ヴェルディバージョンの味スタで観戦すると、
「スタジアム観戦の理想形の1つだな」と感じます
スタジアムに訪れる人の動機は、それぞれあります
「愛するクラブの試合を応援したい」
「サッカーを観ることが好きだ」
「スタジアムでの人付き合いが楽しい」
ちょっと考えるだけでも、3つ挙げられます
個人的には、
「サッカーを俯瞰して観るのが楽しい」がメインの理由です
ただ根底には、「Jリーグを盛り上げたい」という思いがあります
それを思い出させてくれるのが、ヴェルディサポーターです
クラブスタッフと一緒になって、
「ヴェルディを盛り上げる」という熱さを感じます
何もかもが完璧だとは思いませんが、
サッカーファミリーなら楽しめる経験ができるはずです
スタジアムまでのアクセス
最寄り駅は、京王線の飛田給駅です
FC東京が主催する試合では、
スタジアム直行のバスが出ていますが、
ヴェルディの試合では、ありません
味スタのある調布市は、
FC東京とパートナシップを結んでいるはずなので、
駅前はFC東京一色になっています
しかし飛田給駅は、中立に見えます
ホームから改札へ上がると、
両クラブのフラッグが掲げられています
キレイに等分されています
改札が1つしかない小さな駅なので、
人に付いていけば迷うことはありません
この日もキックオフ2時間30分前に飛田給駅に着きましたが、
緑のヴェルディサポーターの姿が見えました
一応紹介すると、
写真の改札を出て、右側の出口を出て、
ロータリーから出る1番太い通りを直進すると見えてきます
改札には、試合開催に伴う臨時停車のお知らせがありました
臨時停車ではなく、
観客予想が4,500人だったことが気になりした
4,500人という数字を見た時は、少ないなと感じましたが、
実際には2.800人くらいでした
クラブの予測より遥かに少ないお客さんだったのだと、
後になって分かりました
スタジアムまでに食料調達を考えるなら、
コンビニ、ファストフード店があるので、苦労しません
味スタへの出口と反対側に出ると、
LAWSONさん
味スタ側のロータリーには、色々なお店があります
ロータリーの景色は、こんな感じです
ロータリーで食料調達できそうなお店は、
マクドナルドさん
(FC東京仕様です)
セブンイレブンさん
(写真を撮り忘れましたが、マクドナルドさんの隣です)
オリジン弁当さん
(写真を撮り忘れましたが、セブンイレブンさんの隣です)
すき家さん
(FC東京仕様です)
ますやさん
お菓子くらいなら揃うと思います
ロータリーから味スタへ向かう途中に、
LAWSONストアさん、スリーエフさん
味スタ前にもレストラン街?があるので、
食料調達できるかもしれません
ヴェルディの試合を観に来ている立場からすると、
悲しいかなFC東京仕様の街になっています
街灯のフラッグ
ロータリーのバナー
道中の自販機
スリーエフさんもバナーを掲げてます
飛田給駅から両クラブのサポーターに付いていくと、
スタジアムが見えてきます
ずっと前から味スタの反対側で工事をしていました
久しぶりに味スタに着くと、ほぼ完成?していました
何が建つのか?疑問でしたが、調べることなく完成になりました
東京オリンピックの施設なのか?
