リオ五輪が始まっても、Jリーグはあるんです
ということで、いつもの味スタへ向かった
味スタ通勤には、途中で南武線を利用しているので、
多くの川崎サポーターを見送った
関東に住んでると、選択肢が多くて楽しいなと思った
開門時間くらいに行くか~と考えていたら、
スタジアムに磐田サポーターが入場していて焦った
30分前倒しだったのね・・・
結果、勝手にマイシートにしている席は確保できずに、
1列前の席を陣取った
【バック上層自由席】だと頑張らなくても、
いい席を確保できるので、ありがたい
色々あった東京は3週間前の柏戦以来になって、
新体制では初観戦になる
大きな決断をした後なので、何か変化をしているかな?と期待していた
またボランチで活躍していた米本と橋本がケガをしてしまったので、
その穴をどう埋めるか?にも注目していた
リオへ中島と室屋を派遣しているけど、
あまり戦力ダウンを感じさせない東京の層の厚さがスゴイ
対する磐田は、2015シーズンに味スタでヴェルディ戦を観たっきり、
今シーズンは初観戦になる
90分を通して、流れが入れ替わる忙しい試合だった
前後半ともに、序盤に磐田が先制して、
半ばに東京が追いつくという似た展開だった
2-2になってからは、東京がペースになり、
アディッショナルタイムにFKからゴールを奪って、3ポイントだった
東京のムリキが違いを見せつけた試合になった
Contents
基本のフォーメーションは
両チームとも分かりにくい形だったけど、
磐田は1-3-4-1-2、東京は1-4-2-3-1だったかな?
一応、赤を東京、青を磐田として、
両チームのフォーメーションを重ねる
簡単に数合わせをすると、赤の東京から見て、
両SBが空いているので、+2
ボランチの所が2対1なので、+1
トップ下の所が1対2なので、-1
トップの所が1対3なので、-2
ただ東京はトップ下の東は前でプレーすることが多かったし、
守りも前でボールを追うことが多かった
なので、フラットな1-4-4-2と考えた方が観やすい
磐田も3バックで守っている感じがしなかったし、
WBの高さも左右で違う感じがしたので、
1-4-2-3-1と考えた方が観やすい
たぶん1-3-4-1-2と1-4-2-3-1の間で戦っていたと思う
観やすい形にして、もう一度並べてみる
簡単に数合わせをすると、赤の東京から見て、
CBの所が2対1なので、+1
ボランチの所が2対1なので、+1
磐田のボランチが余って、-2
さっきより目の前の相手がはっきりする
東京が中盤で数的不利になりがちなので、
どう守るか?が鍵だと思っていた
またムリキをSHで起用したので、
どんなサッカーになるのか?も楽しみだった
東京ボールのときは
決してスゴイ迫力はないけど、堅実な攻撃だった
東京はCBとボランチの4人で試合を作って、
前に出るサッカーは継続していた
トップやSHの所でポイントができるので、
後ろの攻め上がりもスムーズだった
SH起用のムリキは、1対1でボールが来ることが多く、
違いを見せてくれた
磐田は左SHのアダイウトンの所が上手く機能していなかった
たぶん2トップとして考えていたので、
東京の右SBの所まで帰るという意識が薄かった
ポジション上、トップ下の小林の方が近くなるシーンもあったが、
同じようにサイドまで、しっかり帰ることは少なかった
なので徳永が、ボールの落ち着き所になっていた
磐田からすると、誰かが行かないといけないけど、
アダイウトンが帰るか?
WB(SB)の宮崎が出て、スライドするか?
イマイチはっきりしないままだった
スライドはしっかりできてたし、
逆サイドのWB(SH)の太田もしっかり帰ってきていた
しかし後手後手だった感が強い
全体として、マークがハマってない感じがしたし、
ボールの奪い所が決まってなかったように観えた
ボランチの一角の山本が困っていた感じに観えたのが印象的だった
時間の経過とともに、
アダイウトンが下がる決まりになっていたが、
ボールが落ち着く所を与えてしまうと、東京が楽になる
磐田はプレスが機能せずに、
ただ後ろで耐える時間が長かったかな?
