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ラスト万博ということで、大阪に行きたい気持ちはあったけど、

先週に大金をはたいてクラブW杯を観に行っているので、

おとなしくテレビ観戦になった

 

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この写真は、過去の試合のものだ

 

 

地上波を持つ放送局としては、NHKの質が一番高いと思っている

 

 

確かに実況・解説は、あまりストレスなく観られないけど、

ボールのないところを観たいという気持ちが湧いてくる

 

 

これは、テレビ観戦の限界なのかもしれない

 

 

Contents

試合前のポイントは

鳥栖の3バックに、ガンバがどう対応するのか?だと思っていた

 

 

鳥栖が3バックを採用して、まあまあの結果で、

リーグ戦をフィニッシュしたのは知っていた

 

 

そしてガンバが3バックに手を焼いているのは、

ポストシーズンを観ていても分かっていた

 

 

鳥栖のサッカーは、広島、浦和とは違うが、

エッセンスは入っているので、

ガンバがどう出るのか?に注目していた

 

 

ガンバの試合を観るのは、CSの第2戦以来になる

(この時もテレビ観戦だけど・・・)

【テレビ観戦】 2015年12月5日 J1 ガンバ大阪@サンフレッチェ広島

【テレビ観戦】 2015年12月2日 J1 サンフレッチェ広島@ガンバ大阪

 

 

現地観戦は、CS準決勝以来になる

2015年11月28日 J1 ガンバ大阪@浦和レッズ

 

 

対する鳥栖は、リーグ戦の最終節以来になる

2015年11月22日 J1 サガン鳥栖@FC東京

 

 

基本のフォーメーションは

ガンバは1-4-2-3-1、鳥栖は1-3-4-2-1でスタートした

 

 

青をガンバ、赤を鳥栖として、

両チームのフォーメーションを重ねる

 

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簡単に数合わせをすると、ガンバから見て、

最終ラインの所で4対3なので、+1

ボランチが余って、+2

トップ下の所で1対2なので、-1

トップの所で1対3なので、-2

 

 

実質はトップ下の倉田は、鳥栖のCBが観ていたのかな?

 

 

そうすると、ボランチは両チームとも余って、

ガンバの前線の所で2対3なので、-1になる

 

 

何度も書いているけど、

1-4-4-2は、ピッチの横幅を4分割するのに対して、

1-3-4-2-1は、5分割で考えることが多い

 

 

特にシャドーの曖昧さは、ポイントになる

 

 

ガンバボールのときは

鳥栖は1-5-4-1のブロックを作って、

ガンバの縦パスを狙っていたように観えた

 

 

青をガンバ、赤を鳥栖として、

もう一度、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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数合わせの結果は、先程とあまり変わらず、ガンバから見ると、

最終ラインの所で2対1なので、+1

ボランチが余って+2

相手もボランチが余って、-2

前線が2対3なので、-1

 

 

鳥栖は前から激しくプレスするより、

前からコースを切って、後ろはスペースを埋めて、

ガンバにボールを回させる狙いだと思う

 

 

一定の成果はあったと思う

 

 

放送によれば、シュート0の時間帯も長かったので、

ゴール前、バイタルにボールが入らなかった

 

 

テレビに映ってはいないが、

ガンバの前2人は、鳥栖のCBが見て、

ガンバSHは、鳥栖のWBが見て、

鳥栖のボランチは、自分のバイタルを埋めるようにしていたと想像する

 

 

1ヶ月前のFC東京戦も同じような思想だったので、

おそらく大外れではないはず

 

 

そうすると鳥栖の5-4の9人のブロックに入るガンバの選手は、

トップ、トップ下、SHの4人になり、

かなりの数的不利になる

 

 

その分後ろのビルドアップの所で、自由にやっていたが、

鳥栖のブロックの中にボールが入らない時間が長かった

 

 

鳥栖の選手は、局面でも激しさを忘れずにプレーしていたので、

ブロックの中で、ガンバの選手が自由にできる時間とスペースはなかった

 

 