大きなスポーツ施設だったようです
【武蔵野の森総合スポーツ施設】が、仮の名前のようです
スタジアム外の雰囲気
味スタの入口まで来ると、
ヴェルディカラーのバナーが出迎えてくれます
ここまでローカルな地域を押し出すバナーは、
他では見たことがないです
地域の人に愛着を持ってもらう狙いがあるのかな?と思います
反対側は、ヴェルディカラーのみのバナーでした
各選手のノボリも多く用意されていました
ガンバサポーターとしては、
プレーが観たかったです
また入口では、DJの方が出迎えてくれます
2016シーズンまでも味スタに来ていますが、
その時は金髪のおじさんでした
この日は、爽やかなお兄さんでした
開場もしていない時間だったので、人通りが少なく、
1人1人に声をかけていたのが印象的でした
ヴェルディの試合を観に行くことを、当日に決めたので、
当日券売り場へ向かいました
当日券売り場への道中で引き止められました
要はファンクラブ入会の勧誘ですが、面白い看板でした
MBブロック席のチケットが欲しかったので、
ファンクラブ入会は、見送りました
写真を撮っていると、スタッフの方に声をかけられたので、
チラシだけ頂いてきました
最近、機種編したことで、
ヴェルディからのメルマガか来なくなってしまったので、
0円のスタート会員になろうかと思っています
また総合案内所の前で、
どんな情報が手に入るか?確認していると、
スタッフの方に声をかけられました
スタジアムグルメの質問をしましたが、
資料を見せながら説明してくれました
他のクラブでは考えられないくらい
迅速で、丁寧な対応をして頂いたと感じました
ヴェルディは、プロ野球でいう読売ジャイアンツのような存在だった(そういえば、当時の親会社は同じ読売新聞社だった)。全国区の有名クラブということで、ホームタウンである川崎にはほとんど目を向けていなかったようだ。行く先々で「あの頃のヴェルディは許せない」という声を聞いた。
恥ずかしながら、
数年前まで同じ認識でヴェルディを見ていました
東京に移転して、経営難に直面して…
ヴェルディを取り巻く環境が変わったのは知っていました
それが原因なのか?分かりませんが、
ヴェルディが変わったのかな?と感じてました
スタッフの方からは、マイナスのイメージは全くなく、
逆にどこよりも優しいのではないか?とも思います
今日のマイシート
「スタジアム観戦は、バックスタンドの高い位置から」という持論があります
そのためヴェルディの試合では、
【MBブロック席】のチケットを買っています
当日券で3,100円だったので、少し安いと感じる値段設定です
入場ゲートは、
「アウェーゴール裏」、「それ以外」の2つしかありません
(かなり乱暴な言い方です)
MBブロック席は、「それ以外」なので、
スタジアム正面のゲートから入場しました
開場直前でも、列が長くなかったので、
入場に苦労はしませんでした
入場ゲートはメインスタンドなので、
コンコースを半周して、バックスタンドへ向かいます
(ホームゴール裏、アウェーゴール裏、どちら周りでも大丈夫です)
MBブロック席は、ホーム側、アウェー側をロープで仕切っています
(申し訳程度なので、あまり意味があるとは思えませんが…)
ザスパを応援するわけではありませんが、
空いているという理由で、ザスパ側に陣取りました
この日のマイシートからの景色は、こちら
椅子に張ってあるロープが仕切りになってます
上層スタンドに比べると、観にくいのですが、
一番上なら、全体が俯瞰できます
コンコースを歩いてみる
味スタは、どの席種のチケットでも、コンコースを歩いて1周できます
これは当たり前のことではなく、
アウェー側へ行けないスタジアムも多くあります
スタジアムを歩きたいので、
味スタの構造・運営は非常にありがたいです
ゲートをくぐり、コンコースに入ると、
配布物を頂きました
マッチデープログラム
マッチデープログラムは、有料のクラブも多いので、
無料で情報を得られるのは、非常にありがたいです
ユースの大会PRのクリアファイル
大会があることを知らなかったので、
スケジュールと体力の都合がつけば、行ってみたいと思います
群馬の観光PRの手提げ
2週間前のフクアリで、同じものを持っている方がいて、
欲しいなと思っていたので、嬉しかったです
まだ全部チェックできてませんが、
群馬は近いし、観光してみたいと思っています
全てのアウェーゲームで配っていたら、
群馬県はすごい営業上手ですね
コンコースには、各選手のノボリが立っていましたが、
その流れで、サポーターの方のノボリも立っていました
選手になれる権利?を売っているのは知っていたので、
その一環なのだと初めて気づきました
(【第1.5ウインドー】というプログラムだそうです)
他のクラブがやっている話を聞いたことがないので、
面白い取り組み(商売?)だと思います
選手と同じ構図なので、最初は気づかないくらい上手くできています
(たぶん)この日だけのイベントもやっていました
スタジアムツアーをやりたいし、
スタジアムグルメも楽しみたいし、
ウォーミングアップを観たいし…
時間がとれないと思い、今回は断念しました
クイズに参加すると、コンコースを半周できるので、
手作り感のある面白いイベントでした
バックスタンドでは、キックターゲットをやっていました
ちょうど誰もコンコースを歩いていないタイミングで、
スタッフの方に声をかけられ、参加しました
久しぶりにボールを蹴りましたが、
