2022年シーズンが終わり、2023年シーズンのシーズンシートを更新しました。
ジェフ千葉のシーズンシートは毎年更新しているので、深く考えていません。
しかし、他クラブのシーズンシートでは、席種や金額(特に割引率!)がどうなっているのか?気になりました。
そこで、2023年1月9日時点で、Jリーグ全クラブの公式サイトから読み取れるシーズンシートの情報を調べてみました。
各クラブの仕組みを理解し切れていないので、超ざっくりとした目線でまとめたデータですが、特色が見える項目もあり、新たな発見がありました。
この記事は、『調査方法』と『シーズンシートの呼び方』がメインテーマです。
Contents
シーズンシート情報の調査方法
対象のクラブは、2023年シーズンにJリーグ所属の60クラブです。
調べている本人が、バックスタンド上段で観戦することが好きなので、調べた席種は以下の3つです。
- メインスタンド下段
- バックスタンド上段
- ホームゴール裏下段
なぜバックスタンド上段なのか?初心者向けのおすすめチケットはどこ?を紹介した記事です。
また、該当するクラブのファンクラブには入っておらず、全くのゼロからシーズンシートを取得する場合を想定しています。
シーズンシートと比較するチケットは、『一般前売りチケット』です。
ダイナミックプライシングを導入しているクラブは、標準金額としています。
ダイナミックプライシングの標準金額が分からなかったモンテディオ山形、横浜FCは、中間グレードの「★★」を選びました。
シーズンシートを売っていないこともある
全クラブの公式サイトを比較して驚いたのは、シーズンシートを売っていないクラブがあることです。
ニュース(お知らせ)を2022年10月分まで確認しましたが、販売状況が分かりませんでした。
2023年1月9日時点で、シーズンシートを売っていないクラブは、以下の8クラブです。
今後、シーズンシートの情報を解禁する時期を明記しているクラブもあります。
何となく「シーズンシートは売っていて当たり前」と思っていましたが、そんなことはないようです。
過去に読んだ本を引用します。
ホームゲームの観戦を欠かせないサポーターにとってはありがたいシステムで、リーグ戦開幕前にまとまった金額が銀行口座に入ることは経営の安定化につながる。
低予算でもなぜ強い? 湘南ベルマーレと日本サッカーの現在地
クラブにとっては、冬場の大事な収入源ですので、その機会を逃してしまわないかな?と疑問に思いました。
8クラブの販売状況が分からないため、今回の記事では52クラブのデータを使用します。
シーズンシートになっていない席種もある
席種を、メインスタンド、バックスタンド、ホームゴール裏、アウェーゴール裏と大まかに分類すると、アウェーゴール裏のシーズンシートは無いことは分かりますが、「それ以外はあるだろう」と思っていました。
しかし、そもそもスタンドを解放していなかったり、シーズンシートにしていなかったりする場合がありました。
個人的には、「鹿島アントラーズのメインスタンド」、「ガンバ大阪のバックスタンド上段」がシーズンシートの対象外であることが、大きな驚きでした。
シーズンシートをどう呼びますか?
この記事を読んでいるあなたは、どう呼んでいますか?
個人的には、『シーズンシート』と呼んでいます。
しかし、『シーチケ』という呼称も知っているので、『シーズンチケット』にも馴染みがあります。
そのため、Jリーグ全体を眺めても、『シーズンシート』、『シーズンチケット』が多いだろうと思っていました。
今回の調査では、クラブによっては独自の呼称があっても、より一般的な呼称が公式サイトに記載されていれば、そちらを採用しました。
例えば、柏レイソルの公式サイトでは、『BIGアソシエイツ』と『年間シート』という呼称が使われています。
この場合は、『年間シート』を採用しました。
調査した結果は、こちらです。
次に、この調査結果を、少し分類していきます。
使われていた名称を分類すると、9通り
まずはグラフ化して集計した結果は、こちらです。
サガン鳥栖は『ドリームパスポート』としか書かれていないので、そのまま『ドリームパスポート』としました。
『シーズンパス』が最も多く、19クラブが採用していました。
続いて、『シーズンシート』は14クラブ、『シーズンチケット』は11クラブでした。
少し大きな括りで分類します。
個人的には、『シーズンシート』、『シーズンチケット』が多いだろうと思っていたので、とても意外な結果でした。
なぜ意外に思ったのでしょうか?
シーズンシートの呼び方は、『カテゴリー』と『立地』で傾向アリ?
先程の結果を、さらに『カテゴリー』と『立地』という2つの軸で、内訳を集計しました。
まずは『カテゴリー』で分類します。
すると、J3クラブで圧倒的に『パス・パスポート』が多くなっています。
2023年シーズン、J3は20クラブですので、少なくとも半数のJ3クラブが『パス・パスポート』と呼んでいることになります。
今後販売するであろう6クラブ次第では、この傾向は強くなります。
次に『立地』で分類します。
Wikipediaを引用します。
日本における首都圏(しゅとけん)とは、主に首都圏整備法第2条第1項および同施行令第1条に基づいて「首都圏」と定義された、東京都およびその周辺地域である茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県の1都7県を指す。
今回は、『首都圏』と『首都圏以外』という立地で区切りました。
すると、首都圏のクラブは『シート』や『チケット』の割合が多く、他地域のクラブは『パス・パスポート』の割合が多くなっています。
『パス・パスポート』を呼んでいるのは、首都圏で3クラブ(約17%)、他地域で21クラブ(約62%)です。
調べている本人が、FC東京(J1)の『年間チケット』とジェフ千葉(J2)の『シーズンシート』しか買ったことがないので、意外だと感じたようです。
まとめ
ジェフ千葉の2023年シーズンシートを更新した時に、他クラブのシーズンシートはどうなっているの?と疑問に思いました。
全クラブの公式サイトから、シーズンシートの情報を収集して、比較しました。
この記事は、『調査方法』と『シーズンシートの呼び方』がメインテーマです。
「販売時期」や「対象にしている席種」、「呼び方」に違いが見られました。
特に呼び方は、各クラブのカテゴリーや立地の傾向があるように感じ、面白かったです。
「金額・割引率」をメインテーマにした記事は、後々まとめる予定です。
yas-miki(@yas-miki)