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武蔵野陸上競技場の歩き方 ~Jリーグはすぐそこまで クラブとの近い距離感~
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2019年11月2日(土) JFL第26節 ホンダロックSC@東京武蔵野シティFC

 

春先の天気予報では、「春の足音はすぐそこまで来ています」という言葉をよく聞きます。

秋のムサリクでは、「Jリーグはすぐそこまで来ています」と言われた気がします。

 

個人的な習慣として、「今週はどこか試合やってないかな?」とJリーグのアプリで毎週調べています。

11月1日も、いつもと同じように調べましたが、当日ふらっと行けそうな試合がありませんでした。

 

「JFLの試合はやってないかな?」と調べると、東京武蔵野シティFCのホームゲームでした。

ここ数年は武蔵野陸上競技場(ムサリク)に行った記憶がありません。

 

スタジアムに入ってから、『JFL4位』、『Jリーグ参入目前』という状況を知りました。

勝手な感覚として、「Jリーグ参入は、まだまだ先の話」だと思っていました。

 

観客動員がネックになっているらしく、集客イベントをしていました。

結果、3,800人はクラブ史上最高記録だったようです。

 

熱気というより温かみがある雰囲気で、選手・クラブとの距離が近く、Jリーグとは違った楽しみがありました。

残り2試合で11,000人というハードルを超えられるのか?見守りたいです。

 

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武蔵野陸上競技場までのアクセス

 

この日のアクセス方法は、電車とバス、徒歩です。

電車でJR中央線の三鷹駅まで行き、バスでスタジアムの目の前にあるバス停で降りました。

 

三鷹駅に着いたのが11時前でした。

「FC東京の味の素スタジアムからの帰り」と「ムサリクへの往復」でしか利用しない駅です。

最近はFC東京の頻度が減り、超久しぶりの三鷹駅下車でした。

 

久しぶりの三鷹駅だったので、出口で迷いました。

一般の乗客しかおらず、サッカー観戦に行きそうな人が見当たりませんでした。

 

スマートフォンで調べ、北口へ向かいました。

 

三鷹駅北口

 

後々考えれば、『武蔵野』陸上競技場なので、『武蔵野市』方面ですね。

 

ロータリーに下り、『1番』のバス停に停まっているバスに乗りました。

 

武蔵野陸上競技場バス停

 

バスに乗るとすぐに発車し、10分ほどで『武蔵野市役所前』に着きました。

市役所の周りはスポーツ施設が多く、緑の多い地域でした。

 

武蔵野陸上競技場バス停

 

新緑の季節は、とても気持ちいい空間です。

バス停の先にある『武蔵野市役所前』交差点で反対に渡ると、スタジアム着です。

徒歩3分くらいです。

 

三鷹駅は特別快速も停まる駅で利便性が高く、バスの本数も多いように感じました。

帰りも10分くらい待てば、バスが来たので、アクセスは抜群にいいと思います。

駅から徒歩20分らしいので、時間があれば歩くという手もあります。

 

東京武蔵野シティFCの街

 

三鷹駅に着いたのが、11時前でした。

キックオフ2時間前ですが、三鷹駅で同志を見つけられませんでした。

スタジアムへのバスで1人いらっしゃいました。

 

街が大きいのか?ライバルが多く認知度が低いのか?

 

三鷹駅に大きなバナーがありビックリしました。

 

東京武蔵野シティFCバナー

 

通路にもバナーが並んでいました。

 

東京武蔵野シティFCバナー

 

『目指せ!!Jリーグ』という熱いコピーで、テンションが上がりました。

三鷹駅北口のロータリーには、クラブのノボリが立っていました。

 

東京武蔵野シティFCノボリ

 

バスの車内にも広告が出ていました。

 

東京武蔵野シティFC広告

 

武蔵野市にローカライズして密着している印象です。

意外と言っては失礼ですが、クラブがすごく街に溶け込んでいました

 

スタジアム外の雰囲気

 

バスを降りて、すぐにスタジアムがあります。

この日はキックオフ2時間前の11時過ぎに到着しました。

 

武蔵野陸上競技場入口

 