ガンバからすると、上手くいっていない時間に、

倉田、宇佐美の個人技で点が獲れたのは、大きかった

 

 

最終ラインの裏を取られたが、

鳥栖のディフェンスは悪くなかった

 

 

正確な長いボールを入れた倉田、

足に吸い付くトラップとGKを外したタイミングのシュートを打った宇佐美

2人で点を獲ることができた

 

 

シーズン終盤は、試合から消える時間もあったので、

CSから多少は勤続疲労が解消できたのかもしれない

 

 

他にも宇佐美がボールを持つと、ワクワク感があったので、

いい時の宇佐美が帰ってきたかもしれない

 

 

この日は左SHで起用されたので、左サイドでポイントを作れていたし、

守備のタスクもかなり頑張っていた

 

 

ただチーム全体としては、単発になってしまった感じがした

 

 

藤春が欠場で、今野が代役を務めたが、

攻撃参加の面では活躍できず・・・

 

 

右の米倉もかなりケアされていて、

見せ場をほとんど作れず・・・

 

 

そうなると、鳥栖のブロックの外をボールが周っている時間が長かった

 

 

鳥栖からすると、怖くないサッカーだし、

やりたいサッカーだったのではないか?

 

 

ガンバは焦れずに、ボールを持っている間は、失点しない

というサッカーでは当たり前の考えを実行しているようだった

 

 

後半も上手くいっていない時間が長ったが、

同点にされてしまった

 

 

それでもゴールネットの補修という珍しい理由で、

試合がストップすると、ギアを入れ替えた感覚だった

 

 

右でポイントを作って、倉田がマークを外して、

細かいパスで、宇佐美にボールが渡って、決め切った

 

 

往年のガンバらしいキレイなゴールだった

 

 

これも宇佐美のシュート技術の高さが見られた

 

 

1人目のDFは外して、2人目が来る前に打ったのだが、

GKの頭には、ニアもあるし、ファーもあったと思う

 

 

そこで駆け引きして、ファーを選択したと思うし、

ポストギリギリに蹴れるのが、彼の【違い】だった

 

 

仮にシュートが外れていたとしても、

鳥栖のディフェンスに与える影響は大きかったと思う

 

 

この細かいパスで崩されると、

これまで通りガンバの攻撃を待って守るのか?

それとも前に出て、パスワークを潰すのか?

ちょっとした迷いが出ると思う

 

 

その直後に、長沢のゴールが決まって、試合が決まった

 

 

長沢がボールを追うと、

相手のDFはミスをするオートマティズムがあるのだろうか?

 

 

CS第一戦の焼き直しを見ているようなゴールだった

 

 

前でボールを追ってくれるのは、長澤の強みだと思うが、

もう少し攻撃で、ボールを収める回数が増えると、

パトリックとの併用に目途がつくと思う

 

 

鳥栖ボールのときは

ガンバは1-4-4-2のブロックを作り、

鳥栖は1-3-2-5のような形をとる

 

 

青をガンバ、赤を鳥栖として、

もう一度、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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一例で、鳥栖が左サイドのボールを運んだ時を考える

 

 

鳥栖はWBを高く上げて5トップに近くなり、

後ろは3バックでボールを回しながら、ボランチが3バックの外に出る

(赤の6番の動き)

 

 

そこにボールを運べば、多くのクラブは時間を与えてくれるので、

非常に賢いやり方だと感じた

 

 

ガンバは相手が5トップを採用すると、

シャドーの選手も合わせて5トップを4バックで対応して、

ボールから一番遠い選手を捨てる

 

 

この日も同じ感覚でプレーしていて、

鳥栖の右WBが空いていた

 

 

ユンさんの鳥栖のイメージでは、

ボールを誰もいないスペースに持ってこようとしていた

 

 

この日も右サイドにフリーがいると分かると、

そこへのロングボールが多かった

 

 

宇佐美が頑張って帰ってきたし、

鳥栖のボールの精度が悪かったことが幸いして、

多くのチャンスを作ることはできなかった

 

 

そうは言いながら鳥栖のゴールは、その形だった

 

 

東口のミスの側面もあるだろうが、

鳥栖の右WBを誰がみるのか?はっきりせず、

フリーでボールを入れられてしまった

 

 

鳥栖は豊田を欠いていたので、前でポイントができず、

効果的なポゼッションができていなかった

 

 

なのでWBがフリーになる以外の所は、

ガンバの守備の狙い通りだったと思う

 

 

最近注目の鎌田も入ってきたが、

テレビで観ていると、どこにいて?、どんな動きをしているか?

