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東京のシーズンシートを持っていて、

待ちに待った湘南ベルマーレ戦だった

 

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数年前から観戦すると、とてもいいサッカーをする湘南

 

 

平塚が遠い、スタジアムのハード面が好きじゃないという理由で、

シーズンシートには手が伸びない

 

 

なので東京に来るのを楽しみにしていた

 

 

その割には、大遅刻でキックオフ1時間15分前の到着になった

 

 

湘南にネームバリューがないからか?

東京がリーグ戦にモチベーションがないからか?

いつもの席を確保できた

 

 

天皇杯やら、ルヴァン杯やらで、中断期間があったので、

東京を観るのは、3週間ぶりになる

 

 

湘南はちょこちょこテレビで観ているだけなので、

スタジアムでちゃんと観るのは初めてになる

 

 

降格圏に沈む湘南がどういうサッカーをするのか?が、

この試合の注目点だと思っていた

 

 

期待感もあって、どちらかと言うと湘南を主語にして、

90分を観ていた

 

 

Contents

試合結果は

両チームの個の力の差が、試合に大きく影響した

 

 

序盤は五分の入りだったと思うけど、

どちらも決定機を作るまでには至らなかった

 

 

時間の経過とともに、なんとなく東京ペースに動いた

 

 

決定機が生まれそうな予感がしていて、

前半終了間際に、中島のミドルで先制点を上げた

 

 

中盤の所で、マークが曖昧になったし、

中島が上手くバイタルに入った結果だった

 

 

後半になると、なんとなくの湘南ペースになった

 

 

湘南ペースとは言っても、ボールを持っているだけで、

ゴール前に運べる雰囲気をあまり感じなかった

 

 

湘南は早め早めの交代カードを切って、

攻撃の選手を増やした

 

 

対する東京はフォーメーションを変えながら、

試合を固めにかかった

 

 

そのためボールを持つ湘南、受け流す東京という状況が、

変わらないまま時間が過ぎた

 

 

すると東京が早い攻撃から、

河野のスーパーゴールで追加点だった

 

 

あまりプレッシャーがかかってなかったけど、

ワンツーからのミドルは、誰にも止められない精度だった

 

 

この2点目が試合を決めてしまった

 

 

湘南ゴール前でごちゃついた所で、ボールを奪った東京が、

橋本のクロスから、前田が合わせて3点目を獲った

 

 

その後も湘南の攻撃を封じて、3-0の完勝だった

 

 

基本のフォーメーションは

東京はフラットな1-4-4-2、湘南は1-3-4-2-1でスタートした

 

 

赤を東京、青を湘南として、

両チームのフォーメーションを重ねる

 

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簡単に数合わせをすると、湘南から見て、

最終ラインで3対2なので、+1

両チームのボランチが余って、±0

前線が3対4なので、-1

 

 

東京のSBと湘南のシャドーがマッチアップしていると、

湘南のトップが、東京のCBとマッチアップしていて、-1と考えてもいい

 

 

湘南のシャドーの選手が、どう振る舞うか?が鍵になる

 

 

後半に、東京が中島と橋本を交代させて、

湘南と同じ1-3-4-2-1に変更した

 

 

赤を東京、青を湘南として、

もう一度、両チームのフォーメーションを重ねる

 

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簡単に考えると、数的優位が生まれず、

目の前の相手がはっきりする

 

 

そうなると個の力が試合に影響を与えやすくなる

 

 

個の力では、東京に分があるので、

湘南がどう頑張って、ゴールへ向かえるか?を観ていた

 

 

東京ボールのときは

湘南が前からプレスする姿勢を見せた

 

 

東京を通してJリーグを観ると、

後ろでブロックと作って、

東京のCBやボランチには、ボールを持たせることが多い

 

 

湘南は、できるだけ前からボールにアプローチした

 

 

最終ラインで数的優位があるので、

WBが引き出されてもいいという考えで、

前のシャドーの選手から、マークをはめていった

 

 

東京のボランチの梶山、田邉の所で奪うシーンも観られた

 

 

それでも、いい時の湘南に観られる

窒息させるようなプレスには至らなかった

 

 

マークのスライドが上手くハマらずに、

フリーの選手を作られるシーンも何度かあって怖かった

 

 

あと半歩寄せるだけでも、違うと思うけど、

寄せ切れずにボールを動かされてしまった

 

 

ボランチのポジショニングがイマイチ決まらなかった

 

 

前に出て、東京のボランチに圧力をかけることを狙っていたけど、

プレスがかかり切らずに、空いたバイタルにボール入る

 

 

ゴール前で、何とか頑張ったので、

決定機を作られる回数は少なかった

 

 

でも上手くプレスが決まらなかったので、

なんとなく東京ペースになったと思う

 

 

試合を動かした東京の先制点では、

東京のボランチにボールが入ったときに、

プレスする選手が決まらなかった

 

 

そこでフリーでボールを持たれたことが出発点になった

 

 

湘南のボランチが曖昧なポジショニングになってしまい、

上手くバイタルに入った中島を捕まえられず、

いい形でシュートまで持っていかれた

 

