フラットな1-4-4-2を採用するクラブは多いので、
東京としてはいつもの形に戻した
試合開始時に水戸が、東京のSBを余らせたのと同じ感覚で、
東京も水戸のSBを余らせた
そのため水戸が少しずつポゼッションできるようになった
両SBにボールが入ってからの攻撃をさせてもらえなかった
東京は中盤がスライドして、インサイドハーフがプレスをかける
そのプレスがかかるまでに時間はあるのだけど、
水戸に比べると格段に早い
また東京のアンカーの高橋にバイタルを埋められたので、
そこにボールが入らない
水戸の2トップと東京のCBの能力差なのか?
裏という選択肢も少なかった
水戸がゴールするには、
何か事故が起きるか?2工夫くらい手を打つか?しないといけない
それが出来る出来ないが、J1とJ2の差だと実感した
東京としては、1点獲っているので、
得意のウノゼロでも構わないよというサッカーだった
無理に人数をかけて攻めないけど、鋭いカウンターで対抗していた
後半になっても、両チームの考えは変わらずに時間が過ぎて行った
すると後半10分くらいに、
東京の橋本のスーパーミドルで追加点だった
このゴールに関しては、水戸は誰も悪くない
ただただシュートを打った橋本が素晴らしかった
この2点目で試合は、ジ・エンドだった
東京がもう一度フラットな1-4-4-2で、ミスマッチを潰すと、
水戸の攻撃手段がなくなってしまった
ボールは持てるけど、アタッキングサードで頑張れないという
J2ではよく観る光景だった
2点を追いかけるのだから、
もっとリスクを冒して、ゴール前の人数を増やしても面白かった
実際に東京は、湘南にそれでやられている
トーナメントで失うものは何もないので、
もう少しファイトする姿勢が観たかった
スイート16という面白い組み合わせだったけど、
ただただ90分間、東京の強さが際立つ試合だった
熊谷も7-1というサッカーじゃないスコアだったらしいので、
ここで下克上はなかなか難しいのかもしれない
ただ下位カテゴリーの方が、日程が厳しいのが残念だ
町田も勝てるか分からない試合より、
昇格レースの方を大事にしたいだろうし・・・
東京の準々決勝は、広島との好カードになった
どこで試合をするのか?知らないけど、
シーズンの勝ち点で上位のクラブなので、
できれば観に行きたい
場合によっては、12月に広島vsFC東京が3試合なのか!
日程の綾とはいえ、面白いことになりそうだ
yas-miki
スタジアム紹介の記事のまとめは、こちら
(1都3県のJFL以上は網羅してます)