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シーズンシートを持っているし、

注目の多摩川クラシコなので、味スタに向かった

 

 

30分ほど家を出るのが遅れて、いつも座っている席を獲り逃したが、

近くの席は、余裕で確保できた

 

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川崎のサポーターの集まりが素晴らしく、

試合前から熱い雰囲気を作っていた

 

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アウェーにも関わらず、コレオまで披露してくれた

 

 

東京は、前回の味スタの名古屋戦以来の観戦

2016年4月2日 J1 名古屋グランパスエイト@FC東京

 

 

川崎は今年初めての観戦になる

 

 

快調にシーズンをスタートしたので、

どんなサッカーをしているのか?に注目していた

 

 

基本のフォーメーションは

どちらともフラットな1-4-4-2でスタートした

 

 

基本の形を並べても意味を持たないけど、

赤を東京、青を川崎として、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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目の前の相手がはっきりするので、

個の力の差が、試合に大きく影響しやすい

 

 

どちらもクオリティの高い選手を揃えているし、

大きなミスマッチはなかったように観えた

 

 

ただ前半途中で川崎は、車屋を下げたので、

彼のマッチアップを気にしたのかな?と思う

 

 

東京を観ている立場からすると、

バーンズを先発で使うのは超珍しいので、

彼がどんな働きをするのか?注目していた

 

 

川崎ボールのときは

東京はコンパクトに引いて、川崎は前に出た

 

 

大きく観ると、川崎は1-4-4-2を崩していないけど、

後ろをCBとボランチの4人で作って、6人を前線と絡める位置に置いた

 

 

またトップの1人が下りてくるシーンが多かったように感じた

 

 

対して東京は、自分のゾーンを守る形で4-4-2のブロックを作った

 

 

赤を東京、青を川崎として、

簡単にフォーメーションを描いてみる

 

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簡単に数合わせをすると、赤の東京から見て、

CBの所で2対1なので、+1

ボランチの所で2対1なので、+1

前線で2対4なので、-2

 

 

前線の2対4をどうするのか?に注目してた

 

 

川崎がボランチがCBの間に下りて、

ダイヤモンドを作って試合を作る

 

 

それに対して東京の2トップは、

中盤側のボランチを2人で挟み、

その他の3人は軽くコースを切るくらいだった

 

 

東京のボランチが、時折ここに顔を出して、

3対4になっていたけど、これまで試合のような激しさはなかった

 

 

なので川崎の選手はかなり自由にボールを持たせてもらった感覚だった

 

 

ボランチがフリーで前を向けるように、大きくボールを回していた

 

 

川崎を観ていると、常に【作り直し】ができるのが素晴らしい

 

 

前に出して、ダメなら少ないタッチで返す

 

 

どこのチームもやっていることだけど、

ここまで当たり前にできているチームも少ないと感じている

 

 

東京の2トップを剥がして、後ろがフリーで前を向くと、

裏とバイタルが動き出す

 

 

2トップとSHの4人が、裏に抜ける選手とバイタルで受ける選手に分かれる

 

 

たぶんオートマティズムはなく、選手の判断だと思う

 

 

東京はゾーンで守っているので、そのシームを走るようにしていた

 

 

そうすることで、東京の選手はマークに付きにくかったはずだ

 

 

裏に抜けて決定機は何回か来ていた

 

 

1点目はその典型だったし、3点目もその派生に近い記憶がある

 

 

決定機に繋がらなくても、

常に最終ラインを下げさせて、バイタルを空ける効果はあった

 

 

仮にトップの1人とSHがバイタルに入ると、

川崎は3人、東京はダブルボランチで2人になる

 

 

こんな数的優位は少なかったが、

誰が誰を見るか?という混乱はあったように観えた

 

 

東京からすると最終ラインでは、人は余っているけど、

ボランチの所が空いているように感じた

 

 

東京のゲームプランは、それを承知で、

コンパクトな陣形を保って、ブロックに穴を空けないようにしていた

 

 

ボールを持たれるし、たまにはボランチに前を向かれるけど、

受け手を抑えようとしていたので、

縦パスへの反応は早かったし、厳しく寄せていた

 

 

数的不利に感じたボランチの所も、

米本と河が細かくポジションを修正して、コースを切っていた

 

 

かなり細かく修正していたので、走らされていた色が強い

 

 

ただ前半はなんとか上手く運べていたように感じた

 

 

けっこう走らされたので、後半に間延びすると、

川崎のパスが狙い通りに入り始めた

 

 

 

東京が3点目を獲れなかった、PK判定で点を失ったことで、

川崎に流れを持っていかれたが、

個人的には川崎に流れるべくして流れたと思う

 

 

上手く縦パスの受け手を潰していたが、

川崎の選手に前を向かれると、

それを90分完遂するのは、やはり無理がある

 

 

ムリキを入れた所で、1-4-3-3に変更したが、

川崎のボランチを潰さない(潰せない?)スタンスだったので、

自由にさせてしまったという印象になる

 

 

これまでの東京を観ていると、ダブルボランチがボールを奪える

 

 

実際、ボランチが前に出て、プレスをかけて奪うことで、

ショートカウンターのチャンスを作っていた

 

 

川崎に対しても、前線まで追いかけた方が面白いと思っていた

 

 

それをしなかったのは、

スタミナが切れる予想だったのか?

