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半日の時差で、午前中のキックオフなので、

できるだけ情報を遮断して、録画観戦

 

 

テレビ観戦は、なかなか難易度が高いので、

あまり記事にしていないけど、

アジア予選の試合とブラジル戦を観ていた

 

 

日本の選手は、Jリーグでやっている選手が多いので、

なんとなくの情報はある

 

 

けっこう親近感があり、A代表より熱の入った観戦になる

 

 

対するナイジェリアの情報はゼロで観ていた

 

 

録画のいい所で、早送りでキックオフから観たので、

スタメンすら知らずに観てしまった

 

 

Contents

基本のフォーメーションは

実況・解説陣は、

日本は1-4-3-3、ナイジェリアは1-4-2-3-1だと言っていた

 

 

言いたいことはあるけど、数字遊びをしても仕方ないので、

青を日本、赤をナイジェリアとして、

その通りに両チームのフォーメーションを重ねる

 

screenshotshare_20160806_013153

 

 

簡単に数合わせをすると、青の日本から見て、

CBの所が2対1なので、+1

インサイドハーフが相手のボランチを見ていると考えて、±0

トップの所が1対2なので、-1

 

 

同じことがナイジェリアにも言える

 

 

日本はフラットな1-4-4-2と1-4-3-3を併用している印象なので、

1-4-3-3だったのは、何かしらの狙いがあったはずだ

 

 

たぶん中盤で数的不利にならないようにしていたのだと思う

 

 

日本のインサイドハーフがどう振る舞うか?が鍵だと思っていた

 

 

試合が進んで、日本に点が必要になった所で、

フラットな1-4-4-2に変更した

 

 

青を日本、赤をナイジェリアとして、

もう一度、両チームのフォーメーションを重ねる

 

screenshotshare_20160806_013216

 

 

簡単に数合わせをすると、青の日本から見て、

CBの所が2対1なので、+1

ボランチの所が2対1なので、+1

相手のボランチが余って、-2

 

 

簡単に中盤を考えると、2対3なので、数的不利になる

 

 

ナイジェリアのコンディションが注目されていたが、

天候もあり、あまりいいようには見えなかった

 

 

その結果として、4点も獲れたが、

ディフェンディングサードでのミスが続発して、

失点を重ねてしまった

 

 

4-5というサッカーでは珍しい撃ち合いで、勝ち点0に終わってしまった

 

 

得失点差-1で終えて、4点獲ってることが、

唯一の好材料だった

 

 

日本ボールのときは

縦のスピードを強く意識していた

 

 

攻守の切り替えが早く、

少ないパスでゴール前に行きたい攻撃だった

 

 

ある程度、トップの興梠でボールが収まるので、

そこへボールを入れて、後ろが追い越すパターンだった

 

 

WGがWG然とせずに、

中に入って受けたり、足下で受けたりするので、

大外が空いていた

 

 

そこにSBが上がってくるパターンが多かった

 

 

準備していたであろうパターンだった

 

 

ナイジェリアのSHが付ききれなかったし、

SBはスライドが遅れていたので、チャンスはたくさんあった

 

 

SBが絡む形を含めて、

トップを追い越す動きで点が獲れたのは大きな収穫だった

 

 

もちろんナイジェリアの選手のコンディションの問題もあるけど、

90分通して運動量で上回ったことが大きな要因だった

 

 

PK以外のセットプレーからの得点がなく、

流れから3点獲れているのは、今後の自信にしていいと思う

 

 

ボランチからいい縦パスが入って獲れた点だったので、

続けていくべき攻撃だと思う

 

 

惜しむらくは、【先制点】が大事な試合で、

チャンスが来た大島が決めていれば、また違う展開だったはずだ

 

 

ナイジェリアの選手は、組織的な守備網を作っている感じではなく、

個人の判断で前に出て、ボールを奪いに行く回数が多かったように感じた

 

 

普段Jリーグで戦っている選手にとっては、

後ろで時間を作りたい段階で、奪いに来られて苦戦していた

 

 

ボールを保持する時間を与えてくれない所が、

Jリーグと世界の差なのかな?と感じた

 

 

時間が作れないので、

ややアバウトな縦パスを選択させられた感がある

 

 

後ろでプレッシャーを感じてしまい、

パスの精度が上がらなかったことが、問題だった

 

 

後ろでしっかりキープできて、攻撃が作れれば、

前述のように、チャンスを作れていた

 

 

なので後ろで、プレスをかわすパスが欲しかった

 

 

ただダブルボランチなら、後ろをCBと4人で作れるのだけど、

この日は1ボランチなので、後ろが3人になりがちだった

 

 

インサイドハーフには、

トップと後ろとの距離を保つ役割があったので、

100%後ろでのゲームメイクに参加できないように観えた

 

 

後ろが縦パスを選択させられる以上、

前線との距離感も大事なので仕方ないかな?と思う

 

 

フラットな1-4-4-2に変更してからは、

ボランチが増えて、後ろがやや安定した

 

 

そうすると前が不安なのだけど、

運動量が落ちてきた時間帯だったからか?

