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年間王者を決める試合とはいっても、

広島まではね・・・ってことで、安定のスカパー観戦

 

 

Eスタは山の中にあるので、観客席はめっちゃ寒そうだったので、

我が家の布団にくるまりながら観戦は、

体には負担がかからなかったかな?

 

 

でもテレビでは観られない部分もあって、情報不足なのを、

岡田さん、水沼さんにフォローしてもらった感じだ

 

 

1stレグで劇的展開があったので、

ガンバとしては、2点差が必要な試合だった

【テレビ観戦】 2015年12月2日 J1 サンフレッチェ広島@ガンバ大阪

 

 

試合前のポイントは

パトリックをスタメンで使うのか?

ガンバの右サイド、米倉vs清水で優位に立てるか?

だと思っていた

 

 

パトリックをスタメンで使うのか?については、

パスを繋いで攻める広島に対して、

ガンバがどう網をかけるか?ということにつながる

 

 

1stレグは、長沢をスタメンで使って、

広島のボランチ、青山を相当ケアした戦い方をした

 

 

それを継続するのか?

守りを気にせず、パトリックで攻めるのか?

楽しみにしていた

 

 

基本のフォーメーションは

ガンバが1-4-2-3-1、広島は1-3-4-2-1で、

1stレグと同じだった

 

 

青をガンバ、赤を広島として、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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何度も書いているが、広島は攻守で並びが変わるので、

この基本のフォーメーションはあまり意味を持たない

 

 

広島の戦い方は、1stレグとあまり変わらなかったと思う

 

 

ガンバで注目していたトップは長沢だった

 

 

2点差が必要とは言っても、まずは守備の安定を図った

 

 

長沢を使って、広島の攻撃を抑えて、接戦に持ち込んで、

最後に点を獲って勝つという狙いだった

 

 

右SBは予想通り米倉で、攻守でハードワークしていた

 

 

広島ボールのときは

広島は1-4-1-5になり、ガンバは1-4-4-2のブロックを作る

 

 

青をガンバ、赤を広島として、

もう一度、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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ガンバから見ると、

最終ラインで4対5なので、-1

ボランチが余って、+2

前線が2対3なので、-1

 

 

最終ラインの数的不利は、逆サイドのWBを捨てて、

全体が素早くスライドすることで、解決しようとしていた

 

 

これは1stレグの形で、前線の2人が青山をケアして、

ボールが入らないようにしていた

 

 

2ndレグのガンバは、全体のブロックを前に出して、

前線からプレッシャーをかけた

 

 

一例の並びを紹介する

 

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試合を作る役割の広島の後ろ5人に、

5人をぶつけてプレッシャーをかけた

 

 

具体的には、

SHが前に出て、SBへのコースを切る

ガンバのボランチの1人が前に出て、広島のボランチに付く、

そして2トップにして、CBと2対2を作る

 

 

これで広島のパスワークから自由を奪うことに成功した

 

 

広島も失点したくないので、

無理にはつながずに、前へ長いボールが多かった

 

 

長いボールなので、しっかりと収まる回数は少ないし、

最終ラインの前に、ボランチを1枚余らせているので、

セカンドにも対応できていた

 

 

このプレスで、高い位置でボールを奪うことはできなかったが、

ガンバペースで試合を運ぶことができた

 

 

そのため注目していた米倉vs清水の戦いも回数が少なかった

 

 

前述のようにガンバは最終ラインのスライドで、

数的不利を解決しようとしていたが、

そのスライドも早く、SHのヘルプも早かった

 

 

広島のWBの間合いの1対1は、ほとんどなかった

 

 

広島のチャンスも数えるほどで、

ガンバの守備は安定していたと思うが、

浅野の一発に沈んでしまった

 

 

スカパー解説の岡田さんも指摘していたが、

形として崩されていなくて、ピンポイントで合わせてのゴールだった

 

 

これは柏と浅野を褒めるしかなく、

もう一回やれと言っても、難しいくらい難度が高かった

 

 

広島としては、無理に人をかけることをせずに、

できれば点が欲しいなくらいの感覚だったかもしれない

 

 

ガンバボールのときは

広島が1-5-4-1のブロックを作り、

ガンバは1-4-2-3-1のまま前に出る

 

 

青をガンバ、赤を広島として、

もう一度、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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広島から見ると、

CBの所で3対2なので、+1

(トップ下の宇佐美も、広島のCBが見ていたので)

両チームともボランチが余り気味だけど2対2なので、±0

トップの所で1対2なので、-1

 

 

ガンバでゲームを作るのは、CB+ボランチの4人なのに対して、

それを追う広島の選手は1人なので、

かなり自由にボールを持てた

 

 

しかし5-4で作った9人のブロックにボールが入らない

 

 

広島が作った9人ブロックの中にいるのは、

トップ、トップ下、SHの4人で、SBが後から入るくらいだ

 

 

かなりの数的不利なので、攻撃の糸口になりにくかった

 

 

注目の米倉vs清水は、清水が最終ラインで待ち構えていたこともあり、

サイドにスペースがなく、1対1の回数が少なかった

 

 

チームとして、そこを潰された感じがした

 

 

さらに広島の最終ライン設定が、いつもよりも低く、

裏にスペースがない感覚だった

 

 

とりあえず人数をかけて、ゴール前を固めて、

失点をしないことに重きを置いていた

 

 

それに合わせて、中盤のラインも低いので、

後ろでボールは回るけど、

縦に入らない、ゴール前に行けない時間が続いた

 

 

そんな中のセットプレーは大きかった

 

 

広島のDF(佐々木だったかな?)が触ってしまう幸運はあったが、

今野はけっこうフリーだったので、ガンバの勝ちと言えるだろう

 

 

ただそれしか手立てがない

 

 

序盤に、WBの裏で受けてチャンスが来ただけに、

そこで決めていればな・・・と思う

 

 

その裏のスペースもすぐに埋められてしまった感じだった

 

 

1-0で推移していたので、結果論になってしまうが、

もう少しボランチが前に出てもよかったかな?

