2019年8月末にスマートフォンをHuawei P30に買い替えました。
以前は、Huawei P10を使っていたので、最新機種に移行した形です。
最新機種への移行であっても悩むことが多かったので、購入までに考えたことを紹介しました。
P30が高機能機種が故に高価格でした。
そのため色々な付属品あり、開封が楽しかったので、感想を紹介しました。
そして2ヶ月くらい使用してみて、Huawei P30の感想・レビュー?を書きたいと思います。
前回は本体の性能・機能についての感想・レビュー?でした。
今回はカメラ性能について、紹介したいと思います。
結論は、ズーム性能が飛躍的に進化し、AIを使ったシーン別の設定や暗所での撮影も大きく向上していました。
特にAIによるシーン別設定の精度が非常に高いと思いました。
Contents
スマートフォンの撮影用途について
スタジアムでのサッカー観戦の時に、記録用の写真を撮っていました。
選手紹介の動画を撮ることも多かったです。
こんな動画です。
しかしスタジアムでの撮影用途は、一眼カメラの導入により使用頻度が下がっています。
AKB48チーム8のコンサートに参加すると、スマートフォンでの撮影ができる時間があるので、動画を撮ります。
こんな動画です。
またメモとして、写真を使うこともあります。
例えば
- スタジアムで、確保した席の席番を撮影し、戻りやすくする
- 家電で気になった製品の型番を撮影し、後でスペックや評判を確認する
- その日食べたものを撮影し、1日の食事を振り返る
これらの使用用途で、Huawei P10とHuawei P30について思ったことを紹介します。
ズーム性能が高い
カメラ機能を使っていると分かりやすい性能です。
Huawei P10は2倍のハイブリッドズームでしたが、Huawei P30は5倍のハイブリッドズームになりました。
ハイブリッドズームとは、画質の劣化を抑えたズームのことです。
デジタルズームは、撮った写真の一部分を切り取って拡大するので、画質が大きく劣化します。
簡単な比較写真を撮ってみました。
スマートフォンのオート設定で倍率を合わせて、できるだけ同じ画角を目指して撮りました。
チーム8の徳島県ツアーで、徳島県鳴門市に行った際に、港から海を撮りました。
倍率1倍(焦点距離35mm換算で27mm)の場合
まずはHuawei P10で撮影した写真です。
続いて、Huawei P30で撮影した写真です。
水平線の高さが違うので、やや画角が違います。
後々パソコン画面で比較すると、同じオート設定なのに、Huawei P30で撮った方が明るいです。
カメラに詳しくないので、なぜか?は分かりません。
P30ではAIのシーン設定が『くもりの日』でしたので、ホワイトバランス?を変えたのかな?と思いました。
レンズの最小F値が違うからかな?とも思います。(P10には2.2、P30には1.8と書いています)
理由がよく分かりませんが、明るく撮れちゃいました。
ここから倍率を上げたので、P30の方が優位です。
倍率5倍(焦点距離35mm換算で135mm)の場合
Huawei P30を購入した時に、店員さんもカタログもハイブリッドズーム5倍を推していました。
そこで倍率を5倍(35mm換算で135mmです)にしました。
まずはHuawei P10で撮影した写真です。
続いてHuawei P30で撮影した写真です。
こちらもやや画角が異なりますが、Huawei P30の写真の方が明るいです。
灯台や写っている人を比較すると、Huawei P30の方が輪郭がはっきりしていると感じました。
倍率10倍(焦点距離35mm換算で270mm)の場合
次にHuawei P10のズーム限界である10倍にしました。
残念ながら設定の違いなのか?完全な等倍にはならなかったです。
ただHuawei P10は35mm換算で269mm、Huawei P30は270mmなので、ほとんど変わらないです。
まずはHuawei P10で撮影した写真です
続いてHuawei P39の写真です。
何度も書いている通り、写真の明るさが違います。
また灯台の輪郭で比較すると、有意な差があり、Huawei P30の方がくっきりしています。
たまたまHuawei P30で撮っている時に、遊覧船が帰ってきました。
遊覧船の船体に書いている『わんだーなると』の文字が確認できます。
こんなに繊細に撮れていると思わなかったです。
倍率30倍(焦点距離35mm換算で810mm)の場合
P10は10倍が限界でしたので、P30の限界である30倍でも撮ってみました。
厳密には35mm換算で802mmでした。電卓をたたくと29.7倍ですね。
30倍の写真です。
30倍にすると、流石に輪郭が若干あやふやです。
倍率0.6倍(焦点距離35mm換算で17mm)の場合
今まで倍率を1倍から上げましたが、Huawei P30には0.6倍もあります。
35mm換算で16mmらしいです。
そう思ったので、使ってみました。
まずは1倍(焦点距離27mm)です。
続いて、0.6倍(焦点距離16mm)です。
写真の端の歪みは気になりますが、とても広くて開放感がある写真になりました。
P30の写真を、倍率別に並べると
先程と同じ写真を、0.6倍、1倍、5倍、10倍、30倍で並べます。
同じP30のオート設定の写真ですが、1倍の写真だけとても明るいです。
これも理由は分かりません。
暗所に強い
今までスマートフォンで、暗所での撮影機会は、ほぼゼロです。
そのため自分には必要のない性能かもしれません。
Huawei P30への移行期に暗所での撮影チャンスがあったので、撮り比べてみました。
チーム8の広島県ツアーで、広島県広島市に行った際に、街中で撮影しました。