クラブのノボリはありますが、人が少なく静かでした。

バスの車内にスタジアムへ向かう同志がいましたが、「ホントに今日試合あるの?」という静けさでした。

 

東京武蔵野シティFCノボリ

 

個人的に、青×黄色の組み合わせが好きです

階段を登ると、ゲートがあり営業していました。

 

武蔵野陸上競技場入口

 

長机に椅子だけというシンプルな引換所がありました。

 

武蔵野陸上競技場入口

 

武蔵野陸上競技場入口

 

最初は引換所がチケット売り場だと思いました。

チケット売り場は、その後ろでした。

 

武蔵野陸上競技場チケット売り場

 

試合毎のチケットではなく、シーズン共通のチケットでした。

 

東京武蔵野シティFCチケット

 

チケットにも「目指せ!!Jリーグ」の文字がありました。

当たり前のように観戦しているJリーグも普通ではなく、大きな目標であることを感じました。

 

チケット売り場の先に唯一のゲートがあり、入場しました。

 

武蔵野陸上競技場入口

 

J1リーグのような非日常の試合ではなく、日常生活に溶け込んだ試合に感じました。

 

今日のマイシート

 

『サッカーを観るなら、バックスタンド上段』という謎のポリシーを持っています。

 

それに従うなら、『自由席』のチケットになります。

しかし、ムサリクは芝生席です…

座席はメインスタンドしかありません。

 

ムサリクに来ると、毎回「スタンドの真ん中でゆっくり観たい」と思います。

『Sエリア』のチケットを買いました。

3,000円ですので、Jリーグのバックスタンドと同じくらいです。

 

『Sエリア』の名の通りエリア指定席(エリア内は自由席)です。

『Sエリア』に入る所で、チケットを見せて入ります。

キックオフ2時間前から来る人は少なく、「できる限り高い位置から見たい」と思い、最上段に陣取りました。

 

マイシートからの景色です。

 

武蔵野陸上競技場

 

スタンドが小さく、陸上トラックがあるため、ピッチは遠く感じます。

ゆっくりサッカー観戦したいだけなので、あまり気になりませんでした。

 

また『Sエリア』部分は屋根があるので、雨の心配がありません

 

Sエリアの超高待遇

 

1,000円の『自由席』と3,000円の『Sエリア』の2種類のチケットしかありません。

『Sエリア』だと、超高待遇です。

普段のJリーグで1番値段が高い席に座ったことが少ないので、恐縮します。

 

エリアへの入口でチケットを見せると、シートクッションを借りられます

 

東京武蔵野シティFCシートクッション

 

比較的厚みがあるシートクッションなので、快適です。

そしてマッチデープログラムをもらえます

 

東京武蔵野シティFCマッチデープログラム

 

白黒印刷ですが、試合情報ゼロで観に来ているので、ありがたい情報源です。

スタメンが決まると、メンバー表を配ってくれます

 

武蔵野陸上競技場公式データ

 

試合や選手に関する情報がまとまっているので、これまたありがたい情報源です。

 

Jリーグの場合、プレス用に配られる資料だと思います。

ムサリクとは関係ない話ですが、ジェフ千葉のゴール裏にあるホワイトボードにも貼ってあります。

 

フクダ電子アリーナのサポーターブース

 

サポーターはどうやって入手しているのか?謎です。

 

またコーヒーorお茶を淹れてくれます

この日は遠慮しましたが、春秋はホットコーヒーが美味しいです。

「熱いのでお気をつけ下さい」の言葉付きでサービスしていました。

 

スタンドの真ん中でサッカー観戦できて、色々サービスが付いているので、『Sエリア』はオススメです

 

コンコースを歩いてみる

 

メインスタンドしかないので、スタンドの中央で全て完結します。

グッズショップや飲食売店、トイレもスタンド中央です。

 

スタンドに入場して、右端にアウェークラブの応援エリア、左端にホームクラブの応援エリアがあります。

貼り紙にも書いてありますが、なんせ小さいので、案内効果は薄いです。

 

武蔵野陸上競技場席割

 