なかなか捕まえるのが難しかった

 

 

やはりスタジアムで観ないと、ダメかもしれない

 

 

ただ実況で名前を呼ばれることも少なかったので、

ガンバもうまく潰していたのだと予想する

 

 

1失点があり、試合を難しいものにしてしまったが、

ガンバの守備は、大崩れせずに耐えていた

 

 

今野の左SB起用も、そつなくこなせていた

 

 

試合の感想は

ガンバのしたたかさが目立つ内容だった

 

 

上手くいっていない時間が長かったが、

じっくり耐えて、流れを引き戻していた

 

 

ゴールネットが壊れてしまい、

時間が止まり一息つけたのも大きかった

 

 

この休息をうまく使ったのがガンバで、

勢いを失ってしまったのが鳥栖だった

 

 

昔ガンバの運営のバイトをしていたが、

6年で1回だけそんな事態があった

 

 

10年以上前の情報だけど、

万博のゴールネットは、ポストのフックに引っ掛けるようになっている

 

 

そのため1つのフックが外れると、力が隣のフックにかかり、

どんどん外れてしまう

 

 

今回は、それをテープで無理やり止めた形だった

 

 

審判団は、キックオフ前にピッチを1周しているので、

そこで見つけられないのもどうか?と思うが、

ラッキーなハプニングだったかもしれない

 

 

宇佐美、パトリックという飛び道具を使いながら、

その他で、試合を作るのは、老獪ですらあった

 

 

連戦の勤続疲労が少し癒えたのか?

お子さんが産まれて、元気が戻ったのか?

宇佐美にゴール前の怖さが戻ってきた

 

 

解説の山野さんが指摘していたが、

シュートのタイミングが絶妙に上手い

 

 

1点目のトラップ→シュートのタイミングは秀逸だった

 

 

今冬に移籍の噂があるが、

ガンバファンからすると、応援してあげたい面もあり、

彼がいなくなったら、どうするの?という不安もある

 

 

天皇杯を勝ち進んでいるので、

移籍関連の情報は遅くなりがちだけど、

彼の動向には大注目だ

 

 

ガンバのチームとしては、

今後も3バック系のクラブの対戦があると思うので、

どう対応するのか?明確な答えが欲しいように感じる

 

 

長谷川さんは、両SHが帰ってきてしまって、

6バックにならないように腐心していると理解している

 

 

それでも4対5の時間が長く、逆サイドまで運ばれる回数が多い

 

 

広島や浦和だとWBにドリブルできる選手がいるので、

バスケのアイソレーションのようになってしまう

 

 

そこで完封とはいかないので、

何かしらの策は用意した方がいいかもしれない

 

 

来シーズンはどうなるか?分からないが、

3バックというのは、今の日本サッカーのトレンドでもあるので、

そこへの答えが欲しいところだ

 

 

次はまたしても広島で、今月3回目の対戦になる

 

 

広島は超過密日程で試合をしているので、

フィジカルコンディションでは、ガンバに分がある

 

 

ホームスタジアムではないけど、大阪ヤンマーでできる

 

 

ガンバにとっては、いい情報もあるが、

それでもチームを仕上げてくるのが広島だと思うので、

熱い試合を期待したい

 

 

残念ながら29日まで仕事なので、

情報を遮断して、録画を見ることになりそうだ

 

 

 

yas-miki

 

両クラブの前回観戦の感想は、こちら

【テレビ観戦】 2015年12月5日 J1 ガンバ大阪@サンフレッチェ広島

2015年11月22日 J1 サガン鳥栖@FC東京

 

スタジアム紹介の記事のまとめは、こちら

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