川崎の選手のテクニックをリスペクトしたのか?

 

 

結果論だけど、東京には前からプレスして欲しかったな・・・

 

 

東京ボールのときは

カウンターに勝機を見い出そうとしていた

 

 

東京はフラットな1-4-4-2を崩さないで攻撃していた

 

 

川崎とは大きな違いはあるけど、

CBとダブルボランチで試合を作ろうとしていた

 

 

川崎のボランチは、前に出てプレスをかけたので、

窮屈になってロングボールになり、ボールロストが多かった

 

 

東京のポゼッションは、機能していない時間が長かった

 

 

ただ川崎のボランチが前に出るということは、

バイタルのスペースは広くなる

 

 

また川崎ボールで、ゴール前まで迫ると、

ボランチも前に出て、前線をフォローしようとする

 

 

そのためその裏のスペースまで運べれば、

チャンスの芽を作れていた

 

 

東京は2トップで、川崎のCBと数的同数なので、

押し上げの時間を作りやすい構造だった

 

 

川崎のCBのミス絡みではあったけど、

東京の先制点は、川崎のボランチの裏へ運んだ結果だった

 

 

東京に、ポゼッションして攻撃しようとする色が薄く、

1対1の局面を、個の力で打開しようとしていた

 

 

東京の選手の能力を考えると、

それは悪い考えではないと思う

 

 

実際、決定機は何度もあったので、

決めていれば結果はもちろん、印象も変わったと思う

 

 

早い攻撃で、チャンスは来ているので、

最後の精度を高めないと、今日のようになるだろう

 

 

ただポゼッションの色を消してしまうのは惜しい気がする

 

 

クオリティの高い選手が揃っているので、

ポゼッションできないことはないと思うが、

セーフティーファーストなサッカーをしている

 

 

この日は後ろの選手がフリーで前を向ける位置が低かったので、

効果的な縦パスを入れるシーンを作れなかった

 

 

ボランチも横パスで試合を作ることが多かった

 

 

縦パスの回数が増えると、バリエーションが出てくると感じた

 

 

この日もセットプレーから点が獲れたのは、

大きな収穫だと思う

 

 

小川のキックの質が上がっているように感じた

 

 

この日はCKが少なかったので、確たることは言えないが、

今後のストロングポイントになるかもしれない

 

 

試合の感想は

東京が3点目を獲れなかったのが全てかな?

 

 

川崎のポゼッションは素晴らしく、

試合時間とともに効果が発揮される

 

 

ディフェンスが耐えられているうちに、

3点目を獲れたら精神的にも優位で戦えたはずだ

 

 

川崎のポゼッションvs東京のプレスを予想していたので、

東京が引いたのは、意外だった

 

 

ボランチで頑張れる選手を交代させながら、

川崎のポゼッションを破壊するサッカーだと面白いと思った

 

 

川崎は、中村の存在が大きかった

 

 

ポジションを変えながら、前を向いていたし、

長短のパスを使い分けて、試合を作っていた

 

 

時間を作るショートパスとチャンスを作るミドルパスが素晴らしかった

 

 

試合が決まりかけた後とは言っても、

4点目のドリブルを選んだ判断も素晴らしかった

 

 

おそらく誰もが、コーナーに逃げると思っていたと思う

 

 

それを裏切る判断は流石の一言だった

 

 

まだまだチームの中心で活躍できる選手だったし、

何度も観たいと思わせてくれる

 

 

2016シーズンのシーズンシートを、

東京にするか?川崎にするか?悩んだが、

川崎のチョイスでも良かったと思った

 

 

プレーの選択肢が多いという理由で、

ポゼッションサッカーの方が好きなので、川崎はまた観たいと思う

 

 

余裕ができたら、ファーストチョイスで等々力に行きたい

 

 

東京は、自分たちのゲームプランで耐えていたので、

ダメダメではなかったと思う

 

 

ここまでポゼッションに拘るチームも川崎くらいなので、

これまでのプレッシングサッカーは脅威になるはずだ

 

 

注目のバーンズは、先制点を獲ったし、守備もしっかりしていた

 

 

与えられた役割をしっかり果たしているのは、

いい意味で外国人らしくない

 

 

チャンスにも絡めていたので、いい武器になれる選手だった

 

 

惜しむらくは、チャンスで、もう1点獲って欲しかった

 

 

今後の起用法は分からないけど、

この日と同じく先発起用も面白い

 

 

この後の予定では、29日の福岡戦なので、

どんなサッカーに進化するのか?には注目したい

 

 

 

yas-miki

 

サッカー観戦の参考に

【読書】 サッカースカウティングレポート ~超一流のゲーム分析~

 

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