スタジアムでサッカーを観るにあたって悩むのが、
事前情報をどれくらい仕入れるか?ということだ
テレビ観戦であれば、放送局が準備してくれるので、
それを観ていれば、両チームのスタッツや傾向を紹介してもらえる
スタジアム観戦はそれがなく、
ベンチ入りを含めたメンバー紹介がある程度で、
仕入れられる情報は少ない
集めようと思えば、サッカー紙やインターネットで事前情報は収集できる
サッカー紙は情報がまとまっていて、
ちょっと予習していくには抜群の安定感がある
プロのライターが書いているので、
情報の公平性、確実性も高いと思う
インターネットは、情報量が格段に多いが、
有象無象の情報もあるのが難点だ
自分の中で確かだと思う情報源を持っていれば、
ほぼ無料で情報を得られるので、非常にありがたい
その反面、サッカーファンが書いた情報も多いので、
偏った見方に流されてしまう恐れもある
(このブログも偏っていると思う)
Jリーグであれば、スカパーのオンデマンドもあるので、
ラジオ的に使って、音声情報を集めながらという手もある
こうした事前情報は、あるに越したことはないと思うが、
あえて持たないということをオススメしたい
事前情報を集めることのメリットは、
試合に入りやすいということだ
例えば予想フォーメーションや直近のデータを持っておけば、
試合開始3分で、それを照合することができる
情報が正しいと分かれば、試合の流れを予想しながら観られるので、
ポイントを押さえた試合観戦ができる
メンバーの特長も仕入れておけば、
そのチームがやりたいことを予想することもできる
シーズンシートを持っていたり、観戦経験が長かったりすると、
そういった情報は、当たり前のように頭に残る
それは観戦経験の蓄積として、そのチーム・選手を定点観測することで、
相手を評価できるという利点がある
しかし悪い言い方をすると、色眼鏡で観てしまうことにもなる
例えば、「○番は代表選手」とか、
「このチームは攻撃的なサッカーをする」とか、
事前に情報をインプットすると、それに引っ張られる
他者が観ている観方を正にしてしまう傾向がある人だと、
「他者が評価しているのだから、自分も評価しないと」
という考えに陥りかねない
それはサッカー観戦の楽しみを奪うことではないか?と思う
まっさらな状態で試合を観て、
自分の感覚で判断することは、楽しいことだ
後々の情報として、
「○番は代表選手だけど、自分には響かなかった」とか、
「このチームのサッカーは楽しかったと思ったら、やっぱり評判がよかった」とか、
自分の感性と他者の評価を照合すればいい
それによって自分の価値観の立ち位置を測ることができる
サッカーに限らず、スポーツのスカウトの話として、
「ある有力選手を観に行ったら、別の無名選手に魅かれて、
その選手がスターになった」
という話はよく聞く
サッカーは自由度が高く、判断力のスポーツとも言えるので、
そういった他者の価値観との相違は起こりやすい
自分の評価を決めた上で、それを照合するのは、
サッカーの楽しみ方だと思っている
「自分の評価を決める」にあたっては、
事前情報は、邪魔なものとして映ってしまう
yas-mikiは、それが嫌なので、
事前情報はほとんど入れないようにしている
スタジアムでのメンバー紹介によって、スタメンを確認して、
試合が始まってから、フォーメーションをチェックして、
90分を通して、やりたいサッカーや選手の特長を理解しようとする
自分の考え、価値観を決めた後で、
試合結果の記事であったり、選手・監督コメントを観るようにしている
同じ価値観であれば、やはり嬉しいし、
違う価値観であれば、勉強になると思って、観戦経験の蓄積とする
(他者を正にし過ぎてはいけないと思うが・・・)
それを繰り返していけば、
解説に頼らない自分だけの観戦術ができるのではないか?
と思っている
ゴール裏で応援したり、俯瞰で観て分析したり、その場の雰囲気を楽しんだり、
サッカーの楽しみ方は、色々だと思う
この記事も一つの考え方をして、参考になればいいなと思う
yas-miki
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