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J2のプレーオフが、福岡と大阪なので、

首都圏でやっている入れ替え戦へ向かった

 

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yas-mikiも含めて、リーグ戦が終わっている、

関係ないクラブのグッズを身に付けた野次馬の皆さんも

町田に集結した感じだった

 

 

何度か観戦経験があるので、

やや町田に肩入れしながら観ていた

 

 

ちょっと前までJ1で戦っていた大分が、

J3降格の危機になるとは、Jリーグは分からないものだ

 

 

少し歯車が狂うと、一気に転がり落ちてしまう

 

 

J2で結果が出なかった大分、J3で快進撃の町田なので、

カテゴリーの違いを勢いで打ち破れるか?を見所にしていた

 

 

町田は、山口戦を観て以来になる

2015年9月20日 J3 レノファ山口FC@FC町田ゼルビア

 

 

大分は千葉戦を観て以来になる

2015年10月18日 J2 大分トリニータ@ジェフ千葉

 

 

観戦回数が少ないので、

どんな選手が?どんなサッカーをするか?事前情報は少ない

 

 

どちらのチームも、フラットな1-4-4-2でスタートした

 

 

あまり意味を持たないけど、

青を町田、赤を大分として、両チームのファーメーションを重ねる

 

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目の前の相手がはっきりして分かりやすい

 

 

どちらも、ボランチがやや余り気味だったかな?

 

 

各所で1対1が起こるので、

選手の実力が高い方が優位に立てる

 

 

試合前は、それは大分なのかな?と思っていたが、

まったく逆の展開になった

 

 

町田の選手が、技術的にも、フィジカル的にも、精神的にも

大分の選手を圧倒するシーンが多かった

 

 

特に2トップの所にボールが収まる

 

 

どちらの選手も体を張ってボールを受けていたし、

ボールへの反応も素晴らしかった

 

 

仮ににキープできなくても、近くにセカンドを残せた

 

 

そのため、町田のSHとボランチが、

セカンドに鋭く反応できていた

 

 

大分はそこで後手を踏んでいた

 

 

2トップに入った時に、その周りにいる選手の数は、

机上の話では同数になるが、ピッチ上では町田の方が多かった

 

 

かなり連動した攻撃になっていた

 

 

ポゼッションをする訳でなく、

早め早めに前にボールを運んで、

ゴールを目指すサッカーだった

 

 

湘南のような縦の早さを感じることはなかった

 

 

しかしとても現実的なサッカーで、

少ない人数でゴールを目指す効率のよさがあった

 

 

個人的には、町田のボランチ2人、李と森村が良かった

 

 

攻守に幅広く、顔を出して、プレーに絡んでいた

 

 

大分のボランチより、プレーエリアが広く、

試合を支配する大きな要因になっていた

 

 

李はボールを奪うこと、森村はゲームを作ることに

長けているように観えた

 

 

守備ではブロックに入って、やや余っていたので、

周りのフォローが完璧にできていた

 

 

それにプラスして、大分のボランチへのプレスも早かった

 

 

大分にゲームを作られた記憶はあまり残っていない

 

 

今シーズン何度か観ているが、出色の出来だった

 

 

大分はシーズンを通して、

上手くいってないから、入れ替え戦に回ったので、

チームとしてのルールが希薄だった

 

 

どこでプレスをかけるのか?どこでボールを取るのか?

今一つはっきりしない

 

 

それぞれの選手は頑張っているけど、連動しない

 

 

晩秋に千葉でよく観た、チームの瓦解だと言っていい

 

 

町田からすると、試合開始から作ってきたチャンスを

早くモノにしていれば、

もっと楽な展開になった

 

 

それはカテゴリーの差と言うか?選手のクオリティと言うか?

 

 

町田がもたもたしていると、

大分がセットプレー一発を決めて、先制だった

 

 

非常に効率が良く、大人なサッカーだった

 

 

点が入っても図式は変わらない

 

 

効率よく前線の4人にボールが渡る町田、

ゴール前で耐える大分だった

 

 

しかし前半のアディショナルタイムに、

町田が左サイドを攻略して、

鈴木孝司のスーパーゴールで追いついた

 

 

試合の流れから考えても、かなり貴重なゴールだった

 

 

たぶん町田の選手に勇気を与える1点だった

 

 

大分は、攻撃の形をなかなか作れない前半だった

 

 

ポゼッションできる感じでもないが、

前でボールが収まる感じでもなかった

 

 

町田は4-4のコンパクトなブロックを作って、

大分の前の4人とボールサイドのSBの5人を見ていた

 

 

前線のプレスも、まあまあ早く、

大分に結局ロングボールを選択させていた

 

 

町田のCBも、フィジカルに特長がある選手なので、

大分の2トップを完封だった

 

 

CBが競った後のセカンドも

町田の方が人数も多いし、出足も早かった

 

 

大きく観ると、ほぼ町田のプラン通りに進んだのではないか?

 

 

後半になっても、あまり図式は変わらなかった

 

 

早く前に入れて、キープ、サポートが徹底されている町田

個人のところで、なかなか勝てない大分

 

 

後半15分くらいに、町田が左サイドでDFとすれ違って突破し、

入ったグラウンダーのクロスに合わせた

 

 

この1点はかなり大きかった

 

 

大分は、少なくても同点で帰りたかったはずだ

 

 

それを攻撃の形ができていない中で、

最低1ゴールが必要になった

 

 

さらに直後に、退場者を出してしまった

 

 

絶対にいらないカードだった

 

 

確かにDFがすれ違う気配はあったが、

それほど重要でない中盤のスローインで、

遅延行為をする意味が分からない

 

 

大分は点を獲るために前線を削れないので、

1-4-3-2に変更した

 

 

ボランチを一人にして、負担を背負ってもらう感覚だった

 

 

町田がポゼッションする訳ではないので、

前線に入ったボールを一発で取れれば、

ボランチ1枚でもできるという狙いだと思う

 

 

しかし町田トップの収める力は素晴らしく、

思うように守備をハマらない

 

 

町田は余裕をもって、

中盤のプレスと最終ラインの頑張りで、試合をコントロールした

 

 

試合の最後にも、大分が退場者を出して、

11対9になったが、スコアは2-1で町田が勝ちきった

 

 

欲を言えば、もう1点獲って、

絶対優位で大分に乗り込みたかっただろう

 

 

コンパクトで連動した守備と素早い出足で、

町田が圧倒した試合だった

 

 

シーズンを通じて、勢いを持って入れ替え戦を迎えた方が

カテゴリーに関係なく優位だったようだ

 

 

選手間の距離感とか、全体のコンパクトさ、1対1の勝負強さ・・・

明らかに町田のペースで進んでいた

 

 

大分を見ていると、スタイルがはっきりせず、

チームとして瓦解している印象だった

 

 

2ndレグに出場停止の選手がいるのも痛いかもしれないが、

それ以上に試合内容がダメダメなのがキツい

 

 

良くないイメージのまま、2ndレグに入ってしまうと、

この日の焼き直しを観るだけになりそうだ

 

 

アウェーゴールを奪っていて、

まだ1点差だと開き直ってやった方がいい

 

 

町田は、同じように攻守に連動したサッカーをできれば、

いい結果がついてくると思う

 

 

J2の選択肢が増えるという意味では、

町田の昇格を楽しみにしている

 

 

 

yas-miki

 

 

両チームの前回観戦の感想は、こちら

2015年9月20日 J3 レノファ山口FC@FC町田ゼルビア

2015年10月18日 J2 大分トリニータ@ジェフ千葉

 

 

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