大きな問題にはなっていなかった

 

 

今後の試合で、並びをどうするのか?分からないけど、

後ろでポゼッションする時間を作ることは大事になると思う

 

 

このチームの強みとして、速い攻撃があるけど、

縦に速いサッカーを、ブラジルの地で90分続けるには無理がある

 

 

相手がどうプレスをかけてくるか?にも大きく左右されるけど、

自分たちでボールを持てる、時間を作れるようにしたい

 

 

ナイジェリアボールのときは

日本はコンパクトな4-1-4-1のブロックを作っていた

 

 

結果的に、ナイジェリアがポゼッションして獲った点は1点もない

 

 

ほとんどが長いボールの局面で競り負けて、

チャンスを作られた点ばかりだった

 

 

どこかしらに日本の選手のミスが入っているので、

もったいない失点ばかりだったなという印象が強い

 

 

点は獲られなかったけど、

ナイジェリアがポゼッションしていた時間が長かった

 

 

ナイジェリアは、後ろをCBとボランチの4人で作っていた

 

 

SBはまずまず高い位置を取っていて、

日本のブロックに入ろうとしていた

 

 

日本の考え方として、

ナイジェリアのボランチが低い位置で持つ分には、

問題ないというスタンスだった

 

 

インサイドハーフはブロックを作ることを重視して、

相手ボランチへのプレスは限定的だった

 

 

キレイでコンパクトなブロックを作っていたし、

選手間の距離感も問題ないように観えた

 

 

各所で数的優位を作ることも出来ていたように観えた

 

 

相手のSBが上がった場合に、

WGが帰るのか?SBがスライドするのか?の判断もしっかりしていた

 

 

ブロックを作った守備に関しては、

準備したものを100%出せたのではないか?

 

 

ただナイジェリアの守備と比較すると、

前からプレスする回数が少なかったように感じた

 

 

日本としては、連動したプレスをしたいので、

チームとして準備しないと出来ない

 

 

ボールを奪われた直後は、奪い返しに行くけど、

そこを外されると、全体が下がってしまう

 

 

チームとしての考えとして、

後ろで待ち構える守備しか用意していなかった

 

 

天候と相手の力量を考えたのかもしれないけど、

少し自由に持たせ過ぎかな?と思っていた

 

 

失点したから言うつもりもないけど、

GKは櫛引でよかったのだろうか?

 

 

所属クラブで出場機会の少ないので、

試合勘が戻っていたのか?疑問だった

 

 

監督の信頼が大きいのかもしれないけど、

ブラジル戦の中村も良かっただけに、

どこか疑問を感じる人選だった

 

 

試合の感想は

もったいない勝ち点0だった

 

 

4点も獲れたのは、大きな自信になることだけど、

やはり5失点がフォーカスされる

 

 

全てにミスが絡んでいるので、とても残念だった

(1失点目はナイジェリアの攻撃を褒めるべきだけど・・・)

 

 

『初戦が大事』と言い続けてきたせいか?

国際経験が足りなかったのか?

全体的に動きが固かったようにも観えた

 

 

早い時間に先制されてしまったことで、

落ち着きがなくなったように感じた

 

 

それを考えると、日本のファーストチャンスで点にしたかった

 

 

大島はいい動きをしていたし、

90分で観れば、一番良かったと思うが、

最初のシュートで点にして欲しかった

 

 

ただ局面でミスして競り負けた失点ばかりなので、

先制点を獲れても、結果が変わらないかもだけど・・・

 

 

局面の強度、間合いがJリーグとは違うように観えた

 

 

ナイジェリアは組織的なサッカーの色が薄いのに、

5点も獲れているのは、各所の1対1で勝っている結果だと思う

 

 

『思っている以上に足が伸びる』という言葉を聞くが、

それを痛感する90分だった

 

 

yas-mikiは大学のサークルで、ケニア出身の友人がいたが、

彼と対戦した時にも、『足が伸びる』感覚にびっくりした

 

 

日本の選手も同じことを感じたのだろうか?

 

 

リオに来て、それを感じたのだとしたら、

それは遅すぎだと思う

 

 

普段のJリーグにアフリカ出身の選手がほとんどいないので、

若い年代から海外に出ないと体感できない

 

 

『アジアで勝てない世代』と勝手に言われたチームなので、

またいらないレッテルを貼られるのかもしれない

 

 

Jリーグしか観ていないので、

B代表と言っても、国際大会を観ると差を感じてしまう

 

 

この日は、『プレースピード』、『プレー強度』で差が出たと思う

 

 

この試合を0ポイントで終わらせてしまった以上、

これからの2試合は、マストウィンになってしまった

 

 

守備ブロックが崩された失点ではないのが、

いいのか?悪いのか?

 

 

ボード上の組織に問題がないので、

個の力を高めないと、失点を防げない

 

 

そこを修正する方法論を持っていないだけに、

どうやって試合に入るのか?に注目したい

 

 

相手が南米のコロンビアなのが、試合を難しくしそうだけど、

アジア予選で見せた勝負強さを発揮して欲しい

 

 

 

yas-miki

 

サッカー観戦の参考に

【読書】 サッカースカウティングレポート ~超一流のゲーム分析~

 

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