定期的にJリーグの試合を観戦していると、各クラブのユニフォームが気になります。
2ndや3rdユニフォームは何色なのかな?、どこのメーカーなのかな?、胸スポンサーはどこなのかな?…
そこで、ユニフォームサプライヤーに絞り、Jリーグの全クラブを調査しました。
時系列がないのですが、傾向がありそうな気がしました。
Contents
- 1 ユニフォームサプライヤーの調査方法
- 2 2024年シーズン ユニフォームサプライヤーの一覧
- 3 サプライヤー別の分布
- 3.1 PUMA(7クラブ)
- 3.2 adidas(5クラブ)
- 3.3 hummel(5クラブ)
- 3.4 PENALTY(5クラブ)
- 3.5 MIZUNO(4クラブ)
- 3.6 NIKE(3クラブ)
- 3.7 ATHLETA(3クラブ)
- 3.8 YONEX(3クラブ)
- 3.9 umbro(2クラブ)
- 3.10 KELME(2クラブ)
- 3.11 ASICS(2クラブ)
- 3.12 New Balance(2クラブ)
- 3.13 Soccer Junky(2クラブ)
- 3.14 UNDER ARMOUR(2クラブ)
- 3.15 bonera(2クラブ)
- 3.16 ANGUA(2クラブ)
- 3.17 GOLDWIN(1クラブ)
- 3.18 RAZZOLI(1クラブ)
- 3.19 Admiral(1クラブ)
- 3.20 gol.(1クラブ)
- 3.21 SQUADRA(1クラブ)
- 3.22 FINTA(1クラブ)
- 3.23 JOGARBOLA(1クラブ)
- 3.24 macron(1クラブ)
- 3.25 SFIDA(1クラブ)
- 4 調査して感じた傾向
- 5 まとめ
ユニフォームサプライヤーの調査方法
至って原始的に、各クラブの公式サイトで2024年シーズンのユニフォームを探しました。
サプライヤーに関する記事があるクラブ、ユニフォームのデザインを前面に出すクラブなど色々な紹介方法がありました。
2024年シーズン ユニフォームサプライヤーの一覧
調べた結果を、表にして紹介します。
全60クラブで、25のサプライヤーが採用されていました。
『PUMA』や『NIKE』のように国際的なサプライヤーから、『RAZZOLI』や『SQUADRA』のように地域発祥のサプライヤーまで様々なサプライヤーが採用されていました。
「各サプライヤーのシェア」を円グラフにしました。
「サプライヤー名」と「採用しているクラブ数」を記入しています。
(数字が入っていないサプライヤーは1クラブです)
最も多く採用されているのが、『PUMA』の7クラブでした。
次に多く採用されているのは、『adidas』や『hummel』、『PENALTY』の5クラブでした。
サプライヤー別の分布
次にサプライヤー別に、採用しているクラブを紹介したいと思います。
PUMA(7クラブ)
1948年にドイツで設立された会社です。
同じ会社「ダスラー兄弟製靴工場」から、PUMAとadidasに分かれた経緯があります。
川崎フロンターレ、横浜FC、清水エスパルス、京都サンガFC、セレッソ大阪、大分トリニータ、ロアッソ熊本の7クラブが採用しています。
adidas(5クラブ)
1948年にドイツで設立された会社です。
同じ会社「ダスラー兄弟製靴工場」から、PUMAとadidasに分かれた経緯があります。
ベガルタ仙台、FC町田ゼルビア、横浜Fマリノス、アルビレックス新潟、松本山雅FCの5クラブが採用しています。
hummel(5クラブ)
1923年にデンマークで設立された会社です。
ヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、ジェフユナイテッド千葉、ツエーゲン金沢、ガンバ大阪の5クラブが採用しています。
PENALTY(5クラブ)
1970年にブラジルで設立された会社です。
モンテディオ山形、湘南ベルマーレ、AC長野パルセイロ、アスルクラロ沼津、ファジアーノ岡山の5クラブが採用しています。
MIZUNO(4クラブ)
1906年に日本の大阪府で設立された会社です。
北海道コンサドーレ札幌、ヴァンフォーレ甲府、名古屋グランパス、徳島ヴォルティスの4クラブが採用しています。
NIKE(3クラブ)
1968年にアメリカで設立された会社です。
鹿島アントラーズ、浦和レッズ、サンフレッチェ広島の3クラブが採用しています。
ATHLETA(3クラブ)
1935年にブラジルで設立された会社です。
ブラウブリッツ秋田、栃木SC、東京ヴェルディの3クラブが採用しています。
YONEX(3クラブ)
1946年に日本の新潟県で設立された会社です。
柏レイソル、アビスパ福岡、テゲバジャーロ宮崎の3クラブが採用しています。
umbro(2クラブ)
