リオ五輪やってるけど、Jリーグは通常営業です
ってことで、いつものフクアリへ向かった
今シーズンは、18時キックオフなので、
帰りが早くてありがたいけど、
バックスタンドは、西日がきつくて暑いのが悩み
ピッチ内練習の前だと、逆光でしっかりした写真が撮れない
千葉は清水戦を観て以来なので、2週間ぶり
(試合の感想は書くのが面倒になってしまった・・・)
@横浜FCも行こうかと思ったけど、
それもまた面倒になり、テレビでも観ていない
なので監督が代わって、初観戦になる
対する愛媛は、どこかでテレビ観戦した記憶があるくらいで、
スタジアムで観るのは、今シーズン初になる
愛媛は昨シーズンからの継続している部分も多いので、
千葉がどう変わるか?に注目していた
試合は、愛媛がボールを持って押し込む時間が長いけど、
最後の1/3で精度が足りないのと、千葉が頑張った
そのためゴール前というシーンが少ない
千葉は前でポイントができないので、
なかなかペースを握って攻められず、ゴール前に行けない
後半になって、千葉が盛り返した部分もあるし、
オープンな展開になった部分もあり、
ゴール前にボールが入るシーンが増えた
お互いにチャンスを決められずに0-0で終了した
Contents
基本のフォーメーションは
千葉はフラットな1-4-4-2、愛媛は1-3-4-2-1でスタートした
赤を千葉、青を愛媛として、
両チームのフォーメーションを重ねる
簡単に数合わせをすると、千葉から見て、
最終ラインの所が4対3なので、+1
(CBの所が2対1というべきかもしれない)
お互いのボランチが余っているので、±0
トップの所が2対3なので、-1
1-3-4-2-1のチームは、4バックに対して、
曖昧なポジショニングすることを手段にしていると思っている
そのためシャドーの選手の位置を観ていた
千葉を見ると、同じ選手を揃えても、
関塚体制だと、町田がトップ、船山がSHだったので、
この日は逆に町田がSH、船山がトップだった
それがどんな変化になるか?が大きな鍵だった
千葉ボールのときは
前でポイントができずに、攻撃の糸口を切られた感じだった
後述するけど、愛媛に押し込まれるので、
ボールを奪う位置が低く、前には長いボールが多かった
前は2対3だし、愛媛はボランチも帰ってきているので、
セカンドも拾えない展開になってしまった
そのためボールを落ち着かせるには、
最終ラインで大きなスペースに流さないといけない
そうすると、愛媛は1-5-4-1で守っていた
千葉はSHの町田と井出が中に絞って、
ボールを引き出そうとしていた
それを誇張して並べてみる
赤の千葉から見て、
CBの所が2対1なので、+1
ボランチが余って、+2
愛媛のWBが余って、-2
トップの所が2対3なので、-1
大胆に千葉のSHが、愛媛のボランチとWBの間に絞ったのが、
監督が代わってからの特徴に観えた
後ろは最終ラインとボランチの6人で作っているように観え、
対して、愛媛は前線の3人で追っていた
それなりに余裕を持って回せたけど、
愛媛の追い方が上手くて、ボールを落ち着かせる場所が少なかった
愛媛があまり引かずに、プレスをかけるので、
最終ラインでゆっくりという訳にはいかなかった
前を観ると、SHが中に絞って、ボールを受けたいというのは分かったけど、
その先がイマイチ分からなかった
この日は近藤と若狭のCBコンビだったこともあり、
後ろからの縦パスは、いつもより多かった
ただ愛媛のボランチやWBの寄せが早く、
簡単に前を向けなかった
前を向けないので、後ろでやり直したり、
SBまでボールを運んだりしていた
SBがボールを持つと、
SHとトップがサイドに流れて、ボールを受けようとしていた
愛媛が5バックなので、受けようとしたスペースが広くなかった
この攻撃は狙ったものなのか?愛媛に強いられたのか?
初観戦なので分からない
中央突破の色を濃くしたいなら、
パスやトラップの精度をもっと上げないといけない
少ないタッチで回して、
多くの選手がバイタルで受けないといけない
そこまで高い精度でパス回しは出来ていなかった
今まで通りにサイド攻撃を考えるなら、
SBの位置が低すぎるように観える
この日は5-4-1で守られているので、
サイドの大外にDFがいるのが原因だろうか?
