
以前、「ANAの1マイルは何円の価値があるのか?」を調べました。
結果としては、次のリストの通りで、国際線の特典航空券が最も価値がありました。
- 国内線の特典航空券:1マイル=1.4~1.8円
- 国際線の特典航空券:1マイル=4.9~9.5円
- ANA SKYコイン:1マイル=1.0~1.7円
- 提携先のポイント・電子マネー:1マイル=0.5~1.0円
今回はマイルを貯めるポイ活アプリ『ANA Pocket』を使ってみましたので、「使い勝手のレビュー」や「実際にどれくらい貯まったのか?」を紹介したいと思います。
2025年5月では、1ヵ月で870マイルが貯まりました。
1ユーザの意見にはなりますが、読んでいただいていると嬉しいです。
Contents
ANA Pocketとは?
(公式ホームページより引用)
簡単に書くと、「ANA Pocket(ANAポケット)」は、全日本空輸(ANA)のスマートフォン向けアプリで、日常での移動を「マイルやギフト」に変えるポイ活アプリです。
公式ホームページを引用します。
日常のすべての移動でポイントがたまり、ポイントでハズレなしのガチャを回すとANAのマイルや他社ポイント、おトクなクーポンなどがもらえるスマートフォンアプリです。
移動距離に応じてポイントが貯まるアプリは他にもあります。
しかし同じ移動距離でも、徒歩や電車などの移動手段に応じてポイントが変動するのが特長です。
自動車や飛行機と比較して、電車や新幹線といった「ECOな移動手段」ほど高いポイントを獲得できます。
- 徒歩
- 自転車
- 電車、またはモノレール
- 自動車
- 新幹線
- 飛行機
これら移動手段は自動で記録されます。(間違っていた場合、変更申請ができます)
貯めたポイントは、「ANAマイル」やAmazonギフトなどの「デジタルギフト」と交換可能です。
ANA Pocketが特に使いやすい点は、「移動するだけでマイルが貯まる」という点です。
たとえば通勤や通学、買い物など、日常生活の中の移動ポイントになります。
会員プランの種類と違い
ANA Pocketはポイ活アプリですが、3つの会員種別があります。
- ANA Pocket Lite(無料)
- ANA Pocket(無料)
- ANA Pocket Pro(月額550円)
会員種別の特徴は、次の通りです。
会員種別 | 月額 | マイル交換 | 交換比率 | 電子マネー交換 |
---|---|---|---|---|
Pocket Lite | 0円 | × | × | 〇 |
0円 | 〇 | 1,000ポイントで2マイル以上 | 〇 | |
Pocket Pro | 550円(毎月5,000ptもらえます) | 〇 | 1,000ポイントで7マイル以上 | 〇 |
「マイルを貯める」という目的であれば、『Pocket』または『Pocket Pro』になる必要があります。
Pocket Proは有料ですが、交換比率は良いという特徴があります。
ポイントの貯め方
ポイントを獲得する方法は、次の10パターンです。
- 移動ログ(移動手段×移動距離)
- チャレンジ(特定の移動手段×特定の距離)
- チャレンジ(特定の場所へのチェックイン)
- 特定の歩数をトリガーにしたポイント獲得
- 広告視聴
- ログインボーナス
- アプリ内投稿
- ゲームのプレイ
- アンケート回答
- ミッションボーナス
- 友達紹介
ここではメジャーなポイント獲得手段である5つを紹介します。
移動ログ(移動手段×移動距離)
まずサンプルの画像を紹介します。
「移動手段(画像では電車と徒歩)」と「移動距離」が自動で記録されます。
そして移動手段×移動距離に応じたポイントが獲得できます。
移動によるポイントは、広告視聴などは必要なく、貯まっていくのが特長です。
チャレンジ(特定の移動手段×特定の距離)
こちらも、サンプルの画像を紹介します。
徒歩や電車、自動車といった移動手段ごとに、特定の距離を移動するとポイントが獲得できます。
ただポイント獲得にはエントリーが必要です。
「エントリー⇒移動」の順番で、「移動⇒エントリー」の場合はカウントされないので、注意が必要です。
また、多くのポイントを獲得しようとすると、広告視聴が必要になります。
出来る限り多くのポイントを獲得しようとすると、エントリーで1回、ブーストで5回、ポイント獲得で1回、合計7回の広告視聴となります。
ミッションの対象になるのは、先程も紹介した移動手段です。
- 徒歩
- 自転車
- 電車、またはモノレール
- 自動車
- 新幹線
- 飛行機
このチャレンジは、毎日更新です。
チャレンジ(特定の場所へのチェックイン)
こちらも、サンプルの画像を紹介します。
「Jリーグのスタジアム」や「プロ野球のスタジアム」、「新幹線の停車駅」、「空港」などが対象です。
指定場所でアプリを開いて、チェックインすると、ポイントを獲得できます。
しかし、ポイント獲得時に1回の広告視聴が必要です。
特定の歩数をトリガーにしたポイント獲得