元サッカー部として、20点、30点を抜いたので満足でした
記念にステッカーを頂きました
コンコースにいらっしゃったサポーターの方から、
歌詞カードを頂きました
味スタに来ても毎回聞き流していて、
歌詞が入っていなかったので、
「あ~こんな歌詞だったんだ」と発見が多かったです
コンコースを歩くと、
入場ゲートのすぐそば、ホームゴール裏の2か所で、
サポーターの方が活動しています
前述の歌詞カードを配ったり、
サポーター体験をさせてくれたりしています
歌詞カードを配るサポーターの方は、他のスタジアムでもいます
配ってくれるクラブのサポーターの方は、
それぞれの座席に来てくれることが多いです
それに対して、ヴェルディサポーターは、
多くの人が通るコンコースなのが特徴だと感じました
できるだけ多くの人の目に入るようにして、
1人でも多くサポーターになって欲しいという熱意なのだと理解しています
サポーターの勧誘と聞くと、
いいイメージが湧かないかもしれませんが、
【ヴェルディを愛する仲間】になってもらうというイメージです
【ゴール裏のサポーター】と聞くと、コアで敷居が高いです
まず体験、ちょっと参加…と敷居を下げて、
仲間になってもらう活動かな?と思います
どの席種でも、ゴール裏は入れるので、
勉強で少し入ってみました
ゴール裏で、サポーター自身を鼓舞するバナーは、
他のスタジアムでも、頻繁に見かけます
ヴェルディは少し毛並みが違って、
「一緒に頑張りましょう」というメッセージに近いです
また【Vマッチパートナー】の方を紹介する時は、
選手と同じテンションでコールをしていました
クラブのスポンサー紹介では、
自分たちの応援を止めて、1社1社に拍手を送っていました
クラブを支援してくれる人がいるのを当たり前だと思わず、
感謝の気持ちを示していました
他のスタジアムでは、絶対にありえません
しかしクラブを盛り上げるなら、
必要なアクションなのは間違いありません
非常に温かみがあって、クラブを盛り上げる熱意があって、
素晴らしい取り組みです
コンコースを歩いて、
ザスパのゴール裏にも入ってみました
入ったタイミングが悪く、面白いものはなかったですが、
ザスパっぽいアイテムを見つけました
遠くから見るだけだったので、
間近で見ると、ちょっとした感動でした
スタジアムグルメ
残念ながらヴェルディの試合では、
特筆するものは、ほとんどありません
味スタ常設の売店が開店していますが、
FC東京の試合でも開店しています
そのため【ヴェルディの試合でしか】ではありません
前述の総合案内所で質問しましたが、
同じ答えを頂きました
ただ場外のキッチンカーは別です
キッチンカーは、来るたびに変わっているので、
【ヴェルディの試合でしか】、【その日しか】だと思います
それを期待しましたが、
残念ながら、食材が揃っておらず長く待つとのことでした
再入場禁止なので、諦めることになりました
何かないかな?と探した結果が、こちら
味スタで牛すじを食べた記憶がないし、
特別で安いし…で購入しました
400円とは思えないボリュームと味でした
少し寒さが残る日だったので、
ちょうどいいグルメになりました
味スタ感があるグルメではありませんが、
何もなければ挑戦する価値がある1品でした
ちなみに500mlのペットボトルは、250円だったと記憶しています
スタジアム外に自販機なら160円ですし、
ペットボトルの持ち込み可なので、
スタジアム外で調達することをオススメします
味スタでしか見られない光景は、
ビールの売り子さんがいらっしゃることです
野球場では当たり前の光景です
サッカーは攻守の入れ替わりが激しく、
前半45分+後半45分はノンストップですので、
他のスタジアムでは見たことがありません
FC東京の試合でもいますが、
けっこう繁盛しているように見えます
サッカー界の盲点なのかもしれません
味スタ常設の売店が、スタジアムグルメとして評判がいい
とは聞いたことがないので、
場外のキッチンカーが、ベストの選択だと思います
グッズショップ
スタジアム内のグッズショップは1つです
味スタ入口のスポーツショップにも、
ヴェルディのコーナーがあります
一通りのグッズは揃いますが、
せっかく味スタに来たので、スタジアム内で買った方が記念になると思います
最近は各クラブがニッチな商品を売っているので、
グッズショップに立ち寄る楽しみは大きくなりました
たくさんは買えないので、ウィンドウショッピングになりますが、
自分の中でヒットしたグッズは買ってしまいます
ヴェルディの公式?ネクタイ、
ヴェルディカラーのストールを買ったことがあります
どちらも使い勝手がよく、重宝しているので、
今後もいい商品に出会えたらなと思います
毎試合、新商品を出すようにしているクラブもあるので、
立ち寄ってみる価値はあります
(ヴェルディが該当するのか?データがありません)
同じ商品のラインナップでは、飽きられてしまいます。ですから、毎試合必ずふたつか3つの新商品を出してグッズショップに立ち寄ってもらう、というのが大事なんです
スタンドの雰囲気
温かみを感じる試合でした
前述のように、仲間になってもらうべくヴェルディサポーターが、
試合前にバックスタンドに来ていました
「応援お願いします」ということで、
立ち上がって、手拍子で選手を迎えるべく、先導していました
他のスタジアムでは、
選手入場のずっと前にサポーターが来ることはありますが、
一緒に選手を迎え入れるのは、あまり記憶がないです
クラブもOKを出しているのか?
