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柏に行こうかな?とも思ったけど、

シーズンシートがもったいないのでフクアリへ

 

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先週は熊本が来て、ザワザワ感があったけど、

この日は岐阜ということで、全体が通常営業だった

 

 

それでも10,000人来るのだから、

千葉のサポーターも捨てたものではない

 

 

千葉はシーズンシートで定点観測しているので、

前節の熊本戦から連続して観ている

2016年5月15日 J2 ロアッソ熊本@ジェフ千葉

 

 

対する岐阜は初観戦になるので、

ラモスさんが何をしてるのか?に注目していた

 

 

試合は前半10分で、千葉が2点獲ったので、

大きな流れが決まってしまった感じだった

 

 

最後のスコアから見れば、3点目が重要だったのだけど、

最初の2点が、千葉に余裕をもたらしたのは確実だった

 

 

Contents

基本のフォーメーションは

どちらのチームも1-4-2-3-1でスタートした

 

 

あまり意味がなくなってしまうが、

赤を千葉、青を岐阜として、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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ボード上で、簡単に数合わせをすると、

CBの所で2対1なので、+1

ボランチの所で2対1なので、+1

トップ下の所で1対2なので、-1

トップの所で1対2なので、-1

 

 

両チームのトップ下が中盤に下りるので、

少しだけ攻撃側が中盤で数的優位になる

 

 

ただ守備では、2トップでボールを追うし、

両チームのCBがトップ下もケアする

 

 

そのため、ボランチが2人余って、

その他は目の前の相手がはっきりしていた

 

 

千葉を追っている立場からすると、

前節にいい流れを作れていたので、

それを継続する狙いのメンバーだった

 

 

SHの並びは、右に井出、左に船山だったので、

前節の後半と同じだった

 

 

千葉ボールのときは

千葉の縦の早さが色濃かった印象だった

 

 

切り替えの所で、岐阜が上手くハマっていなくて、

バイタルで前を向くチャンスが来た

 

 

岐阜の最終ラインの前でアタッカーが前を向くのは、

2点とも同じだった

(もっと言えば、3点目も似た流れだった)

 

 

それをしっかりと2点にしたのは、価値があった

 

 

これまではチャンスがありながら点が獲れない流れだったので、

早いうちに複数得点で落ち着いたと思う

 

 

1点目は船山としては、

自分がシュートできる所にボールを置きたかっただろうけど、

ボールが流れてアシストに切り替えたのは流石だった

 

 

SH起用になったこともあって、なかなかゴールが遠い中、

正確な判断ができているように感じた

 

 

DFに当たったが、豪快なボレーも見せていたので、

流れが来れば、ゴールを量産できるはずだ

 

 

2点目は井出のキックフェイントが決まった時点で勝負ありだった

 

 

GKと1対1になると、攻撃側にもプレッシャーがかかるけど、

とても落ち着いていた

 

 

スクリーンのリプレーを観ると、

ギリギリにコントロールしていて素晴らしい

 

 

ようやく1点獲れたので、いい流れに乗りたいところだ

 

 

最初に2点が入って、岐阜に持たせる展開になったので、

千葉がポゼッションする回数は少なかったように感じた

 

 

岐阜も時間とともに落ち着いてきて、

コンパクトなブロックを作って守れるようになってきた

 

 

千葉は最初に前に出して、

ダメなら、後ろに返してポゼッションという考えに近かったかな?

 

 

後ろはボランチとCBが主体になって試合を作るのに対して、

岐阜はトップとトップ下の2人でボールを追う

 

 

岐阜の後ろは4-4でブロックを作って、ゾーンで見ていた

 

 

千葉は右SBの多々良が高い位置を取る動きを見せていたが、

それに比べると左SBの阿部は自重気味だった

 

 

左右対称に作る必要はないけど、

左SHに船山が入っていたので、中央に入る回数が多い

 

 

そのためサイドにいる選手が少なく、

左から攻める形が見えにくかった

 

 

たぶん船山がバイタルを狙って、

町田が外に流れる形を狙っていたと思う

 

 

ただ回数が少なく、チャンスを作れた感じがしなかったので、

阿部の位置を上げてもいいと思う

 

 

かなり精度の高いクロスを持っているので、

出し惜しみせずに使った方がいい

 

 

しっかり相手を押し込んでから、

左サイドを使いたいと思っているはずだ

 

 

この日は縦に早いサッカーをしていたので、

左SBまで回る回数が少なかったと思う

 

 

後ろで試合を作っているときは、

前節同様に、長澤が1列高い位置で受けようとしていた

 

 

ボランチの相方の山本は最終ラインに下りて、

ボールを動かしていた

 

 

CBの外で受ける回数が多かったので、

チームとして、山本までボールを運んでパスを出させる狙いだったと思う

 

 

長澤には各所に顔を出して、ボールに絡ませようとしていた

 

 

テクニックもあるし、フィジカルも強いので、

ボールロストのリスクが少ないのは強みだと思う

 

 

この日は2点に絡んだように前を向けば、

危険な選手になれる

 

 

ボランチとして、守備のタスクにも慣れてきたように観えるので、

いい組み合わせになっている

 

 

中盤でも、長澤に前を向かせることができれば、

千葉のペースになると思う

 

 

3点目はSH起用されてからだったけど、

素晴らしいの一言だった

 

 

ゴール前を細かいボールタッチで運んでいくテクニックもすごかったし、

正確なシュートも素晴らしかった

 

 

久しぶりにゴールが来たという印象だけど、

SHとしての一番の仕事ができた

 

 

現状は2列目の力のある選手が集まっていて、

ボランチが手薄というチーム事情がある

 

 

それでも長澤のボランチ起用は当たりだと感じるし、

2列目の選手に点が出ているので、

このまま続けた方が面白い

 

 

この日はリスクの高い縦パスを避ける雰囲気があったので、

ポゼッションした時の縦パスをどこで入れるか?

