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味スタとフクアリだけだと、面白くないので、

たまには他のスタジアムにも!ということで町田へ

 

 

開幕していいスタートダッシュをした町田なので、

早めに行きたいと思っていた

 

 

ただ千葉とことごとく重なって、6月になってしまった

 

DSC_4283

 

 

年に一度はゼルビアに行っているので、

スタジアム情報は持っていた

 

 

結果、開場時間に行って、

メインスタンドのアウェー側に陣取った

 

 

町田の観戦は、フクアリでの千葉戦以来

2016年4月17日 J2 FC町田ゼルビア@ジェフ千葉

 

 

徳島は、テレビを含めても初観戦になるので、

情報は何も持っていなかった

 

 

町田に来る機会は多くないだろうから、

来たからには楽しい試合になるといいなと思っていた

 

 

お客さんは4,000人くらいと、やや寂しかったが、

温かい雰囲気のスタジアムが独特で好きになった

 

 

どちらもやりたいサッカーはできたかな?

 

 

町田が、前半のアディッショナルタイムに獲得したPKを沈めて、

後半の反撃をなんとかしのいで、3ポイントを手にした

 

 

Contents

基本のフォーメーションは

町田はフラットな1-4-4-2、徳島は1-3-4-2-1でスタートした

 

 

青を町田、赤を徳島として、

両チームのフォーメーションを重ねる

 

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簡単に数合わせをすると、青の町田から見て、

最終ラインで4対3なので、+1

お互いのダブルボランチは余り気味で、±0

トップの所が1対2なので、-1

 

 

1-3-4-2-1のチームを観るときは、

2シャドーの位置を観るようにしているので、

どこで受けようとしているのかな?と注目していた

 

 

町田ボールのときは

徳島は1-5-4-1のブロックを作るが、町田は早く攻める

 

 

徳島ボールのときに、徳島のWBは高い位置をとるので、

後ろは3対2になり、サイドにスペースがある

 

 

町田はボールを奪うと、前の大きなスペースにボールを運ぶ

 

 

2トップはサイドに流れる動きと足下で受ける動きに分かれる

 

 

スペースが広いので、徳島のDFは全ての動きに対応できず、

まずは裏をケアしていた

 

 

そのため足下でボールを受ける回数が多かったように感じた

 

 

2トップは両方とも受ける動きが秀逸で、ポイントを作って、

そこからSHが上がって、前の4人で解決したい狙いだった

 

 

前でポイントができずに、後ろで時間を作るシーンもあったが、

結局、前の4人へのロングボールが多かった

 

 

SHの2人も体を張って、ボールを受けようとしていて、

特に左SHに入った重松は、ハイボールのターゲットになっていた

 

 

そこで上手くボールを収められなかったが、

町田の攻める形の一つだった

 

 

前回に千葉で観たときは、前の4人でなんとかという色が濃く、

前への圧力を感じなかった

 

 

この日は、SHと2トップで攻めるのを基本にしながらも、

ボランチやSBが上がるシーンも観られた

 

 

特にボランチの上りが有効だったと思う

 

 

井上が上がって、李がバランスをとる回数が多かったと思うが、

いいバランスで攻撃ができていた

 

 

ボランチのラインを上げたことで、

攻撃に厚みが出てきたように感じた

 

 

奪われた後のプレスも有効で、

徳島のボランチからボールを奪い返すシーンもあった

 

 

千葉戦と見比べると、前への圧力をかけてきたが、

まだアタッキングサードへの圧力が足りないように感じる

 

 

もっと人数をかけてゴール前に入っていけると、

ゴールのにおいが出てくる

 

 

まだまだ単発で攻撃していることが多いので、

多くの選手が絡んで、ゴール前にボールを運びたい

 

 

PKを獲得したシーンはラッキーもあったかな?と思う

 

 

この日の主審の榎本さんは、

けっこう軽い接触でもファールをとっていた

 

 

鈴木孝司は、PK獲得前にも、

数回、簡単に倒れてファールをもらっていた

 

 

PK獲得シーンは、確かにファールだったけど、

流されてもおかしくなかったと思う

 

 

「上手く取ってもらったな」というのが正直な感想だった

 

 

前半最後のプレーになったので、

プレッシャーもあっただろうけど、冷静に沈めた

 

 

後半になると、町田のブロックが下がり、

前への圧力が下がってしまった

 

 

相変わらず2トップは、上手く足下で受けていたので、

ポイントはできるのだけど、後ろの上りが遅かった

 

 

1点勝っているという意識があったのか?