後半になって4バックの色を強くして、
それなりに機能したので、試合の入りからはっきりさせたかった
磐田が初観戦なので、
普段をどうしているか?分からないけど、
しっかりした守備戦術があってもよかったと思う
磐田がもたついた感があって、
東京はボールを回せていた
明確な攻撃パターンはムリキに回すくらいだったけど、
前でボールが収まっていたし、
相手のブロックを押し下げることもできていた
ボランチが後ろで試合を作るので、前線との絡みが少なく、
前に人数をかけられないのは、少し問題に映った
米本、橋本がいると、少しは前に出ていけるシーンがあったので、
スケールダウンして見える
SBが最初から高い位置をとるサッカーではないので、
前線の人数が少ないし、距離が遠いように感じた
東京の選手の距離が長いので、
磐田の選手の距離も長くなって、1対1のシーンが増えた
その結果、個の能力で優る東京が優位に進めたのかな?
1対1を作って、個の能力で何とかするサッカーは、
これまでやってきたので、大きな変化はない
しかし選手の配置を変えたことで、上手く回ってきた
最後は水沼をSB起用する強引さを見せたのも興味深かった
短い時間だったけど、
3ポイントへの意欲が見えて楽しかった
この1試合で評価するのは良くないけど、
少しは状態が上向いたように観えた
あとはコンビネーションが出てくると面白くなるので、
特にトップとSHの関係に注目したい
磐田ボールのときは
磐田の攻撃陣が、絶妙な曖昧さを持っていた
東京は4-4-2のブロックをキレイに作って、待ち構えていた
前から積極的にプレスせずに、後ろで守る形だった
磐田の中盤の選手は、東京の選手の間々で受ける
特にトップ下の小林が中盤に下りてフリーを作るので、
それに東京のボランチが手を焼いていた
小林が下りることで、中盤で3対2の数的優位を作れる
東京の2トップは、激しくプレスしないので、
けっこう厳しい縦パスが入っていた
中盤を3人で作っている間に、
アダイウトンが前線に上がるし、サイドの選手も高い位置をとる
ポゼッションから点が獲れたわけではないけど、
やりたい形は観えたし、個人的に楽しいサッカーだった
中盤は小林、川辺が自由にポジショニングして、
山本がサポートする回数が多かった
いい間隔でパス交換できていた
中盤で時間ができていたので、
もっと森島、アダイウトンを使えるとチャンスが増えた
後半になると、オープンな展開にもなったので、
そこで来たチャンスを点にできれば、0ポイントではなかったはずだ
東京から見ると、プレスをかける選手がいなかった
ボランチ起用された高橋は、ポジショニングで守るタイプだし、
田邉は本職の選手ではない
前線の4人も激しくプレスしないので、
どうしてもボールを奪う位置が低くなってしまう
前述のように攻撃でポゼッションができたので、
あまり問題にならなかったけど、
今後守備の強いチームを相手にするときつくなるかもしれない
できれば高い位置でボールを奪う回数を増やしたいし、
そのトライはするべきだと思う
試合の感想は
磐田のバタバタが試合を決めてしまった
前後半ともに同じような時間に先制しながら、
守備が決まらずに、追いつかれて、最後は力負けだった
普段の磐田を知らないので、確たることは言えないが、
もう少ししっかりした準備ができていてもよかった
個人的に注目していた小林、川辺はいい動きをしていたし、
それをサポートする山本も素晴らしかった
中盤が上手く機能していたので、
その後のサイド、前線が頑張れなかったのが残念だった
東京の守備が・・・という側面があるけど、
けっこう面白いサッカーの片鱗を見せてくれた
東京はまずまずの出来だった
悪い点もあれば、良かった点もある内容だけど、
3ポイント獲れたことが大きい
ムリキがサイドで活きることが明確になったことが、
一番の収穫だったと思う
サイドだとスペースがあるので、スピードが活きてくる
後はトップとの絡みが出たり、SBのオーバーラップを使ったりすると、
もっと迫力のある攻撃になる
チームとしてモチベーションを保ちにくい立ち位置だけど、
少しずつ状態を上げていって、シーズンを進めていきたい
注目のボランチ陣は、今一つの出来だったので、
修正していかないと厳しい
この日を観るだけでは、米本、橋本の不在は大きかった
選手層は厚いので、何かしらの策はあるはずだと思っている
次の観戦予定は2週間後の横浜FM戦なので、
レベルアップした試合を観たい
yas-miki
味の素スタジアム観戦のレポート
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