1924年にイギリスで設立された会社です。
SC相模原、ギラヴァンツ北九州の2クラブが採用しています。
KELME(2クラブ)
1963年にスペインで設立された会社です。
いわてグルージャ盛岡、ザスパ群馬の2クラブが採用しています。
ASICS(2クラブ)
1949年に日本の兵庫県で設立された会社です。
ヴィッセル神戸、FC今治の2クラブが採用しています。
New Balance(2クラブ)
1906年にアメリカで設立された会社です。
FC東京、サガン鳥栖の2クラブが採用しています。
Soccer Junky(2クラブ)
2007年に日本で設立された会社、株式会社1009が展開しているブランドです。
水戸ホーリーホック、ガイナーレ鳥取の2クラブが採用しています。
UNDER ARMOUR(2クラブ)
1996年にアメリカで設立された会社です。
いわきFC、大宮アルディージャの2クラブが採用しています。
bonera(2クラブ)
1995年に日本で設立された会社、株式会社ボンボネーラが展開しているブランドです。
YSCC横浜、FC大阪の2クラブが採用しています。
ANGUA(2クラブ)
ANGUAは、三菱商事ファッション株式会社と株式会社Jリーグが展開する新事業で、特定のサプライヤーではない位置づけです。
「ANGUA(アングア)」は「A never give up attitude」の頭文字で構成されており、「決して諦めない、不屈の精神」というアスリートの勝利に対する気持ちと、ファンのチームや選手を信じる気持ちをイメージしています。
カマタマーレ讃岐、鹿児島ユナイテッドFCの2クラブが採用しています。
GOLDWIN(1クラブ)
1950年に日本の富山県で設立された会社です。
カターレ富山が採用しています。
RAZZOLI(1クラブ)
1961年に日本の岐阜県で設立された会社、三敬株式会社が展開しているブランドです。
FC岐阜が採用しています。
Admiral(1クラブ)
1914年にイギリスで設立された会社です。
ジュビロ磐田が採用しています。
gol.(1クラブ)
2001年に日本で設立された会社、株式会社ゴルジャパンが展開しているブランドです。
藤枝MYFCが採用しています。
SQUADRA(1クラブ)
1942年に日本の奈良県で設立された会社、株式会社アクラムが展開しているブランドです。
奈良クラブが採用しています。
FINTA(1クラブ)
1987年にブラジルで設立された会社です。
レノファ山口FCが採用しています。
JOGARBOLA(1クラブ)
2015年に日本で設立された会社、サッカードットコム株式会社が展開しているブランドです。
愛媛FCが採用しています。
macron(1クラブ)
1971年にイタリアで設立された会社です。
V・ファーレン長崎が採用しています。
SFIDA(1クラブ)
2006年に日本で設立された会社、株式会社イミオが展開しているブランドです。
FC琉球が採用しています。
調査して感じた傾向
3クラブ以上が採用しているサプライヤーは、海外の有名企業、または海外展開している日本の有名企業です。
一方、2クラブ以下が採用しているサプライヤーは、地元の会社が展開しているブランドも含まれます。
そこで、2024年シーズンのカテゴリー別に割合を計算してみました。
3クラブ以上が採用しているサプライヤーは8あり、35のクラブが採用しています。
2クラブ以下が採用しているサプライヤーは17あり、25のクラブが採用しています。
3クラブ以上が採用しているサプライヤーは、J1が46%、J2が34%、J3が20%でした。
2クラブ以上が採用しているサプライヤーは、J1が16%、J2が32%、J3が52%でした。
調査する年が変われば、割合も変わります。
ただ2024年に絞って見ると、有名なサプライヤーは上位のクラブとの契約が多いという傾向だと思います。
おそらく新興企業がサプライヤーとして参入する場合、「実績がない」、「高額な契約金を払えない」などの理由で下位カテゴリーのクラブと契約しているのかな?と感じました。
実績が伴えば、上位カテゴリーのクラブのシェアが上がってくるのではないでしょうか?
何年も追っていくと面白い結果になりそうです。
まとめ
Jリーグのユニフォームに関する疑問、「どのクラブがどのサプライヤーを採用しているのか?」。
Jリーグに参入している全60クラブのユニフォームサプライヤーを調査しました。
合計で25のサプライヤーが採用されており、7クラブで採用されている『PUMA』が最も多かったです。
次に多かったのは、5クラブに採用された『adidas』や『hummel』、『PENALTY』でした。
2024年のカテゴリーで分けると、多くのクラブに採用されるサプライヤーは、上位カテゴリーの契約が多い傾向がありました。
yas-miki