雨が降っていたけど、シーズンシートがもったいない
ということで、味スタへ向かった
相手がFマリノスなので、客足が早いかな?と思って、
キックオフ2時間前に味スタに着いた
もう待機列は消化されていて、遅かった感もあったけど、
いつもの席を確保できた
東京は2週間前の磐田戦以来の観戦になり、
横浜は6月の川崎戦以来の観戦になる
両チームのサッカーを考えると、
堅い試合になりそうだなと思っていたので、
守備をどう崩すか?に注目していた
個人的には、東京の室屋、横浜のカイケに注目していた
予想通りお互いの守備が堅く、
ゴール前までボールを運べない時間が続いた
横浜にもチャンスがあったけど、
前半終了間際に、東京が中央突破して、東のゴールで先制した
後半は、横浜が圧力をかけて、押し込み、
東京がカウンターで対抗する展開が多かった
最後はかなりゴール前までボールを運ばれたけど、
なんとか乗り切って、1-0で東京が勝利した
カウンターの切れ味を始めとして、
ムリキが違いを見せた試合だったかな?
Contents
基本のフォーメーションは
両チームとも1-4-2-3-1でスタートした
あまり意味がなくなってしまうけど、
赤を東京、青を横浜として、両チームのフォーメーションを重ねる
簡単に数合わせをすると、赤の東京から見て、
CBの所で2対1なので、+1
ボランチの所で2対1なので、+1
トップ下の所で1対2なので、-1
トップの所で1対2なので、-1
これは横浜から見ても同じ構図になる
東京の方がフラットな1-4-4-2の色が強いので、
中盤はやや2対3で、東京が数的不利気味だったかな?
前回に磐田戦で観たムリキの左SH起用が当たるのか?を注目していたけど、
あまり機能しないと見るや、トップ下にいた東とポジションチェンジした
そしてフラットな1-4-4-2に近い形になった
一応、赤を東京、青を横浜として、
もう一度、両チームのフォーメーションを重ねる
簡単に数合わせをすると、赤の東京から見て、
CBの所で2対1なので、+1
ボランチの所で2対1なので、+1
相手のボランチが余って、-2
中盤が2対3になるので、そこをどうするか?が鍵になった
東京ボールのときは
攻めるポイントが見つけにくい攻撃になった
横浜は4-4-2の3ラインをきれいに作っていて、
最終ラインの設定は、普通くらいだった
東京はCBとダブルボランチの4人が後ろで試合を作り、
横浜は前の2人でボールを追う
4対2なので自由に回せるけど、
横浜の2人はボランチをケアしているので、
CBが自由に持たせてもらえると言った方がいい
そこから縦パスが入れば、文句なしだけど、
横浜はダブルボランチが余っていた
東京のSHは中に入って、ボールを引き出す動きをしていたけど、
縦パスのコースは切られていた
なのでSBへボールを流すことが多かった
そこからサイド攻略と行きたかったけど、
コンビネーションが機能している感じでもなく、
SBからの展開がなかった
得点シーンは、右SBの室屋が中に切れ込んで、
東に横パスから始まった
このようなシーンは1回きりだったので、
その場の閃きがゴールにつながった感が強い
SBまでボールが回ると、SHが横浜のブロックの外に下りてくる
SHが下りるのはブロックの外なんだけど、
それに対応する横浜の選手はボランチだった
そのためバイタルを空ける効果はあった
そこにボールが入れば、チャンスの芽が出たと思うけど、
なかなか上手くいかない
2トップにしてから、前に当てる選手が増えて、
回数が増えたけど、フィーリングが合わない
もっとボランチが上がって前線と絡めると、
攻撃に厚みと迫力が出てくるはずだ
ボランチ起用された高橋も田邉も、
能力的にはできると思う
たぶんカウンターのリスク回避で上がってないのだろうけど、
それでは攻撃に迫力が出ない
この日はSBの攻撃参加も限定されていたので、
これといった攻め手に欠けた
ポゼッションして攻撃する時の手立てが少なかった印象が強い
前半に1点獲れていなかったらと考えると、
結果が怖い攻撃内容だった
逆にカウンターは有効で、
裏に抜けるムリキとポイントを作る前田で役割分担できていた
Jリーグでは、ムリキのスピードは規格外と言えるので、
横浜のSBの裏のスペースを使えていた
横浜の最終ラインは、それを捕まえられないので、
東京のチャンスの芽が出てくる
サイドで起点を作った後に、
中央を上がる選手が、もう少し欲しかったし、
パスのフィーリングが合わなかったのが残念だった
全速力で走っているので難しいし、