元々MBブロック席のチケットを持っているのか?
?マークが残る光景でしたが、
スタンド全体で盛り上げる仕掛けが素晴らしいです
残念ながら、観客は少なく、スタンドがガラガラでした
悪天候、注目度に低い試合など…
悪条件でもスタンドに来る人は、漏れなく熱い人な訳で、
いい雰囲気だったように感じました
バックスタンドは、眼の肥えた人が多い印象でした
バックスタンドから見たキックオフ前です
今のヴェルディには、味スタという箱が大き過ぎて、
ゴール裏とメインスタンド・バックスタンドを分断してしまっています
それを繋ぐのは、ヴェルディが好きだという共通の思いかもしれません
苦しいながらに3ポイントを獲ったので、
いい雰囲気で90分が終わりました
最後はゴール裏のスタンドに、選手が入って、
監督以下スタッフはピッチレベルで、
みんなでラインダンスで締める光景は、見ていいて楽しかったです
スタジアムを出る時は、
DJの方、ヴェルディ君とハイタッチしている人が多かったです
最後にスタジアムの出口で、
次の試合を、手作り感満載のバナーで宣伝です
ヴェルディ君
公式マスコットですが、キャラクターが面白いです
twitterでも、面白いキャラクターとして認知されているかと思います
たまたまコンコースで出会ったので、
カメラを向けると、至近距離まで寄って来ました
前半途中には、バックスタンドにやって来ました
スタッフのアテンドなし、
MBブロック席とはいえ、アウェー側、
盛り上げるわけでもなく、試合を観ているだけ、
ビールの売り子さんに絡む、
勝手に帰る…
かなり自由に動いて、去っていきました
近くのお客さんは無反応だったので、
日常の光景なのかもしれません
まとめ
味スタはアクセスが比較的よく、ハード面はかなり整備されています
この日も雨でしたが、濡れずに観戦できました
箱が大きく、完璧な一体感を持って観戦は難しいです
スタジアムグルメは、多くを期待できませんので、
それなりの覚悟?が必要です
その欠点を補うソフトを持っています
クラブスタッフは、優しく、丁寧に接してくれます
サポーターは、ヴェルディファミリー?を増やすべく、
様々な取り組みをしています
FC東京という巨大なライバルがいるので、
ヴェルディが置かれている環境は難しいと思います
飛田給駅から味スタまでを見ても、
ヴェルディの存在感は薄いです
ヴェルディが活動している地域に住んでいますが、
ヴェルディのユニフォームを来た子供を見たことがありません
苦しい環境だからこそ、クラブとサポーターが手を取り合って、
クラブの存在を大きくする取り組みを進めているように見えました
J2という高いカテゴリーでありながら、
下位のカテゴリーのような手作り感と温かみがあります
スタジアム観戦が楽しくなる1つの理想形だと思います
ヴェルディの試合に来ると、
「体が2つあれば、ゴール裏行くけどな」
と毎回思います
試合をじっくり観たいので、
結局バックスタンドに座っていますが、
ゴール裏でも楽しい体験ができるかもしれません
どちらで観戦するにせよ、
サッカーファミリーなら、1度は来る価値があります
yas-miki
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