 

シュートの精度が高かったので、中島を褒めるべきだけど、

湘南の曖昧なプレスにも原因があった

 

 

東京から見ると、

プレスにハマることなく、ボールを動かせたし、

何度かバイタルにボールが入って、いい流れもあった

 

 

トップに入った東が消えてしまった感が強いけど、

SHが存在感を示した

 

 

特に中島は、得意のドリブルで時間を作っていて、

そこで時間ができるので、後ろが押し上げられた

 

 

もっとゴール前にボールを運べればよかったけど、

湘南は、最終ラインに5人がいるので、サイドを攻略できなかった

 

 

後半になると、湘南ボールの時間が長く、

ボールを奪っても、前線が遠いことが多くなった

 

 

守備のことも考えて、少ない人数で攻めるサッカーになった

 

 

前田に入ると、何とかポイントになれたので、

そこ頼りになり過ぎた印象だった

 

 

河野のスーパーゴールで試合が決まった後は、

守備に力を費やして、さらに少ない人数での攻撃だった

 

 

それでも個の力で3点目が獲れたので、

この日の東京は効率が良かった

 

 

東京のテンポで試合をしていた感はないけど、

局面で東京に分があったので、試合の流れを引き寄せられた

 

 

湘南ボールのときは

湘南が局面で勝てないので、東京が主導権を持っていた

 

 

ネームバリューを考えても、

局面では東京の選手に分がある

 

 

湘南にとっては、それは今に始まったことではない

 

 

そのビハインドを跳ね返すために、

素早く守→攻の切り替えていると思っている

 

 

この日はそれが観られなかった

 

 

「切り替えて前に出られる」と思うタイミングはあったけど、

それに呼応する選手がいなくて、いい攻撃にならなかった

 

 

縦パスを入れる回数も、いつもより少なかった印象が強い

 

 

激を入れられたのか?後半に持ち直した感はあるけど、

縦に速いサッカーにならないので、怖さがない

 

 

東京は4-4-2のブロックを作って、

待ち構える守備をしていた

 

 

最終ラインの設定は、いつも通り普通の高さだった

 

 

湘南の全部のパスが、東京のブロックの前だったので、

東京は裏へのケアを少なくして済んだ

 

 

高山が裏への動き出しをしていたので、

そこを使われると、危ないように観えたけど、

ボールが出てこず、楽に守れたのかもしれない

 

 

トップの所で数的不利なこともあり、

湘南は前でポイントができない

 

 

それは選手を入れ替えながら、

攻撃の選手を増やした後半も変わらなった

 

 

湘南は後ろからの積極的に上がらないと攻め手がないと思っていたが、

その積極性がなく、東京に受け流された

 

 

東京は橋本を入れたタイミングで、1-3-4-2-1にして、

目の前の相手をはっきりさせた

 

 

どこを観ても数的同数なので、東京が主導権を握れる

 

 

2点目が入って、試合が決まった感が強かったので、

捨て身の覚悟で、サイドのCBが攻め上がりが欲しかった

 

 

チーム全体として、積極性に欠けて、

湘南らしさを感じられない90分だった

 

 

個の力でビハインドがあるのが致命的だけど、

それをカバーする積極性が売りだったはず

 

 

それが観られなかったことが、

今の順位に現れているのかな?と思った

 

 

「もっとやれるはず」という印象しか残らなかった

 

 

東京から見ると、守備のミッションは完遂だった

 

 

ボランチの不用意なボールロストが、ピンチを招いたけど、

そこを抑えると、他は穴が見当たらない

 

 

3バックというオプションまで見せて、

来週の予行演習にもなったかな?

 

 

試合の感想は

湘南の良さが出なかった90分だった

 

 

東京がそれをさせなかったという側面もあるけど、

湘南の選手に積極性が欠けていた

 

 

「もっとできるはず」という思いで観ていた

 

 

東京は局面の個の力が、試合結果に直結した

 

 

3点全てに、強力は個の力が入っていた

 

 

GKにはチャンスがないシュートだったので、

打った選手が素晴らしかった

 

 

なんとなく湘南のテンポだったけど、

上手く立ち回っていたように観えた

 

 

トップの東が消えてしまったのが、気になるけど、

SHの所で、時間ができるのは、好材料だと思う

 

 

チームとして、状況が上向いているのかもしれない

 

 

リーグ戦でモチベーションを保つのが難しい立ち位置だけど、

プロとして、楽しい試合を見せて欲しい

 

 

次節は浦和なので、負けたくない思いが強い

 

 

東京は選手のレベルが高いので、

試合のレベルも上がってくることを期待したい

 

 

特に予定がないので(作りたくない)、

来週も味スタに来たいと思う

 

 

 

yas-miki

 

味の素スタジアム観戦のレポート

味の素スタジアムの歩き方 今日のドロンパさん 【観戦したら更新】

 

サッカー観戦の参考に

【読書】 サッカースカウティングレポート ~超一流のゲーム分析~

 

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