前半ほどのパワーを持って、攻撃できなかった

 

 

右SBの土岐田がケガで交代してしまったこともあり、

ゴールを向いた交代カードではなかった

 

 

チームの方向として、『まず守備』というのが如実に現れた

 

 

『22番目のクラブ』として、

そのスタンスで2位をキープしているので、正しいと思う

 

 

ただ3得点も獲れるサッカーではないので、

失点すると苦しくなってしまう

 

 

もう少し得点パターンを作れると、

簡単に試合が進むようになると思う

 

 

仮に町田がボールを持たされると、苦しくなるかもしれない

 

 

試合を作って、人数をかけてゴールに向かう形がないので、

今後の課題になってくるはずだ

 

 

ただJ2に昇格初年度で、

コンスタントに1得点を獲れている印象なので、

少ないチャンスをモノにする力は素晴らしい

 

 

この日も決定機は2、3回だったが、

しっかりPKを点にして、3ポイント重ねた

 

 

徳島から見ると、上手く守れていたと思う

 

 

前述のように、前線でポイントは作られたが、

後ろの攻め上がりを抑えることはできていた

 

 

1-5-4-1でブロックを作るので、

後ろに重心があり、堅かった

 

 

5-4のブロックに入る町田の選手が4、5人だけだったので、

かなりの数的優位だった

 

 

そのため組織が崩されたシーンは、ほとんどなかった

 

 

セットプレーもまずまずの守りだったので、

PKが悔やまれる

 

 

徳島が攻守のどちらに課題を抱えているのか?の情報を持っていないが、

この日の観るだけなら、守備は問題ないように観えた

 

 

徳島ボールのときは

町田がかなりコンパクトなブロックを作っていた

 

 

前回に千葉戦を観た時にも感じたが、

縦にも横にもコンパクトなブロックだった

 

 

最近は、その守り方も研究されたようだが、

やはりコンパクトなスペースで勝負したい守り方だった

 

 

徳島も前でポイントを作るべく、トップにロングボールを入れたが、

町田のCBが堅く、上手くボールが入らなかった

 

 

2シャドーの選手は、守備でしっかり下がらないといけないので、

ボールを奪った瞬間は、前線が遠い

 

 

そのため、いい位置でボールを受けられなかった

 

 

そうなると後ろで時間を作って、ポゼッションをすることになる

 

 

町田の2トップが、ボールを追って、中央を切る

 

 

サイドにボールを追い込んで、そこで横にコンパクトなブロックを作り、

狭いエリアでボールを奪う狙いだった

 

 

徳島はそれに対抗するために、サイドチェンジを多用していた

 

 

ボランチにカルリーニョスがいるので、

サイドからボールを受けて、ピッチを大きく使っていた

 

 

徳島は1-3-4-2-1なので、ピッチを5分割して考えている

 

 

そのため大外にWBがいる時間が長く、

WBにボールを運ぼうとしていた

 

 

町田はサイドチェンジをされると、

全体が大移動することになる

 

 

スライドが上手くハマっていると、サイドで不利にはならない

 

 

スライドが遅れると、サイドの大きなスペースで1対1になり、

ドリブル突破されたり、クロスを上げられたりした

 

 

徳島がサイドを使うことを意識するので、

町田のブロックが、横にコンパクトにならない

 

 

千葉戦で観たより、選手の間隔が広く感じた

 

 

徳島は、町田のブロックを横に広げるのは狙いだった

 

 

ただ前半のうちは、町田の守備がハマっていて、

徳島もチャンスは、ほとんどなかった

 

 

しかし、後半になると、徳島ボールの時間が長くなり、

サイドチェンジが効いてきた

 

 

特に左WBの内田までボールが回ると、

ドリブル突破があるので、有効な攻撃になった

 

 

突破してクロスというシーンもあったし、

町田のサイドの選手が、間を空けて守るので、

そのままクロスというシーンもあった

 

 

この日は、せっかくのクロスが合わなかった

 

 

町田の選手が、最後の所で頑張っていたことが大きい

 

 

土岐田がケガしてしまったシーンもクロスの対応だった

 

 

全員が体を張って守っていたので、

徳島の選手が、クロスに先に触る回数は少なかった

 

 

