特に予定がないので、
いつも通りフクアリに行ってきた
プレーオフ戦線に残るには、
どちらのチームも3ポイントが欲しい試合だった
ただスタジアムの雰囲気は通常営業だったように感じた
もう少しボルテージが上がってもよかったかな?
1万人が集まっているので、
それだけでも御の字かもしれない
千葉苦手の1-3-4-2-1を採用する長崎だけに、
厳しい試合を予想していた
試合前に雨が降って、ピッチが重い印象だったので、
後半のスタミナ勝負になると辛いかな?と思っていた
千葉はフラットな1-4-4-2、長崎は1-3-4-2-1でスタートした
千葉を赤、長崎を青として、フォーメーションを重ねてみる
簡単な数合わせをすると千葉から観て、
最終ラインで4対3なので、+1
前線で2対3なので、-1
自分たちのいい流れにいい結果に持ち込めないのは、
サッカーの難しい所だろう
両チームのゴールも後ろからバタバタと繋いだら、
ゴール前まで行けちゃった感じがした
崩したというよりは、
守備側が獲れると思って、前に出たらすれ違った感じかな?
どこかで2点目が獲れれば良かったが、
ドローが妥当な内容だった
徳島戦からJ2仕様のサッカーに変更したが、
この日もサッカーの方向は変わらなかった
C大阪戦は観てないので語るのも申し訳ないが、
「現実路線」は継続のようだった
前のオナイウ、ペチュニク目指してロングボールを入れて、
そのセカンド勝負に見えた
ホーム初登場の松田はスピードがストロングなのかな?
セカンドでDFラインとのすれ違いを狙っていた
その派生のプレーがゴールシーンだろう
1歩前に出るタイミングが早い気もするが、
ゴールへの姿勢は素晴らしかったと思う
気持ちを全面に出すタイプに見えて、
この先苦しくなった時に頼れそうに映った
逆に前でポイントができてから、後ろが押し上げるので、
攻め上がりが遅く映る
特に左SBの中村が遅く感じた
彼がボールを触った時には、
長崎のブロックはできているし、
ゴールへの距離も遠い
そこから正確なクロスは難しい
(それができればJ1でもトップだと思う)
チームの方針なので仕方ないが、もったいないなと思う
縦に早いサッカーをしているので、
ポゼッションするという感覚がない
それが悪い訳ではないが、
そのため横幅を使って攻めるという感覚が薄い
yas-mikiが好きな城福さんの本から引用すると、
システムを構築する際に私が大事にしているのは、誰が「裏」を狙い、誰が「時間」を作り、誰が「幅」を取るかです。
ポゼッションサッカーを志向する城福さんだけど、
基本的な考えは参考になる
これで言えば、
裏を狙うのは、松田
時間を作るのは、オナイウ、ペチュニク、井出
になると思う
そうなると幅を取る選手がいない
割り切ったサッカーなので受け入れるしかないかもしれないが、
構造的な問題を抱えているように観える
後ろでゲームを作ってる途中に
ボールを引っかけられるのをケアして、
縦に早いサッカーをしているのだろう
しっかりビルドアップするプレーが少なく、
簡単に前に出していた
グラウンターでバイタルを狙うプレーなんて、数えるくらいで、
チームの変貌ぶりにビックリするくらいだった
富澤から金井へのロングボールが見られるが、
ボールスピードが遅いのと、
長崎が5バックで守るのとで効果がなかった
あまり選択肢に入れない方がいいと思う
ペチュニクの使い方には疑問が残る
サイドの方がボールを持てるのは事実で、
ドリブルでゴールへというシーンは2、3回あった
ホームのC大阪戦の残像が残ってるので、期待してしまうが、
如何せん回数が少ない
また2トップにしているので、
斜めに入ってもスペースが少ない
体が大きいので、ロングボールの的になっているが、
それが彼のスタイルに合っているか?は分からない
肉弾戦を嫌がっているようにも見えるので、
今の使い方がベストではない
せっかく2トップで行くと決めたのなら、
前で使った方がメリットが多いかな?
それでもロングボールの的にされたら、
何も変わらないのだが…
日本の夏に苦しんでいるようにも見えるが、
チームのスタイルとの相違も大きいと思う
恐らくシーズン序盤から関塚さんが頭を悩ませてると思うが、
もっとフィットするやり方があるような気がする
シーズン終盤に差し掛かっても答えが見えないようなら、
答えはないのかもしれない…
そこを見出だすのが、監督の仕事だと思うので、
うまく修正できるといいな
最終ライン設定を下げて、ブロックを作るという選択をしているので、
守備は安定していたと思う
ボールを持たれても仕方ないとしていて、
前はコースを切るだけだった
松田のコースの切り方は見事だった
よく走っていたし、後ろは助かったのではないか?
熊本戦ではやられていた富澤も少しずつフィットしている
前半でキムが離脱してしまったが、
交代で入った栗山もまあまあこなせてた
もともと11人で守るというマインドなので、
サボらなければ失点のリスクは小さい
あとは数回来るピンチで頑張れるか?だが、
そこが難しい所だ
戦術の話ではなくなってしまうので、
今後の修正ができにくい所だが、
ゴール前でもう一歩頑張れるようになって欲しい
前半に佐藤勇人の所で奪われて大ピンチを招いたが、
そういうミスを減らせば、大量失点はないだろう
雨でピッチが重いのもあって、
終盤は間延びした展開だった
それでも長崎に走り負けなかったのは、
チームとしての成長かもしれない
特に佐藤勇人はいい出来だったと思う
攻守に絡む意識で動いてたし、
チームにダイナミズムをもたらしていた
無駄走りになることもあったが、
前線との絡みは面白い
展開力があれば申し分ないけど、
それは多くを望みすぎだろう
そこが機能していただけにSBも上げて、
人数をかけた攻撃が観たかった
チームの方向なので、そう言っても仕方ない
J2仕様のサッカーをしてしまうと、
ゴールへの形が観えなくなってしまう
前に蹴って、【何か】がないとチャンスが来ない
その【何か】に必然性はない訳で、運頼みになってしまう
サッカーは運に依る側面もあるが、
それを全面に出してしまうと、修正ができない
前に能力の高い選手を90分並べれば、
どこかでチャンスが来るでしょ?
そんなサッカーに観えてしまった
それを割りきってやっているのだろうが、
あまり発展性がないように映る
ポゼッションをしろとは言わないが、
何をストロングにして、どこから攻めるか?というのは、
もっとはっきりしていて欲しい
次の横浜FC戦はニッパツまで行く予定なので、
きっちり3ポイント獲ってプレーオフ戦線に残りたい
yas-miki
前回観戦の感想はこちら