こちらも、サンプルの画像を紹介します。
500歩ごとにポイントを獲得できます。
最高歩数は、500歩×40回=20,000歩です。
歩数のカウントは、毎日更新しています。
この方法も、多くのポイントを獲得しようとすると、広告視聴が必要です。
広告視聴
広告視聴は、1回50ポイントを獲得できます。
そして、最大視聴回数は、1日25回です。
マイルの獲得方法
これまでは、ANA Pocketでポイントを獲得する方法を紹介しました。
次に、ANAマイルを獲得する方法を紹介します。
- マイルガチャ
- 移動限定ガチャ
- マンスリーバッジ獲得の特典
マイルガチャ
貯めたポイントで回せるガチャです。
1回あたり1,000ポイントを消費して、ガチャを回すと、マイルを獲得できます。
ANA Pocket会員は、1回のガチャで2マイル以上もらえます。
一方、ANA Pocket Pro会員は、1回のガチャで7マイル以上もらえます。
移動限定マイルガチャ
1日1,000歩以上歩くと、移動限定マイルガチャを回せます。
スタートしてから3時間は、広告視聴1回につき1回ガチャを回し放題です。
ガチャの排出は、ANAマイル、またはANA Pocket抽選券です。
この抽選券は、「Amazonギフトカード」や「ファミマのお買い物券」の抽選に応募できます。
マンスリーバッジ獲得の特典
指定されたデイリーアクションを完了することで、「点数」が獲得できます。
その「点数」が、1カ月間に「50点以上」になると、今月限定の「マンスリーバッジ」が獲得できます。
点数の獲得方法は、次の3つです。
- ログイン
- チャレンジ(毎日更新のもの)
- 広告視聴
点数の獲得上限は、1日に2点です。
つまり、「ログイン」と「広告視聴」、「ログイン」と「チャレンジ」となります。
毎月1日の更新で、50点以上で、「マンスリーバッジ」を獲得できます。
3ヵ月連続で「マンスリーバッジ」を獲得すると、100マイル(または100ポケマネー)を獲得できます。
電子マネー(ポケマネー)の獲得も可能
何度か「ポケマネー」という言葉を出していましたが、アプリ内の電子マネーのことで、1ポケマネー=1円相当のようです。
ポケマネーは、「dポイント」や「Pontaポイント」などの他社ポイントに交換可能です。
ポケマネーの獲得では、会員種別による違いはありません。
マイル獲得とは話がズレてしまうので、今回は紹介しません。
実際にどれくらいマイルが貯まるのか?
2025年5月で『ANA Pocket Pro』をサンプルとして、どのくらい貯まったのか?を記録しました。
普段の通勤は、電車で片道10kmくらいです。
休日も大阪府内の移動くらいで、旅行には行っていません。
結果は、870マイルでした。
それぞれの日に獲得したポイントは、次の表の通りです。
10回マイルガチャを回しました。
また、マンスリーバッジを獲得し、100マイルを獲得しました。
一度、12,646ポイントを失効させてしまいました。
マイルガチャを忘れなければ、もう少し加算できたと思います。
『ANA Pocket Pro』のために550円を払い、870マイルを獲得したことになります。
先程紹介した、「ANAの1マイルは何円の価値があるのか?」の結論としては、特典航空券に交換であれば、1マイル1.4円以上の価値があります。
つまり870マイル×1.4円/マイル = 1,218円以上の価値があると言えます。
めちゃくちゃ得をしたとは言えませんが、550円は倍以上になって返ってきました。
使ってみての感想
1ヵ月使ってみた感じたメリット・デメリットを紹介します。
- 会費がかかるとは言え、会費以上のリターンがあることを確認できて、安心しました。
- 普段の移動がマイルになるのは、とてもお得だと感じました。
- 通勤・通学などで長距離を移動する方は、めちゃくちゃ得をするアプリです。
- 徒歩のチャレンジもあるので、散歩習慣の獲得につながるかもしれません。
- ポイント獲得方法が多いのもありがたいです。
- 「たくさん広告を視聴すること」が前提のアプリに感じられ、煩わしいです。
- ポイント獲得方法は多いですが、複雑に感じました。
まずは無料会員から始め、自分に合うか?試すことをお勧めします。
バッテリーの減りは…
ANA Pocketは、スマートフォンのGPSを利用して日々の移動を自動的に記録してくれる便利なアプリです。
しかし、「バッテリーの持ち」が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
特に「長時間移動した日」や「バックグラウンドで常に稼働している状態」では、他のアプリに比べてバッテリーの消費がやや多めに感じられることがあります。
個人的な感覚では、他の位置情報を扱うアプリと比較すると、バッテリーへの影響は少ないと感じました。
しかしバッテリーへの影響が気になる方は、「不要な時間帯はアプリをオフにする」、または「省電力モードを併用する」のも一つの方法です。
yas-miki(@yas-miki)