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ガンバのシーズンが繋がり、(天皇杯があるけど)

関東で試合なので、迷うことなく埼スタへ

 

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チケットも発売と同時に抑えておいた

 

 

事前にはチケットが売れているとの情報なので、

気合い入れてキックオフ3時間前に埼スタに着いた

 

 

チャンピオンシップの是非を問う一戦になったかな?

 

 

千葉のシーズンシートオーナーとして、

3年連続で経験している一発勝負

 

 

J1のクラブは、それを初体験で、

結果を受け入れることができるか?興味があった

 

 

120分戦って、3位のガンバが勝って、

J1のサポーターは何を思うのだろうか?

 

 

しかもガンバは勝利に値するに十分な内容ではないように見えた

 

 

ガンバファンが言うのも悪いけど、

ガンバファンしか楽しくないサッカーだった

 

 

勝ったから何でもいいとは思っていない

 

 

世間一般への訴求というテーマのチャンピオンシップで、

面白くない試合では、

「やっぱりJリーグって面白くない」

というレッテルを貼られて終わりだと思う

 

 

地上波の放送で、どれだけの効果があったのか?

たった1試合で結論は出せないけど、

シーズンの結果を決める試合が、

観ていてワクワクできる試合になる可能性は低いのではないか?

 

 

ガンバは、ナビスコ決勝以来、

2015年10月31日 ナビスコカップ決勝 ガンバ大阪vs鹿島アントラーズ

 

 

浦和は川崎戦以来

2015年11月7日 J1 川崎フロンターレ@浦和レッズ

 

 

だいたい何をしたいのか?どういう選手がいるか?

勝手知ったるクラブだ

 

 

ボールを持つ浦和を、ガンバがどう網をかけるか?が、

試合の鍵になると思っていた

 

 

ガンバは1-4-2-3-1、浦和は1-3-4-2-1でスタートした

 

 

青をガンバ、赤を浦和として、

両チームのフォーメーションを重ねる

 

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3バック対4バックなので、噛み合わせが悪い

 

 

しかも浦和は、攻守で並びが変わる

 

 

誰と誰がマッチアップしているか?分かりにくい

 

 

120分を通すと、浦和がボールが持つ時間が長かったので、

その場合で考えてみる

 

 

浦和は1-4-1-5、ガンバは1-4-4-2になる

 

 

青をガンバ、赤を浦和として、

もう一度、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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簡単に数合わせをすると、ガンバから見て、

最終ラインの所で4対5なので、-1

ボランチが余って、+2

前線が2対3なので、-1

 

 

ボランチがどう振る舞うか?がポイントになる

 

 

この日は、自分のゾーンを大事にして、

そこに下りてくるシャドーの選手を捕まえることに注力していた

 

 

SHも自分のゾーンを大事にしていたので、

浦和のCBへの圧力は限定的だった

 

 

つまり4-4のブロックを作って、

浦和の前の5人を見る形にしていた

 

 

誰が誰を見るという考えが薄く、

自分のゾーンに入った選手を見るようにしていた

 

 

するとゲームを作る浦和の選手は3人、

それを追うガンバの選手は2人

 

 

浦和はGKの西川もテクニックがあるので、4対2とも言える

 

 

これを広いフィールドでやるので、

浦和の選手は、かなり自由にパス出しできていた

 

 

ガンバはそれを許容して、

パスの受け手を潰すことを狙っていた

 

 

縦に入ったのを、引っかけてカウンターがプランだったと思う

 

 

しかし上手くハマっていなかった

 

 

大きな原因は、2シャドーの曖昧さだと思う

 

 

まず最終ラインは4対5なので、

どこかを捨てないといけない

 

 

ボールがサイドにあれば、

逆サイドのWBを捨てていた

 

 

しかしボールがセンターにあると、

捨てる選手に困っていた

 

 

CBはサイドに引き出されたくないので、

2人とも1トップのケアをしていた

 

 

するとシャドーは、SBの仕事になる

 

 

しかし浦和は、WBも高い位置をとる

 

 

シャドーが中盤に下りると、付いていくわけにはいかないので、

ボランチに受け渡さないといけない

 

 

そこがスムーズに行かなかった

 

 

結局、センターに近いシャドーを見て、WBを捨てていた

 

 

浦和からすると、そのWBまでは自由に運べることになる

 

 

浦和のWBの間で、サイドの1対1のシーンも多かったので、

ガンバからするとハマっていない

 

 

ボールの取り所がないので、

最後のゴール前で頑張るだけになってしまった

 

 

そこで頑張れたのと、浦和に最後の工夫が足りなかったので、

前半を無失点で終えることができた

 

 

ガンバのゴール前までボールが行くということは、

ボールを奪う位置が低いので、前線との距離がある

 

 

ミスができない自陣深くということもあって、

アバウトなボールを、パトリックへというサッカーだった

 

 

パトリックも数的不利だからか?疲れからか?