横浜のCBもコースを限定していた
それでも、どこかで決定機が欲しかった
横浜から見ると、カウンターでやられそうだったけど、
最後の所での頑張りがあった
そのため危ないシーンは、
見た目ほど多くなかった印象だった
前からボールを追って、サイドに追い込めていたし、
そこからの縦パスにもケアできていた
全体的に守備でも走れる選手が揃っていて、
よく組織された守備だった
それだけに1回のピンチで失点したのが悔やまれる
横浜ボールのときは
東京と同じく縦パスが入らなかった
横浜もCBとダブルボランチで試合を作る
東京は4-4-2の3ラインを作っていて、
最終ラインの設定も普通だった
試合を作る4人に対して、東京は2人で追っていた
横浜のボランチが、CBの横に出て、
ボールを引き出すのが印象的だった
ボランチがサイドに出るので、SBを押し上げる
SBが比較的高い位置にいた
たぶん狙いはサイドで数的優位を作ることだったはず
東京のSHの帰りが遅いので、
SBとSHで数的優位を作りかけていた
SHにボールを持てる選手を置いていたし、
トップ下の天野も中盤で時間を作る
狙いは分かりやすい攻撃だったけど、
ボールは東京のブロックの外を回っているだけだった
横浜はSHがサイドに張るので、
ブロックの中にいる選手が少ない
ブロックの中で受けようとする選手は、
東京のCBとボランチにケアされていた
パスコースがないので、
ボールがブロックの中に入らなかった
後半に選手交代で2トップにしても、
カイケがブロックの外に下りてくるので構図は変わらなかった
本来の狙いではないけど、
勇気を持って中に入れて欲しかった
中村がいなかったので、
中でタメができなかったのが痛かった
トップ下の天野を上手く消されたように見えた
東京にも言えるけど、
ボランチの攻め上がりが欲しかった
後半に兵藤を入れて改善したけど、
前半からできるとチャンスの数が増えたはずだ
たぶん守備を考えての起用だろうけど、
攻撃に重きを置いてもよかった
攻撃の軸はサイドで数的優位を作ることだったけど、
東京に上手く守られた印象が強かった
東京から見ると、序盤はSHの帰りが遅い印象だったけど、
ムリキと東を入れ替えたことで、それが少なくなった
ボランチがサイドをケアして、
横浜の狙いを消していた
試合の感想は
お互いに組織された守備が目立った
4-4-2の3ラインがきれいで、
最終ラインの設定も普通だった
守備組織はベーシックな形だけど、
守備ができる選手が多くて堅い
お互いにやりたい守備は、できただろう
攻撃側がリスクを負って前に出るチームではないので、
どうしても前の人数が少ない
ブロックの中で受ける動きは、ボランチに消されて、
ボールが中に入らないのも共通していた
少ないチャンスの決定力が試合を分けた
横浜は天野が、序盤の決定機をモノにできず、
東京は東が点にした
注目していたカイケは、
特長をつかめずに終わってしまった
前で受けようとしていたけど、
東京のCBに対応されてポイントを作れなかった
裏に抜ける動きが少なかったかな?
2トップになってからは、中盤に下りてくる回数が増えたけど、
効果的な縦パスを入れられなかった
東京の守備が堅いというのを差し引いても、
やや消化不良だったように映った
東京で注目していた室屋は、
対峙する齋藤のケアに注力していた
何度かドリブルで仕掛けられたけど、
なんとか抑えていた
途中から齋藤が消えていた印象だったので、
守備のタスクは完遂だった
攻撃では得点シーンに絡んでいたし、
サイドから攻め上がるシーンもあった
もっと回数が増えると怖い選手になれるし、
それができる選手だと思う
ボールを持った時の精度を上げて欲しい気もするので、
レベルアップに期待したい
90分で見ると、いいプレーだったと思う
東京を追っている立場からすると、
モチベーションを見出だすのが難しい順位にいる
優勝やらACLやらに絡むことは考えにくいし、
来年のことを考える時期でもない
ルヴァン杯と天皇杯を頑張るというモチベーションはあるけど、
それ以外のリーグ戦がね・・・
プロとして目の前の試合に勝つこと、
いいプレーをすることに期待して、
これからの試合も追っていきたいと思っている
yas-miki
味の素スタジアム観戦のレポート
味の素スタジアムの歩き方 今日のドロンパさん 【観戦したら更新】
サッカー観戦の参考に
【読書】 サッカースカウティングレポート ~超一流のゲーム分析~
スタジアム紹介の記事のまとめは、こちら
(1都3県のJFL以上は網羅してます)