 

 

後ろはけっこう自由にできたので、

遠藤を一列上げて、1-4-1-4-1で攻められると、

もっと怖い攻撃になったと思う

 

 

一応そうした時の並びを書いてみる

 

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広島の5-4で作った9人のブロックに入る選手が、常に5人になる

 

 

広島のボランチが余る形をとると、

最終ラインの選手の前には、必ずガンバの選手がいるようになる

(前線は1トップ+4MFなので)

 

 

さらに間で受けるのが上手い選手が揃っているので、

広島の最終ラインにプレッシャーをかけられたはずだ

 

 

そんなことを考えていた前半だったが、

後半になって、広島が修正してきた

 

 

全体のライン設定を上げて、

ガンバのボール回しへのプレッシャーを強めた

 

 

はっきりと前線から追うわけではないが、

ガンバのパスを待ち構える位置が高くなった

 

 

これでガンバがボールを持つ位置が

かなり下がってしまった

 

 

全体のブロックが上がったので、

広島の最終ラインの裏にスペースができたが、

そこを上手く使うことができなかった

 

 

走り込む選手がいなかったのか?

タイミングが合わずに、やり直しになったのか?

 

 

ガンバの選手はけっこう走っていたので、

たぶん後者だと思う

 

 

ただ、それは現地で観ていないと分からないし、

解説の岡田さん、水沼さんも教えてくれなかった

 

 

途中交代でパトリックを入れたが、あまり脅威になれず、

1-1になってからは、広島も裏のスペースを埋めたので、

ロングボールのパワープレーに出るしかなかった

 

 

どこかで一つガンバに、こぼれればと思うが、

広島も9人のブロックで、人数をかけて守っていたので、

ノーチャンスのまま試合終了だった

 

 

試合の感想は

広島のしたたかさが際立つ90分だった

 

 

アウェーゴール3点で先勝したので、

複数失点しなければいいと割り切っていたと思う

 

 

コメントでは、「勝ちに行きます」と言っても、

試合を観ると、リスクを最小限に抑えた戦いだった

 

 

ガンバが前線から追うという策に出たが、

慌てることなく、シンプルな攻撃に徹していた

 

 

そしてガンバにボールを持たせると、

9人でしっかりとしたブロックを作って、待ち構えていた

 

 

無理にボールを取りに行くことなく、

待ち構えてはね返すことを徹底していた

 

 

その結果ガンバの選手が攻撃で走り回ることになった

 

 

トラッキングデータを見ていると、

走行距離は、ガンバ124.49km、広島118.85km

スプリント回数は、ガンバ203回、広島134回

 

 

広島のボール回しで走らされたと言うよりは、

自分たちの攻撃で、アクションを起こすために走った結果だろう

 

 

それを焦れずに待ち構えた広島の手のひらの上で

転がされていただけかもしれない

 

 

浅野のスーパーゴールはあったが、

結果的には、失点1だったので、広島のプラン通りだったはずだ

 

 

結果的には、年間勝ち点1位のクラブが、

チャンピオンシップも勝ったので、順当な結果だった

 

 

野球のクライマックスシリーズやJ2のプレーオフのように、

下位のクラブが勝ってしまうと、賛否両論が出るはずだが、

1年目は無難に終わった感じがする

 

 

ACLの出場権については、浦和さんごめんなさいだけど、

決勝に比べれば、はるかに優位の準決勝で負けたのだから仕方ない部分もある

 

 

ただこの辺は議論の余地があるかもしれない

 

 

最後にガンバファンとしては悔しい形で、Jリーグ終了になったが、

広島は3回目の優勝になる

 

 

「3回優勝したらスタジアムを建てる」と宣言した某市長は、

この結果を受けて、どう出るのか?楽しみではある

 

 

解説の岡田さんも、チクッと

「トラックがあると熱気が伝わりにくい」と言っていた

 

 

一等地にサッカー専用なんて、サッカーファンのエゴかもしれないが、

球技場くらいであれば、使い道も出てくるだろう

 

 

味スタや日産、豊スタが、コンサートに使われているのを考えれば、

広島の真ん中に会場ができれば、活用するアーティストが増えるかもしれない

 

 

優勝報告はすると思うので、

行政の出方を楽しみにしたい

 

 

 

yas-miki

 

1stレグのテレビ観戦の感想は、こちら

【テレビ観戦】 2015年12月2日 J1 サンフレッチェ広島@ガンバ大阪

 

スタジアム紹介の記事のまとめは、こちら

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スタジアムの歩き方のまとめ

 

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