まずはアウェー側へ向かいました。

色々なJリーグクラブのユニフォームを着たサポーター連合でした。

 

武蔵野陸上競技場アウェー側

 

ある意味『応援のプロ集団』に感じました。

 

『Sエリア』と『アウェークラブ応援席』の間は、ゆっくり観たい人が座っている印象でした。

こちらもある意味、『観戦のプロ集団』だと思っています。

 

ホーム側へ向かうと、子ども連れが多くなります。

試合前のピッチで子ども向けのイベントをしていたので、賑やかでした。

イベントをしている時は、キックオフまで時間もあり閑散としていました。

 

武蔵野陸上競技場ホーム側

 

しかしキックオフ時間になると満員でした。

 

武蔵野陸上競技場ホーム側

 

こんなに埋まったムサリクのスタンドは見たことがありません。

 

スタンドの端にある階段を下りて、芝生席に向かいました。

芝生席からメインスタンドを見ると、こんな感じです。

 

武蔵野陸上競技場メインスタンド

 

ピッチでイベントをしていて、キックオフ1時間半前なので、芝生席にいる人はまばらでした。

 

武蔵野陸上競技場芝生席

 

芝生席の一番上に登って、ピッチを撮りました。

 

武蔵野陸上競技場芝生席

 

やはり遠いですね…

芝生席の上には、スコアボードがありました。

 

武蔵野陸上競技場スコアボード

 

以前にムサリクに来た時にはなかった記憶です。

町田ゼルビアの町田市立陸上競技場では、ふるさと納税を活用して『カラーの』電光掲示板を設置しました。

 

町田市陸上競技場電光掲示板

 

それ以前に、電光掲示板が当たり前でないことを感じます。

芝生席は途中で通行止めでしたので、引き上げました。

 

武蔵野陸上競技場芝生席

 

観戦可能なエリアが狭いなと思っていたら、試合途中で拡張し、観客の皆さんの大移動がありました。

 

武蔵野陸上競技場芝生席

 

拡張が必要なくらいの観客が入っていたことを実感しました。

日光浴も兼ねて芝生席という選択もアリという気もします。

 

スタンド中央では、縁日をやっていました。

金魚すくいやヨーヨー釣りは、サッカーのスタジアムイベントとして異色でした。

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

また絵本やおもちゃを用意して、子どもが遊べるスペースもありました。

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

Jリーグでも託児所を設置するクラブもありますが、JFLだとまた違った空気に感じました。

託児所に入ったことはないですが…

 

また筋肉量や骨密度の測定をしていました。

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

試しに骨密度を測定してもらいました。

普段ヨーグルトを食べる成果なのか?30代男性平均の130%の骨密度でした。

 

スタジアムグルメ

 

イベントをしていたからか?以前より飲食売店が増えていました

後にSNSで臨時で開店している所もあることを知りました。

 

お昼時で、ご飯が食べたかったので、カレーにしました。

 

武蔵野陸上競技場カレー

 

オシャレな写真の本格カレーっぽい感じのお店でした。

 

武蔵野陸上競技場カレー

 

1皿950円でした。

 

武蔵野陸上競技場カレー

 

なかなか値段の張るカレーでしたが、めっちゃ美味しかったです

スタジアムで売る、スタンダードなカレーと違う深い味だったと思います。

 

他にも豚汁が美味しそうでしたが、列が長く断念しました。

 

特色のあるお店が出ていると、サッカー観戦が楽しくなります。

以前より飲食売店もレベルアップしている印象でした。

 

グッズショップ

 

グッズショップは1店でした。

メインスタジアムの中央にありました。

 

武蔵野陸上競技場グッズ売店

 

過去にタオルマフラーを買っていたので、今回は見送りました。

 

『在庫処分』と書かれた旧ユニフォームに興味がありましたが、7,000円は手が出ませんでした

 

武蔵野陸上競技場グッズ

 

ヤマハスタジアムの半額セールも、同じくらいの値段だったので、適正価格なんですが…

4,000円くらいなら買うんですけどね。

 

スタジアムに来た記念になり、スタンドの一体感を感じられるので、タオルマフラーはオススメです

 

時間帯によっては、クラブのジャージを着たお兄さんが店員でした。

クラブ全体で運営している感がいいですね。

 

スタンドの雰囲気

 

ムサリクは鳴り物禁止です。

サッカー観戦で鳴り物禁止は珍しいと思います。

 

Jリーグに参入したらどうするのか?気になりました。

ムサリクで開催することは無くなるのでしょうか?