浦和のDFに完封だった

 

 

ボールをつける位置が低く、前に運べない

 

 

浦和も簡単に引かずに、前からプレスしていたので、

ガンバは、かなり苦しい展開だった

 

 

前半を終わったときの感想は、

浦和が先に1点を獲ったら、試合が終わるな・・・

 

 

後半になっても、図式は変わらない

 

 

しかし浦和の簡単なパスミスからガンバのカウンターが決まって、

いよいよ面白い展開になった

 

 

浦和は選手を入れ替えることで、

前線の活性化を図った

 

 

しかしスタイルは変わらないので、図式は同じだった

 

 

シャドーを捕まえきれないガンバと、

最後の工夫に乏しい浦和

 

 

浦和にはキツい展開だったが、

CKでなんとかして同点にした

 

 

何本もCKやってれば、

浦和クラスだと合わせてくる

 

 

その後の後半も延長戦も、

浦和が、どうガンバのゴールをこじ開けるか?が

メインテーマの試合になった

 

 

ガンバは運動量で負担のかかる2列目の選手を

選手交代とコンバートで変えながら、

フレッシュな状態を保とうとしていた

 

 

攻撃については、

フレッシュな選手の頑張りに期待という感じだった

 

 

遠藤ですら、かなりアバウトなボールが多かった

 

 

浦和の選手も相当走っているので、

最終ラインの後ろにスペースができ、

アバウトなボールでも通るようになった

 

 

両サイドを守る、森脇と槙野もキツそうだった

 

 

ガンバの対する選手は、途中出場の倉田と米倉なので、

スピード、運動量で、ミスマッチと言ってよかった

 

 

米倉に2回ビッグチャンスが来て、

2回目はパスを選択し、藤春のゴールを引き出した

 

 

丹羽の謎のバックパスで、

浦和の選手は、「前で取れる」と思って前に出た所を、

すれ違った感じだった

 

 

ゴール前まで上がって、グラウンダーのシュートを打った藤春が

ただただ素晴らしかった

 

 

結果論では、浦和の選手の判断ミスの部分もある

 

 

3点目は、遠藤とパトリックの関係だけだったし、

浦和も前がかりだったので仕方ない

 

 

しかし試合を決めるには、十分過ぎるほどのゴールだった

 

 

ガンバはPK戦も覚悟してるかな?と思っていただけに、

幸運な謎のバックパスだった

 

 

ガンバファンから見ても、

この日は浦和のモノだったと思う

 

 

最後の工夫が足りなかったのは、大問題だけど、

そこまでのプロセスは素晴らしかった

 

 

特にWBで走り続けた関根、中盤でゲームを作り続けた柏木は、

よく走っていたし、攻撃のアクセントになっていた

 

 

2人ともカテゴリーは違えど、

代表でも評価を上げているだけある

 

 

関根にあと少しの精度があれば、

この日のヒーローは変わっていたと思う

 

 

最後はガス欠で役割を果たせなかったが、

浦和のサッカーで一番負担のかかるWBなので、

それを代えないペトロヴィッチさんが悪い

 

 

裏を返せば、期待の表れでもある

 

 

最後の精度を上げれば、もっと怖い選手になれる

 

 

浦和の決定機を、ことごとく防いだ東口は

素晴らしいの一言だった

 

 

ただ彼が活躍するってことは、

それだけディフェンスがダメだったってことでもある

 

 

網をかけられずに、ゴール前の頑張りに頼るサッカーでは、

なかなか勝ちを拾うのは難しい

 

 

決勝の相手の広島は、浦和と同じシステムで戦ってくる

 

 

この日の同じサッカーでは、勝利の確率を下げるだけだ

 

 

数日しか準備期間がないし、フィジカル面で苦労も多いが、

しっかりとした準備で、決勝に臨んで欲しい

 

 

せっかく地上波で放送するJリーグなので、

ガチガチの堅いサッカーで、

サッカーファンしか楽しくない試合にはして欲しくない

 

 

選手、サポーターにとっては、『勝ち』が大事だけど、

Jリーグには、試合の『価値』を大事にして欲しい

 

 

 

yas-miki

 

 

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