という問いへの解は出ていない

 

 

それでもSHがバイタルで受ける動きをしているし、

右サイドはSBが高い位置を取って攻める形もできている

 

 

チーム全体が点を獲ることに拘れば、

左SBも攻撃に絡んでくると感じている

 

 

熊本戦からのオートマティズムは継続していて、

これからも、いい形で攻撃できるはずだ

 

 

岐阜からすると、前半の入りが全てだったと思う

 

 

千葉が前に出てこなかった面もあるが、

2失点の後はしっかり守れていた感触だった

 

 

コンパクトなブロックを作って守れていたので、

大きな問題は抱えていなかった

 

 

後半は点が必要になったので、

前がかりになり、3失点目をくらった形だった

 

 

長澤がスーパーだったので、

岐阜からすると仕方ない

 

 

それだけ、最初の2失点が余計で、プランが崩れただろう

 

 

岐阜ボールのときは

千葉が堅いブロックを作って、それを崩せなかったように観えた

 

 

岐阜はボランチの一人が最終ラインに下りて、

CBとボランチの4人で試合を作っていた

 

 

SBがすごく高い位置を取る感じではなかったけど、

サイド攻撃の準備を常にしていた

 

 

千葉の前で追う選手は、トップとトップ下の2人なので、

岐阜が数的優位でボールを運べる

 

 

千葉はそれを許容していて、

後ろで4-4のコンパクトなブロックを作っていた

 

 

この守り方は準備していたものだろうけど、

2点獲れたことで余裕を感じた

 

 

全体をゾーンで守っているけど、

ボランチ2人がピッチ中央で余って、

他の選手は、自分のマークを見る感じだった

 

 

岐阜からすると、ボールが前に上手く入らなかった

 

 

後半になって、選手を入れ替えて、前への推進力を出した

 

 

トップに高い瀧谷を入れたので、簡単に前に入れるようになったし、

ボランチの水野を前で使うようになった

 

 

前半は後ろを4人で作っていたが、3人に減らして、

前の人数を増やした

 

 

1-4-2-3-1の基本は崩していないと思うが、

ボールを囲む選手が増えたように感じた

 

 

千葉は守り方を変えなかったが、

押し込まれる時間が長くなった

 

 

おそらく簡単に岐阜が前を使うことが多くなったし、

岐阜の前の選手の距離感が短くなって、

セカンドへの寄せが早くなったのだろう

 

 

後半で間延びしやすいが、

岐阜が間延びさせたと言うべきかもしれない

 

 

千葉は4-4のブロックを変えずに作っていたので、

前からプレスする回数を増やしても面白かったと思う

 

 

前半はハマった時に、前からプレスに行っていたが、

後半はそういうシーンが観られなかった

 

 

この日を観る限りでは、岐阜の攻撃はそんなに怖くなかったし、

押し込まれる時間が長くなったので、

アクションを起こしてもよかった

 

 

失点は2点ともセットプレー崩れだったのは偶然だろうけど、

ブロックが崩されての失点ではないのが逆に悩ましい

 

 

【集中】、【マーク確認】というありきたりの答えしか出ないけど、

何かしらの修正は必要かもしれない

 

 

試合の感想は

前半10分で2点入ったことが、両チームにとって重かった

 

 

千葉は余裕を持ってリスクの低いプレーを展開した感じがした

 

 

岐阜にもっと焦りが出るかな?と思っていたが、

後半早々に点が獲れて、地道に自分たちのサッカーをしていた

 

 

5ゴールほどダイナミックな試合ではなかったように感じたし、

落ち着いた90分だったと言えると思う

 

 

J2では中位にいる両クラブにとって上へ行ける試合だったが、

どこか熱を感じなかった

 

 

前節の熊本戦が熱すぎた反動だけど、

もう少しアクションの多い試合でもよかった

 

 

「2点差は難しい」という言葉通りの試合になった

 

 

90分経って、お互いポジティブな印象が得られなかったと思う

 

 

もっと失点を減らしたかったはずだし、

攻撃的にボールを動かしたかったはずだ

 

 

両チームとも狙っているのは分かるけど、

100%体現できていなかった

 

 

たまには、こういう落ち着いた試合もあるかな?という感じだった

 

 

千葉を追う立場からすると、

次につながる部分もあったし、3ポイントを獲れたので、

アウェー2連戦につなげて欲しい

 

 

長崎、札幌と、とても行ける距離ではないので、

大人しくスカパーさんで観る予定だ

 

 

 

yas-miki

 

サッカー観戦の参考に

【読書】 サッカースカウティングレポート ~超一流のゲーム分析~

 

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