町田のブロックの縁をボールが動いて、サイドに流れるのは、

お互いにやりたかったことだったはずだ

 

 

サイドにボールが流れるのは、どちらの狙いだったか?が、

試合の流れを左右していた

 

 

徳島は、サイドにボールを流すことに狙いを持っていたので、

2シャドーにボールを入れることが少なかった

 

 

バイタルで受ける動きはしていたが、

町田が空けているスペースが狭く、ボールが入らない

 

 

それは90分続いていたように感じたので、

町田のボランチが上手く立ち回っていた

 

 

点が入らないということで、

徳島がシステムをいじってきた

 

 

最初の交代カードで、トップの選手を代えた

 

 

選手の並びは、1-3-3-2-2になった

 

 

一応、青を町田、赤を徳島として、

両チームのフォーメーションを重ねる

 

screenshotshare_20160604_182501

 

 

簡単に数合わせをすると、青の町田から見て、

両SBが余って、+2

徳島のボランチが余って、-1

前線が2対3なので、-1

 

 

中盤で徳島が数的優位になるので、

町田がどうするかな?と観ていた

 

 

町田は、トップの選手を下げて、ボランチを見るようにしていた

 

 

徳島がインサイドハーフを置いたことで、

町田のボランチが前に出る回数が明らかに減った

 

 

そうすると、徳島は3バック+ボランチの4人いる所に、

町田は2トップだけなので、完全に数的不利になる

 

 

結果、簡単にサイドチェンジされるようになり、

スライドが遅れる

 

 

ブロックが横に広がってしまうので、

サイドで不利な展開になる

 

 

最終的に、ゴール前の頑張りで失点しなかったが、

狙っていた守備はできていないようだった

 

 

それでも点が獲れないので、

最後の交代カードで、フラットな1-4-4-2に変更して、

前にかける人数を増やした

 

 

あまり意味はないけど、

青を町田、赤を徳島として、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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これで目の前の相手がはっきりする

 

 

町田は変わらず、4-4-2のブロックを作って守り、

徳島は、左サイドを中心に崩そうとしていた

 

 

交代で最後に入ったキムは、

左SHに入って、サイドに張っていた

 

 

町田は、できるだけ横にコンパクトにしたいので、

右サイドにボールがあると、キムが空いている

 

 

そこへサイドチェンジが流れてくるので、

左サイドでボールを持つ回数が多かった

 

 

左SBに下がった内田とコンビで崩した狙いだったと思うが、

内田が使うスペースを消してしまった感が強い

 

 

町田のボランチは、前に出て、

徳島のボランチにプレスをかけてもよかったけど、

ゴール前を守ることに徹していた

 

 

それがハマって90分を0失点で終えることができた

 

 

徳島は、色々と手を打ったけど、

最後の所の町田の頑張りで、

ゴールに必要な精度が足りなくて、点が獲れなかった

 

 

90分の笛を聞いてすぐに帰ったが、

町田の選手が倒れ込んでいたのが印象的だった

 

 

試合の感想は

町田の選手が、相当走っていたし、体を張っていた

 

 

徳島は日程上、スタジアムで観ることはない予定なのだが、

内田とカルリーニョスは、クオリティが高いように感じた

 

 

前でポイントが作れて、全体が押し上げられれば、

彼らを上手く使えるはずだ

 

 

それができれば、もっと楽にポイントを拾えるようになる

 

 

町田は、局面の頑張りを90分続けられるので、

2位にいるのだと感じた

 

 

攻撃が3得点も獲れるものではないので、

失点を減らして、ポイントを重ねるしかない

 

 

昨年に福岡が成功したスタンスだが、

前線のタレントを考えると、

全員が守備でより頑張る形に観えた

 

 

研究されているとは言っても、

守備はとても機能していると思う

 

 

ただ夏場で運動量が落ちた時にどうなるか?が気になる

 

 

夏場に町田に来い!というメッセージかな?

 

 

ライセンスの問題でJ1昇格はできないけど、

J2に旋風を吹かせられれば、

ピッチ外にもいい流れが来るかもしれない

 

 

シーズンも1/3が終わっても、2位というのはフロックではない

 

 

観ていて応援したくなるサッカーをしているので、

またどこかのタイミングで、町田に来ようと思う

 

 

 

yas-miki

 

サッカー観戦の参考に

【読書】 サッカースカウティングレポート ~超一流のゲーム分析~

 

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