 

アウェー側のサポーター連合は、自由気ままに応援している感じでした。

 

ホーム側は、時折声が聞こえる程度でした。

しかし試合が進むと、芝生席に応援団が形成されていました。

クラブ下部組織のメンバーなのかな?それに子ども達が興味津々で加わる若い応援団でした。

 

東京武蔵野シティFCサポーター

 

高校サッカーみたいな感じでした。

子ども連れやゆっくり観たい人が多かったので、のんびりした空気感でした

Jリーグ参入で雰囲気が変わるのかな?という興味もあります。

 

東京武蔵野シティFCが作る距離感

 

先程紹介していた通り、試合前のピッチでイベントをしていました。

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

何のイベントか?分かりませんが、レジャーシートを敷いてくつろぐ方もいました。

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

『試合前』ってスゴイなと思います。

 

過去ムサリクに来た時は、『試合後』にピッチを開放していたので…

ボールやゴールを出してサッカーできたり、芝生の苗植え体験をしていたり、試合日のピッチに下りられることが珍しいです

すごく距離感が近いです。

 

また試合後には、選手がスタンドに来て、お客さんと会話したり、記念撮影していたりしていました。

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

武蔵野陸上競技場イベント

 

考えられないくらいの近い距離感でした。

試合後は、かなり賑やかでした。

 

武蔵野陸上競技場入口

 

こちらもJリーグ参入で雰囲気が変わるのかな?という興味があります。

変わらない距離感であれば、東京の中でも存在感を出せるのかな?とも思います。

 

Jリーグ参入で思うこと

 

たまたま観戦した試合で、Jリーグ参入に近い位置にいることを知りました。

年間3万人という観客動員がネックになっていることも初めて知りました。

 

10試合以上して、1万5000人動員している状況のようです。

その状況で、あと3試合で1万5000人集めるのは、かなり無理している感じに映ります

 

『Sエリア』の隣は関係者席でした。

盗み聞きしていると、無料観戦ができるイベントをフル活用して、集客を狙うようです。

 

東京に新たなJリーグクラブが誕生することは、とても価値があると思います。

しかし、あまりにも身の丈に合わないことをしても、先々困るような気もします。

 

しっかり根を張ってから満を持して参入するのか?

とりあえず参入して注目度を高めてファンを増やすのか?

どちらが正解か?分かりませんので、東京武蔵野シティFCの取り組みは、とても楽しみです。

 

この日は3,800人ほどの観客でした。

あと2試合で1万1000人くらい必要なようです。

 

東京近郊に住むサッカー好きの方は多いと思います。

その人を動かすことができれば、無謀な数字ではないのかもしれません。

 

試合日は、11月10日(日)と12月1日(日)です。

 

11月10日はジェフ千葉のホームゲームですので、戦力になれません。

12月1日は、結末を見届けに行こうかな?と考えています。(本当に行くか?分かりませんが…)

 

まとめ

 

たまたま開催していることを知り、観戦に訪れた武蔵野市陸上競技場です。

Jリーグ参入が、目の前に来ていることを初めて知りました。

まだまだ先の話だと、勝手に思っていましたが、チャンスが来ているようです。

 

都心からアクセスしやすい超便利なスタジアムです。

観客動員がネックということで、イベントを開催し、過去イチで埋まるスタンドを見ました。

それでも温かく、のんびりとした雰囲気は失っておらず、東京では異色に映りました。

 

2019年、東京武蔵野シティFCの挑戦の結末が気になります。

またJリーグに参入したら、クラブ・スタジアムの雰囲気がどう変わるのか?という興味もあります。

お時間のあるサッカーファミリーで、挑戦を後押しできる方は、ぜひムサリク参戦して欲しいなと感じました。

 

yas-miki

 

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