まずは建物の外壁で比較します。
2倍(35mm換算で54mm)くらいで撮影しました。(同じ倍率にするのを忘れました…)
まずはHuawei P10で撮影した写真です。
続いてHuawei P30で撮った写真です。
『広島市文化交流会館』の文字を見ると、写真の明るさの違いがよく分かります。
Huawei P10だとよーく見ると文字を確認できますが、Huawei P30だとはっきり確認できます。
鳴門市の港での写真同様に、Huawei P30の方が明るい写真でした。
Huawei P30で撮影した時に、AIのシーン設定が『夜景』だったはずです。
夜景なので、スマートフォン側で明るさを調整してくれたのかな?と思っています。
次に川にかかる橋の上から撮影しました。
倍率は同じ1倍(焦点距離27mm)です。
まずはHuawei P10で撮影した写真です。
続いてHuawei P30で撮影した写真です。
外壁で比較した場合より、全く違う写真になりました。
スマートフォンで撮ったとは思えないくらい写真でした。
建物の輪郭がはっきりしていますし、左の樹木の映り具合が違います。
どちらのスマートフォンもオートで撮影したので、この違いにはビックリしました。
サッカー観戦で暗所撮影がゼロなので、活きてくるのか?分かりませんが、買ってよかったなと思いました。
AIによるシーン別設定の精度が高い
Huawei P30のオート撮影だと、AIによるシーン設定が表示されます。(たまに表示が出ない時もあります)
『テキスト』や『草木』、『青空』など、非常に精度が高い印象です。
こんな設定あるんだ…と思うこともあります。
広島県でお好み焼きを食べた際に、比較してみました。
同じ1倍(35mm換算で27mm)で撮影しました。
まずはHuawei P10で撮影した写真です。
続いてHuawei P30で撮影した写真です。
AIのシーン設定は『フード』でした。
やはり明るさが違い、ソースの照りなど美味しそう感が出る写真になりました。
何の設定を変えているのか?分かりませんが、機種の違いを感じました。
また徳島県で阿波踊りの舞台を撮影した際には、AIのシーン設定は『舞台芸術』でした。
Huawei P30の写真のみです。
正直あまり信用していなかったので、AIのシーン設定が正しいのが驚きでした。
またAIのシーン設定の話とは異なると思いますが、舞台撮影する時の露出補正が要らなくなりました。
Huawei P10を使っていた時は、『プロモード』にして、測光を『スポット測光』に、露出補正を『マイナス』に設定していました。
試行錯誤の結果たどり着いた設定です。
Huawei P30だと露出補正の設定が不要になりました。
そうは思うものの、怖くてまだチャレンジしていないです。
スーパーマクロ機能で近くのものを撮影できる
開封した際に、記録用写真を撮っていた時に感じたことです。
一眼カメラで撮っていると、ついつい最短撮影距離より近くになってしまいました。
Huawei P30で同じような撮影をすると、AIのシーン設定が『スーパーマクロ』に変わります。
『スーパーマクロ』の設定のお陰なのか?近くのものも簡単に撮影できました。
知らなかった機能なので、とても便利だと思いました。
デュアルビューは、新しい動画撮影の形として面白い
カタログに書いていた『デュアルビュー』での撮影ですが、自分には使わないと思っていた動画の機能です。
デュアルビューとは、画面を2つに分割して、1倍と望遠で同時撮影します。
舞台から遠い席の撮影タイムで使ってみました。
広角側のピントが手前の手すりに合ってしまったのが残念です。
しかし舞台全体と拡大したい部分を同時撮影できるのは面白いです。
広角側、望遠側も明るさ補正をスマートフォンでやってくれるので、特に難しい作業はありませんでした。
サッカー観戦でも使ってみました。
このデュアルビューでの撮影では、自分が追っている望遠側が中心になります。
そのためスマートフォンの角度を変えると、広角側も画角も変わります。
4K撮影だとデメリットもある
動画を撮る場合、『HD画質の720p』と『HD画質の1080p』と『4K』の中から解像度を選択できます。
スマートフォンやカメラの初心者なので、
一眼カメラに比べて、スマートフォンのイメージセンサーは大きくないので、わざわざ4Kを選ぶのが適切なのか?分かりません。
解像度を4Kにしているからか?先程紹介したズーム性能やAIのおかげか?、Huawei P10に比べていい動画が撮れています。
いい動画が撮れることには非常に満足していますが、やはり4Kはデータ量が大きいです。
試しに撮った鳴門渦潮の動画は、2分56秒で0.88GBでした。
P30はSDカードが使えない(独自のメモリーカードになってしまう)ので、4Kの大きなデータ量は本体メモリーを残量を大きく減らします。
独自のメモリーカードを買えば、多少解決しますが、結局が同じ問題を抱えることになります。
また4Kの動画は、我が家のパソコンで再生できないことが分かりました。(パソコンが古いので…)
動画の解像度には気をつけないとダメだということを学びました。
まとめ
スマートフォンをHuawei P30に変えて、カメラ性能について思ったことを紹介しました。
まずはズーム性能が上がっていることに驚きました。
AIのシーン設定によってか?写真が明るくなり、オート撮影でもいい写真が撮れました。
動画撮影でも1手間省けたのが驚きで、性能の進化を感じました。
まだ使い道が決まっていないですが、デュアルビューは新しい形の動画で面白かったです。
悩みながらカメラ性能を重視して、高い機種にしたので、ちょっとした撮影でも楽しめそうです。
yas-miki(@yas-miki)