もっと積極的なポジショニングでもよかった
中央なのか?サイドなのか?分からないけど、
どちらにしても足りない部分が多すぎた
監督を代えて、サッカーも変えていくのか?見えないので、
観戦機会を増やして、アウェーもチェックしないといけない
ただ一番の問題は、前線でポイントができなかったことだった
2トップが頑張って受けようとしていたけど、
愛媛の最終ラインに潰されてしまった
全体の押し上げが遅くなってしまったので、
セカンドを拾えない悪循環だった
前で時間ができれば、ボランチの山本、佐藤勇人が絡める
ボランチの攻め上がりは、いいタイミングだったと思う
そのパターンになると、ゴール前までボールを運べるけど、
如何せん回数が少ない
ハーフタイムでエウトンを代えたのは、
前線でポイントを作りたい狙いがあったのではないか?
(カードをもらって熱くなった面もあると思うけど)
後半になって、オープンな展開になり、
スペースが生まれたこともあって、ゴール前まで行けるようになった
アランダを入れて、前への推進力を出したし、
北爪を入れて、サイドの活性化を狙った
それでもゴール前の回数が少ない印象だったし、
最後の精度を欠いていた
どこかで点を獲って3ポイントだったら、
また違った感想になったはずだけど、
攻撃に関しては、まだまだ先が見えない印象だった
選手の組み合わせを代えたりして、
少しずつチューンアップしていくのかな?
悠長に成長を待っている余裕はないだけに、
早急に解を見つけたい
愛媛ボールのときは
愛媛のWBへの対応に手を焼いていた
千葉は4-4-2のブロックを作って、待ち構えていて、
前から積極的にプレスしない
それは関塚体制から続いていることだった
愛媛は最終ラインの3人とボランチの2人で試合を作る
2対5なので余裕を持ってボールを回されていた
その間に愛媛のWBが前線に上がる
誇張して並べてみる
簡単に数合わせをすると、赤の千葉から見て、
最終ラインで4対5なので、-1
お互いのボランチが余って、±0
SHが余って、+2
トップの所が2対3なので、-1
この内、最終ラインの4対5が問題になっていた
愛媛のトップはCBの間、
愛媛のシャドーはCBとSBの間、
愛媛のWBはSBとSHの間
全て間々にポジショニングするので、
千葉のマークが曖昧になってしまう
すべてのマークが、1/2担当している感じで、
明確にならない
『スライドしている』と書くと、かっこよくなるけど、
実際には曖昧なマーキングだった
愛媛のWBを、千葉のSHがケアしようとすると、
全体が後ろに下がってしまう
それをしないと、大外を使われてしまう
千葉はSHを下げる考えだったので、
全体が下がり、ボールを奪う位置が低くなった
そのため前線でポイントができない問題につながる
ボールを持たれた割には、
ゴール前に運ばれる回数は少なかった
最終ラインとボランチで頑張っていた証拠だけど、
チームとしてボールの奪い所が、決まっていなかった
愛媛のサッカーは変わっていないので、
スカウティングすればスタイルは分かることだと思う
準備した成果が観えなかったのが残念だった
愛媛からすると、千葉を押し込んでポゼッションできたけど、
アタッキングサードに入る工夫が足りなかった
千葉の最終ラインと中盤のラインが狭く、深かった
そのためバイタルで受けると、寄せが早く、
裏にスペースもない
サイドではCBが上がってきて、優位に立てたので、
そこを上手く使えるとよかったと思う
後ろは人が余っているので、
ボランチが前線に絡んでも面白くなったかもしれない
シーズンを通して、点が獲れてない印象を持っているので、
最後の工夫や強さ、精度が足りてなかった
次に愛媛を観る機会があるのか?微妙だけど、
チューンアップした姿を観たい
試合の感想は
攻守一体とはよく言ったもので、
守備で問題があるので、攻撃が機能しなかった
このサイトでは、強引に攻守を分けて紹介しているけど、
今日ほど分けにくい試合は少ない
愛媛が積極的に動いてきて、後手を踏んでいると、
攻守ともに機能しなかった
選手の配置を代えたり、スタイルを修正したりして、
難局を打開したい意思は観えた
それが上手く機能せず、苦しい展開だった
特に攻撃はやりたいサッカーが分かりにくかったので、
チューンアップしていかないと点が獲れなくなる
中央か?サイドか?と大括りで考えてみたけど、
どちらにせよ、前と絡む選手を増やしたい
本気でプレーオフ圏内を目指すなら、
3ポイントを重ねないといけない
1ポイントは要らないくらいの大胆なサッカーをして欲しい
現状6位とは、10ポイントでかなり苦しいけど、
諦めるには早すぎる
8月に入っているのに、
サッカーが固まってのは問題だけど、
前を向いて進むしかない
新監督の腕の見せ所なので、
変わった姿に期待したい
yas-miki
フクダ電子アリーナ観戦のレポート
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